《馭鮫記(ぎょこうき)前編:月に君を想う》の続編です。
馭鮫記(ぎょこうき)後編:月に愛を誓う(2021 全20話 原題:恰似故人归)
(キャスト)ディリラバ、アレン・レン、シャオ・シュンヤオ、グオ・シャオティン、ファン・ジェン、ツーシャー、フー・イーシュエン、他
※馭鮫記(ぎょこうき)前編のあらすじ感想キャスト紹介はこちらです。
《馭鮫記(ぎょこうき)後編:月に愛を誓う》あらすじ
北淵では鮫族の王子・長意(ちょうい)に捕らわれた御霊師・紀雲禾(きうんか)が湖心島の雲苑に軟禁され、一族を守るために命を懸けた狐王・卿玄(けいげん)の仙体は目覚めるまで封印される。また、仙師府では顔に深傷を負った仙姫・汝菱(じょりょう)が仙師・寧清(ねいせい)の荒治療による痛みに苦しむ一方、汝菱を救った万花谷の谷主・林昊青(りんこうせい)はその功績を利用して彼女に近づき…。
https://www.lala.tv/programs/gyokouki_2/episodelist.html
ネタバレなし感想
アレン・レンとディリラバちゃん主演でキャスト的にとても視聴意欲のわくドラマでしたが、ストーリーはちょっと残念に感じる部分が多かったです。
前編と後編に分かれていて放送が数か月空いた分、色々忘れていて話に入りこめなくなりました。(前編と後編に分かれていなかったとしても、このドラマはちょっと分かり辛くて感情移入しにくかったと思うけど…)。
急に色々な設定が出て来て、しかもそれが重要(深刻)な内容だったり…。ちょっと都合が良かったり安易すぎる展開が多い気がしました。ドラマ製作者は視聴者(私)の感情の盛り上げ方が下手だなと思ってしまいました(失礼)。
その他。キスシーンが意外とあるなと思いました(笑)。ちゃんと唇が見えて本当にしてるっぽいので、あれ?アレン・レンってキスシーンちゃんとやるんだ?と驚きました。(今までは唇が見えないようなキスシーンをするイメージがあったので…笑)。
ネタバレあり感想:設定
※ネタバレしてます。ご注意ください。
私が急に出てきた設定だと思ったのは
- 紀雲禾が死んだあと、林昊青が森の中で見つけた狐が紀雲禾だったこと。(御霊師の体は消えたが仙体は再び得られるとかで)。
- 離殊が一族の責務で身を犠牲にして心灯に火をつけなければいけなくなったこと。(突然そんな責務知らされて可哀想だと思った)。
- 長意が凍結したあと、復活は出来ないと言われていたのに、菩提果で凍結を解かすことができて復活できたこと。(菩提果…いきなりラッキーアイテム出て来た…)。
…などです。ドラマチックな展開にするためにキャラを死なせたりするんだと思いますが、私は全然泣けなかったし、生き返って!!!と願うこともなく(←酷い)そういう展開なのね~くらいにしか思えなかったのが残念でした。
例えば菩提果のエピソードにしても、それで凍結解除できると皆が知って力を合わせてどこかに採りに行ったりして苦労して手に入れたならまだしも、いきなり天君が渡してくれるって簡単すぎて感動に繋がらなかったと思いました。
ネタバレあり感想:キャラ
そもそも、このドラマに出てくるキャラたちは【大事なことを黙って】いることが多くて、私としてはそこが共感できなかったです。紀雲禾が崖で長意に酷いことを言って剣で刺して落としたエピソードでも、長意は本心ではなかったと言ってほしいのに、紀雲禾は自分の命は長くないから今更綺麗ごとは言いたくないとか言って…。
離殊も雪三月に黙って天火捜しに行って身を犠牲にするし…。止められるからかもしれないけど、死んでしまうようなことをするのに大事な人に隠して行くのって私は嫌だなと思いました。
その他。林昊青が仙姫に一瞬で傀儡みたいにされたのには「弱っ」て思いました。なんだかよく分からなかったけど仙姫って強すぎでした。
紀雲禾が狐に生まれ変わり、子供から育っていく展開は良かったです。以前の記憶がなく、術で別人の顔(男に扮して)にしていたときに長意と再会。長意が紀雲禾だと気づいていく展開は面白く観ることができました。
ネタバレあり感想:最終回
紀雲禾は仙姫を滅ぼすために仙姫を体内に封じて火山に飛びこみ…。自ら犠牲になったのは悲しい展開でした。
でも死んでいった(死ぬ間際だった)キャラがほとんど生き返ったのはホッとしました。(洛洛まで死ぬのかと思った時は死なせすぎと思ったけど…)。離殊も生まれ変わって雪三月と再会できたし、林昊青も無事だったし、大団円といった感じでしたね。
紀雲禾と長意のラストは現実ってことで良いのかな?(長意の見ている幻とかではなく…)。紀雲禾はどうにかして火山の中から出てこられたのかな?このへん良く分からなかったですが、海に飛び込んだ魚みたいな二人は幻想的で良かったです。
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