《青雲志~天に誓う想い~》Ⅰ・Ⅱあらすじと感想(ネタバレなし/あり)出演俳優が豪華で圧倒される!正と邪の戦いの行方は?キャスト紹介も

武侠,ブロマンス,

出演俳優が豪華すぎる!!テーマ性のある武挟ものです。

青雲志~天に誓う想い~Ⅰ・Ⅱ(2016 全55話・全18話)4.0

(キャスト)リー・イーフォン、チャオ・リーイン、ヤンズー、チョン・イー、チン・ジュンジエ、マオ・ズージュン、アレン・レン、イーヤンチェンシー、リウ・シュエイー、TFBOYS、他

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《青雲志》あらすじ

……今から百年前、正道を代表する青雲門(せいうんもん)に魔教が攻め込み、青雲門は太古の神器【誅仙剣】の封印を解いて魔教を打ち破り、世の平和を守った……

ある日、青雲山の麓にある草廟村(そうびょうそん)の少年、張小凡(ちょうしょうはん)と林驚羽(りんきょうう) は追いかけっこをし、堂の中に駆け込む。堂の奥には赤い噬血珠を操る男がいた。その珠の影響か、急に驚羽の目の色が赤く変わり、彼は小凡の首を締める。男はそれを止め、驚羽は我に返るが、小凡たちはその見慣れない男を怪しみ、堂を立ち去る。

その夜、驚羽は黒衣の謎の男に連れ去られてしまう。それを見かけた小凡が追いかけると、驚羽は堂の前で中毒状態で倒れていた。その後、昼間出会った男が驚羽の毒の治療をしてくれる。すると黒衣の男が現れ「【あれ】を渡せば子供を見逃してやる。さもなければ村人を皆殺しにする」と男に言い放ち、二人は戦いになるが、激闘の末、黒衣の男は逃げ去る。その後、昼間出会った男は【天音術をこの子に継がせ青雲に送れば、我が心願も成就するやもしれぬ】と考え、小凡に自分の法術を伝授し…。

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ネタバレなし感想

(※ⅠとⅡ合わせた感想。ⅡはⅠの話の続きになっています)

まず豪華すぎるキャスト陣が凄かったです。メイン以外のキャストは知らずに見始めたので次々と登場する有名俳優たちに驚きの連続でした。(アレン・レンまで出てくるとは!)2016年の作品なので、今では主役級の俳優さんが脇役で出演しているんですよね。(脇役とは言え、それぞれ出番も多かったり見せ場もあります)本当に贅沢なドラマでした!!

話は【正道と邪道】をテーマに、見応えがありました。ⅠとⅡ合わせると73話にもなる長編ですが、私は飽きることなく、特に終盤、ラストは食い入るように見続けました。展開が予想できなくて、頭の中をフル回転させて、観終わった後は【ラストの意味】を色々考えました。

私の大好きな胸キュンラブ♪や、ときめくようなラブシーンがあるようなドラマではなかったんですが、男主人公とヒロインの恋愛が基本にあって、二人の愛の結末が気になって…。話もキャラも出演俳優も最後まで私の興味をひきつけました。

邪道の人間に生まれても悪いことは一切していないのに邪道扱いされたり、逆に正道の人間が邪道以上に酷いことをしたり。エピソードごとに敵味方が変わったり、どんな立場になっても変わらない仲間の友情も描かれていたり。その辺も良かったです。ちなみに《青雲志》の映画版(シャオ・ジャンが主役の)も鑑賞済みでしたが、ストーリー展開(エピソード?)はけっこう違った気がします。(うろ覚えですが…)映画版の感想はこちら

※このドラマは現在(2022/2)U-NEXTで配信中です。(本ページの情報は2022年2月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

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ネタバレあり感想

(※ネタバレしてます。ご注意ください)

小凡のキャラがとても良かったです。青雲門に入ったばかりの頃、師匠(田不易)に嫌われてると思って、料理を作って好かれようとするところや、師匠がちゃんと食べてくれてホッとするところ…母性本能をくすぐられました。皆から【できない子】扱いされ(実際できない子だったけど)七脈会武のときは、勝つことを期待されず「頑張るだけでいい」みたいなことを言われてモヤモヤする小凡。霊児への淡い恋心が破れたりもして邪な心が芽生えたり、エピソードが上手く作られてるなと思いました。中盤くらいまでは霊児や陸雪琪、碧瑶ら女性陣が小凡の良さを分かってくれないもどかしさを感じました。小さい頃、洞窟の下で倒れてた碧瑶に肉まんを投げてあげたのは小凡なのに、驚羽だと勘違いして小凡を邪魔者扱いする碧瑶には「早く真実に気づいて!」と願ったり。

