《フライト・トゥ・ユー～君との距離〈マイル〉》感想！女性パイロットの成長と航空業界の恋愛が興味深い！

フライト・トゥ・ユー～君との距離〈マイル〉

台風が近づく、夜の鷺洲（ルージョウ）空港。雨雲の隙間を縫って、見事着陸を成功させた程霄（チョン･シアオ）は上機嫌だった。何しろ今日は誕生日だし、機長に昇格するための条件である 2700 時間の飛行をついに達成したのだ。鷺洲航空初の女性機長という栄誉に、間もなく手が届く――。しかし、そんな楽しい気分も長続きはしなかった。空港で鉢合わせした飛行部副部長の顧南亭（グー･ナンティン）から、さっきの着陸は無謀だったとダメ出しをされてしまったのだ。しかもタクシーが捕まらずに困っていた程霄の頼みに耳を貸すことなく、顧南亭は彼女を乗せずに車で走り去り…。

https://www.twellv.co.jp/program/china/flight-to-you/

ネタバレあり感想

航空業界を舞台にしたドラマは今まで観たことがなかったので新鮮で面白かったです。機長を目指すヒロイン・程霄（チョン･シアオ）が能力高く凛々しく素敵でした。

ヒロインの上司だった顧南亭（グー･ナンティン）は最初融通きかない堅物で、ヒロインと恋愛が始まる気がしませんでしたが（笑）少しずつ恋愛エピソードが始まっていくと、キュンとすることが多くなりました。意外なことに（？）中学生のような恋愛だなと思うことが多く…（笑）微笑ましかったです。

私としては三角関係にもう少し波乱が起きてほしかったです。倪湛（ニー・ジャン）の出番が意外と少なかったような気も…。時々、手をアップに映して登場人物の心情を表しているのが、このドラマ独特だなと思いました。

機内での色々なトラブルにはハラハラさせられました。李語珩（リー・ユーハン）が受けた乗客からのセクハラには腹が立ちました。それだけでなく、目撃者から会うことを要求されたり…。証言が欲しいから無下にも出来ないのはもどかしかったです。

機内で病人が出たエピソードは江韜（ジアン・タオ）の判断、そしてその結果の偽装工作など、嫌な気分になりました。現実にはこんなことは無いとは思いますが、乗客の命を最優先に判断してほしいですね。江韜は嫌なキャラでしたが、最後、きちんと罪を認め反省した姿にはホッとさせられました。

顧南亭の【目】のエピソードは、私としてはもっと早く程霄に事実を伝えてほしかったです。程霄の大事な時だから動揺させたくないという気持ちは分かったけど、結局、顧南亭の言動に不審を感じて動揺することになったわけだし…。

全体的にメインキャラの性格に好感が持てて、脇役は個性的で楽しくて、航空業界のエピソードも新鮮で、面白いドラマだと思いました。