《玉楼春~君に詠むロマンス~》感想(ネタバレなし/あり)孫家の栄華と恋愛の行方は?キャラも展開も面白いロマンス時代劇!

宮廷古装劇,恋愛と策略系

他のドラマでヒロイン級の女優さんが脇役で多数出演。孫家の家族を中心にした人生模様が見応えありました。

※1話あらすじとキャスト紹介はこちら

玉楼春~君に詠むロマンス~(2021 全43話)4.5

(キャスト)バイ・ルー、ワン・イージョー、ラームーヤンズー、ジン・チェン、ジェイド・チェン、シュエン・ルー、チャオ・シン、タン・シャオティエン、他

スポンサーリンク

ネタバレなし感想

ドラマを観る前の【期待】以上に面白いドラマでした。中盤、終盤と予想つかない展開が続いていき、引き込まれました。魅力的だったり個性的だったりクセがあったりする人物が次々と登場し、巻き起こる陰謀や恋愛エピソードに私自身も感情を動かされました。けっこう展開が読めてしまうドラマもありますが、このドラマは私は全然読めず、「このあとどうなるんだろう??」と気になりながら、最後まで楽しめました。

特に感情を動かされたのは、とある悪女かな。こんなに腹が立つキャラ、久しぶりだわと思いました(笑)。しぶとくてしぶとくて…このキャラは必見です(笑)。

同じ【恋愛】でも相手次第で幸せにも不幸にもなり、幸せでも一つのきっかけで信頼が崩れたり。愛情を長続きさせるのは難しいからこそ、相手を思いやることが大事なのだと、改めて考えさせられるドラマでした。

スポンサーリンク

ネタバレあり感想

ネタバレしてます。ご注意ください。

少春と玉楼

序盤、父の汚名をそそぐために、泣きながら決意をして玉楼と別れる少春が切なかったです。玉楼が理由を知り、あっという間にその汚名をそそいでくれたのは頼もしかったですね。常ばあやの娘まで探しておいてくれるし、差し押さえられた屋敷も元に戻してくれたし、素晴らしすぎました!少春は秀女に選ばれないように花の過敏症を利用して顔を腫らして選考にわざと落ちて…そのときの顔がすごかったですね(笑)。ギャグのようでした(笑)。

少春はとても賢くて、色々な陰謀を見破ったり解決してくれて安心感のあるヒロインでした。でもさすがに桃夭には手こずっていて、ハラハラしました。

長公主が玉楼と婚姻したいと言い出し、玉楼がすぐに離婚届を少春に渡したときはびっくりしました。どういうこと??と少し玉楼に不信感を持ってしまった私ですが、その後、玉楼は長公主に嫌われようとする言動をしていて、そういうことかと理解しました(気づくの遅い 笑)。賢い少春は離婚届けを渡された瞬間、その思惑を感じ取っていたのがさすがでした。

少春と玉楼の恋愛は他のキャラが思いのほか波乱万丈で面白い恋愛エピソードだったせいもあり、少し印象が薄くなっていたんですが、最後はやはり存在感を発揮していましたね。私は本当に孫遜が少春の父を陥れ、常ばあやたちを殺したんだと思ってしまい、玉楼の言う通り二人は【心がすれ違ってしまった】と悲しくなりました。でもまさか少春と孫遜と陛下の大芝居だったとは!!年月は経ってしまったけど少春と玉楼が再会してハッピーエンドで本当に良かったです。でも梁京冠を欺くため、陛下のためとはいえ、この大芝居ってやりすぎじゃ…。他に方法なかったのかな…。

月紅と世傑

このカップルには本当にハラハラドキドキさせられました!!桃夭にはイライラムカムカさせられっぱなしで、顔を見るのも嫌になるくらいでした(笑)。

確かに月紅は悪い人ではないけど色気にかけるし、世傑が「無粋な妻」と言う気持ちは分かったけど…。でも、あまりにも桃夭があざとくて、計画的で、悪くて怖い女なので、早く悪事が皆に明らかになりますようにと願いながら見入っていました。桃夭は人買いから逃げ出したり、妓楼から逃げ出したり、なかなか退場しないでしぶとかったですね。世傑に「側室にしたい」と言わせたり、お腹の子が世傑の子とか言い出したり、世傑が桃夭に翻弄される様を見て、本当に恋愛は恐ろしいなと思いました。変な異性に捕まったら周りや家族にまで迷惑がかかる!(怖)。父に勘当され、道端で世傑が書画を売っても売れないなか、月紅は全てわからないように買い取り、彼の不幸を望んでないって言ったのは素晴らしかったです。世傑早く目を覚まして!と心から思いました。 

子供たちと一緒にいる月紅を忘れられない、一生一緒にいたいのは月紅だと世傑が言ったときは感動しました。ちょっと急な気もしたけど(笑)。結局、少春の筋書き通り、世傑が捕まったら桃夭は逃げ出して、色々バレて一件落着で大安堵でした!月紅と世傑が仲直り後すぐ子供ができ、二人がハッピーエンドで本当に良かったです!!

滴珠と俊豪

この二人も魅力的なキャラでした。まず、滴珠は序盤、玉楼を想う嫌なライバルとして登場かと思いきや、正々堂々としていて良い人だったのが意外で好印象でした。まさか、のちに俊豪のお相手として再登場とは。俊豪は本心とは裏腹に滴珠を遠ざけたり、不器用な感じが良かったです。俊豪が木の中に入れていた恋文が明らかになって、皆の前で読む滴珠は面白かったです(笑)。それにしても俊豪…これはかなり恥ずかしい(笑)。無事二人の想いが結ばれて良かったです。感動しました。谷野の存在も良かったです。本物の野狼で賈逢源の弟だったとは…。

孫貴妃と皇帝

貴妃が潘細娘の産んだ皇子を殺したって…。いきなりこんな難癖つけられて、古典的な罠(当時の太医が家族を人質に取られ、敵に脅されて嘘の証言した)でいきなり孫家存続の危機になるなんて…。最後の家族団らんの食事の場で、沈氏(母親)が若い頃、婚礼から逃げ出したと言って孫遜に婚姻を迫ったけど、婚礼から逃げ出したというのが嘘だったと話した時は驚きました。酷い!!!そのせいもあって孫遜と師匠は別れたのに…。でも最後だからと皆が次々と隠していたことを暴露していく展開は面白かったです(笑)。結局、貴妃は冤罪と分かって陛下は謝ってたけど、貴妃は信じてもらえなかったと心を閉ざしてしまい…。ひとつのことがきっかけで長く続いていた愛も簡単に終わるんだと、このカップルを見て怖くなりました。

このドラマで描かれていた様々な恋愛模様を教訓に、今後自分も気を付けていこうと思いました(笑)

コメント