でも小凡はどんどん心も技も成長して、陸雪琪、碧瑶に想われていき…私は嬉しくなりました。特に碧瑶は肉まんをくれたのが小凡だったから小凡を好きになるという順番ではなく、好きになった相手が肉まんをくれた相手でもあったという、この流れが良かったです。

Ⅰの最終話。青雲門と鬼王宗の決戦のとき。確かに以前、未来が見える井戸?で見えた光景だったかもしれないけど、道玄が誅仙剣で小凡を殺そうとして、かばった碧瑶が亡くなる…という展開はショックでした。Ⅱの序盤、青雲門の皆が青雲門に帰ってこいとか碧瑶の死を受け入れろとか小凡に言っていたけれど、あの後、小凡は鬼王側に助けられたんだし、青雲門に帰ったら道玄にまた殺されそうになるんじゃ?そもそも皆は道玄を責めないの?と私はモヤモヤ。まぁ、道玄はあのとき誅仙剣の邪気に影響されて、殺意を抑えられなかったとか理由があったようですが…。(でも許せない…。小凡の言う通り、道玄とは決着をつけてほしい)陸雪琪は終盤「あのとき助けられなくてごめんなさい」と謝ってましたね。陸雪琪が謝ることではないけども…皆あのときのことは思うことがあったようで安心しました。

小凡は鬼厲と名前を変えて、鬼王側のナンバー2になったりもしたけれど、すべての行動は碧瑶を生き返らせたいという思いで、10年後もその方法を懸命に探している姿に胸を打たれました。最終話。天地の霊気を集めて碧瑶の体内に…。ここで碧瑶は生き返るの?それとも生き返らないの…?10年間、碧瑶を生き返らせるためだけに生きてきた小凡の想いは報われるの?それとも…と、私は【結果】が怖かったです。

ラストは霊気によって碧瑶の体は起き上がったけど微動だにせず…。不安そうに見ていた小凡もじきに「やっぱり駄目か…」という表情に。でも碧瑶の閉じた瞼から一筋の涙が流れ…。これは視聴者の解釈に任せるというラストなのかな?素直に生き返ったってこと?ハッキリした終わり方ではなかったのは予想外でした。…私の場合、碧瑶は涙を流しても目は開けずに微動だにしなかったので、生き返らないんだと思いました。涙は【ここまで生き返らせようと頑張ってくれたのにごめんなさい】という感情(碧瑶の霊体の)の表れかなと。そう考えると悲しいですが…。(追記:でも鈴が光っていたのでこの後の復活を予感させていたのかもしれませんね)

全体的に。キャラも多くて、それぞれの立場や考えなど色々複雑な面もあるなか【正道と邪道】をテーマに壮大なお話がなかなか上手くまとまっていたと思いました。正道に属するから正義ではなく、邪道に属するから悪でもない。それを決めるのは【個人】、小凡の言った通りだと考えさせられました。

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《青雲志3》は??

(※ネタバレあります)

中国の記事を調べてみたら制作されていました。(でもまだ中国未放送)メインの3人の俳優が交換され(張小凡・碧瑶・陸雪琪)全80集とか…。(何で交換…それに長すぎ!)張小凡はハン・ドンが演じ、ほかの女性陣二人は私はあまり知らない女優さんでした。(一人は《天命~白蛇の伝説~》に出てたけど)

…というか、じゃあ碧瑶は生き返るってことなんですね(笑)私は悲観的にとらえすぎていた(笑)ちらっと話の概要を見てしまいましたが、どうやら3では陸雪琪がヒロイン的立場な様子…。小凡と碧瑶の恋愛ストーリーは一体なんだったの…(涙)いや、陸雪琪も小凡を想い続けてたわけだし、それが報われるなら良いのかもしれませんが…。

キャスト紹介

張小凡:リー・イーフォン

【できない子】扱いされる少年から頼もしい青年へ。演じる彼のプロフィールは↓

1987年5月4日 四川省成都市生まれ A型 身長181cm 体重66kg 四川電影電視学院卒業(出演ドラマ)镜·双城、盗墓笔记、古剑奇谭(古剣奇譚~久遠の愛)、他

2007年東方衛視のオーディション番組《加油!好男儿》で全国決勝で8位を獲得しデビュー。

碧瑶:チャオ・リーイン

鬼王の娘。小顔で可愛い女の子。恋愛にもまっすぐ!演じるのはチャオ・リーイン↓

陸雪琪:ヤン・ズー

めったに笑わない青雲門の師姉。演じるのは↓

林驚羽:チョン・イー

小凡の幼馴染。子供の頃から武術の腕前が高かった青年。演じるのは↓

その他

  • 曾書書:チン・ジュンジエ
  • 秦無炎:マオ・ズージュン
  • 六尾:アレン・レン
  • 小七:イー・ヤンチェンシー
  • 萧逸才:リウ・シュエイー

皆、こちらのリストにプロフィール他が載っています↓

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