《恋心は玉の如き》感想!(ネタバレなし/あり)夫婦愛が素敵で感動!伯爵の大きな愛が泣けるロマンス時代劇です

宮廷古装劇,恋愛と策略系

愛の始まりからその後が丁寧に描かれていて、夫婦愛が素敵な物語です。

恋心は玉の如き(2021 全45話 原題:錦心似玉)4.0

(キャスト)ウォレス・チョン、タン・ソンユン、タン・シアオティエン、ハー・ホンシャン、他

※1話あらすじとキャスト紹介はこちら

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ネタバレなし感想

十一娘と伯爵・徐令宜の夫婦愛がすごく良かったです。最初はお互い恋愛感情が一切なくて、この二人から愛が生まれるのが想像つかないくらいでした。でも心が通い合っていくエピソードが積み重なっていって見応えありました。

特に徐令宜の恋する姿が可愛くて面白くて良かったです。じりじり十一娘に迫る姿とむっつりな感じは必見です(笑)。

十一娘が嫁いだ先の徐家には色々あり、恐ろしい陰謀が待ち構えていますが、毅然と立ち向かっていく十一娘。夫・徐令宜が十一娘を信じて守る姿は泣けました。

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ネタバレあり感想(序盤)

※ネタバレしてます。ご注意ください。

徐令宜の正室だった元娘が自分の死後に正室の座が喬蓮房に渡らないように彼女を【側室】にして、十一娘に正室の座を継がせる計画を立てるという、こんな設定のドラマは今まで観たことがなかったので新鮮でした。元娘が死ぬ前「この家は色々ある。私の病気も奇妙だわ」と言ったときは、え!?そこも陰謀の可能性があるの!?と私はびっくり。出だしから徐家…怖!ってなりました。

十一娘と徐令宜の初夜。お互いぎこちないのが笑えました(笑)。(結局同衾してないけど)。その後、徐家で色々あるなか徐令宜が十一娘をたしなめたら十一娘はめちゃくちゃ流ちょうに言い返し(笑)、「口が達者だ」と徐令宜は呆れたり、二人は淡泊な関係でここから愛が生まれるのが想像つかなかったです。(十一娘は母の下手人を捜すため徐家に嫁ごうと考えたというのもあったし)。

喬蓮房の悪だくみのせいで十一娘が別院にいたとき、徐令宜が迎えに来て屋敷に戻るよう言ったり、馬車の中で「私の正室に不当な扱いは受けさせぬ」と言ったとき、十一娘が「少しは良いところもある」と思ったのは笑えました。十一娘のつった足を治そうとする徐令宜とそれを拒む十一娘は心が近づいてきてる感じがして、このあたりから恋愛的に私は楽しくなっていきました。

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楽しかった恋愛やり取り☆

徐令宜は十一娘から刺繍された靴を貰って以降、十一娘に好感を持ち始め…。わたし的に楽しかったエピソードを簡単に紹介します。

  1. 衣制作のため十一娘に体のサイズを測ってもらうときや、その他、十一娘と接触するとき徐令宜が嬉しそうで可愛かった(笑)。
  2. 十一娘の部屋にて。帰ってほしい十一娘と泊まりたい徐令宜のやり取り。湯あみの用意しますか?と言った侍女に、余計なことを!という表情する十一娘に気づいた徐令宜は帰ることにし、ホッとした十一娘に「嬉しそうだな」と言ったのは面白かった(笑)。
  3. 十一娘が看病疲れで眠った後、徐令宜が寝床に運び、そのまま抱きかかえるように一緒に寝てたのは笑いました。じりじり迫ってる感じとむっつりな感じが(笑)。
  4. 自分の部屋の窓を自分で割って(配下に割らせ)、修理するからその間十一娘の部屋で過ごすと言い出す徐令宜(笑)。
  5. 元娘の残した子・徐嗣諄と一緒に寝床で寝る十一娘を後ろから抱きしめる徐令宜。子供が起きるでしょと十一娘が言うと、ゆっくり愛しそうに後ろから抱きしめて目を閉じる徐令宜。翌朝「父上は怖がりで母上に抱き着いて寝ます」と皆に報告する子供(笑)。

少しずつ紡がれていく夫婦愛にほっこりしました。

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ネタバレあり感想(中盤)

元娘が亡くなったのは喬蓮房の悪事のせいだと明らかにするため、十一娘が懐妊のふりをしたエピソード。(←同衾もまだなのに笑)。徐令宜は【本当のこと】にしようと迫りましたが、さりげなく十一娘は拒み…。ここまで長く拒むとさすがに徐令宜が可哀想になってきました(笑)。喬蓮房が元娘に毒を盛っていたのが明らかになり、徐家から追い出されましたが、女二番手だろうにドラマから退場するのが意外と早いなと思いました。それにしても喬蓮房役の女優さんの子供のような【への字口】が憎らしくて良かったです(←褒めてる)。この女優さん特有の表情ですね。

十一娘に仙綾閣で刺繍を教え続けることをすすめ「そなたの喜びは私の喜びだ」と徐令宜は言い、夜祭でついに二人は口づけし…。ここまでが長かった(笑)。愛情と信頼関係が出来上がってホッとしました。

でも母の遺体に矢の傷があり、寺の現場に落ちていたのは徐令宜の矢だったと知った十一娘。「十一娘の母の死は自分のせいだ」と徐令宜が嘆いて、十一娘はショックを受け…。これって殺したんじゃなく、阻止できなかったのは自分のせいだって意味じゃないの??と私はすぐ解釈しましたが、十一娘が悩んでいくのがちょっと残念でした。徐令宜が殺すわけないでしょと。

仙綾閣で区彦行と一緒の所を見られ、徐令宜と言い合いになり、ハサミを首にやった十一娘が倒れた際に徐令宜の胸元を刺してしまったエピソード。十一娘の母の件で信じてもらえなかったことに徐令宜はショックを受け「最初から最後まで自分の一方的な想いだった」と言った時は、信じることが出来なかった十一娘のやるせなさに泣けました。なんであと少しでも信じることができなかったのかな?証拠的なものに動揺してしまったのかもしれないけど…。ここまで信じてもらえなかったのに、ハサミの傷は賊にやられたと言い張り、徐大夫人に公にせず調べさせないようにしたり、十一娘をかばい、守る徐令宜の愛情に心打たれました。

その後、色々調べ、十一娘が自分を疑うよう仕向けられたと納得した徐令宜。でも信頼されていなかったことに傷ついていて…。「自分に思っているのはお詫びと感謝だけか」と徐令宜に言われ、雨の中泣いて立つ十一娘。「心から悔やんでいる、失いたくない」と泣く十一娘に「先ほどは言葉がきつかった」と謝る徐令宜。ここでも謝る徐令宜に本当に十一娘が好きなのねと思いました(笑)。その夜、二人は初めて床入り。良かった…。ここまでが長かった…(泣)。

ネタバレあり感想(終盤)

区(おう)家の間者は秦石榴(徐令宜の側室)だったのは驚き!(まぁここらへんの女性が怪しいと思ってたけど)。

秦石榴は徐大夫人によって避妊薬を飲まされ、流産して子供を産めなくなったのと、徐令宜に愛されなかったのが恨みにつながり…。十一娘が言った「皆生まれつき不公平な運命と向き合う。それが嫌なら必死で闘うしかない。あなたは道を誤っただけ」はその通りだと思いました。徐令宜に愛されてる十一娘だって母を殺されたり辛い思いはたくさんしてきてるし…。でも秦石榴の場合、私はあまり責める気にならなかったかな。徐令宜も「粗末に扱い、すまなかった」と謝ってましたね。

この秦石榴の件と十一娘の侍女・琥珀の生き別れた姉の碧玉(徐令宜の側室だった)の自害の件もあって、徐令宜は自分が今まで側室に冷たかったことを反省するきっかけになったのは良かったのかなと思いました。

仙綾閣が闇取引をしたと陥れられたのは怖かったです。冤罪なのに証拠はそろってると言われ…。区家側に脅された証言者の存在だけで、十一娘が死罪に!?(なんかちょっと簡単だなと思った)。

このままでは徐家にも罪が降りかかると言われ、十一娘は徐令宜との和離書を提出し、徐令宜とは無関係とかばいましたが…。離婚については徐令宜も人に提案されて頭をよぎったけど、離婚する気はなく十一娘をかばっていて、本当に徐令宜の愛は深いなと思いました。(十一娘の行動も分かるけど)。

徐家のために身を投げ出してくれた十一娘のために徐大夫人は徐令宜と共に陛下に陳情し、死刑が1か月伸びたのはホッとしました。徐大夫人が十一娘を殺すなら自分を殺してと言うシーン等、良かったですね。徐令宜はその間に十一娘の無罪の証拠を集め、区家に追われ殺されそうになりつつも無事十一娘を助けることが出来て大団円!

「あなたの大きな愛で私は悔いなき人生を得た」十一娘はラストにこう言ってましたが、本当に徐令宜の愛は大きかった…。夫婦愛が素敵なドラマでした。

その他。男二番手・区彦行が意外と恋愛面で出番が少なかったですね。最後、琥珀がついていきましたが、いつか二人が結ばれるのも良いのかもなと思いました。

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