《馭鮫記(ぎょこうき)前編:月に君を想う》あらすじと感想(ネタバレなし/あり)キャスト紹介!御霊師と鮫人の仙界ファンタジー

神仙,ファンタジー,ロマンス系

ファンタジーな設定と映像が印象的なドラマです。

馭鮫記(ぎょこうき)前編:月に君を想う(2021 全22話 原題:与君初相识)3.0

(キャスト)ディリラバ、アレン・レン、シャオ・シュンヤオ、グオ・シャオティン、ファン・ジェン、ツーシャー、他

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《馭鮫記(ぎょこうき)前編:月に君を想う》あらすじ

仙界に天仙と地仙が誕生した。天仙は秩序を守り、地仙はしばしば禁を犯す。そのため掟を破る者たちを教化する天仙の精鋭が御霊師だった。天仙の世界では地仙との恋は御法度。万花谷ではこの禁令が順守されていた。

万花谷の御霊師・紀雲禾(きうんか)は、掟破りをした姑獲鳥(こかくちょう)の前に現れ、降参しなさいと告げる。二人が対峙したあと、紀雲禾は姑獲鳥を陣へ引き込むため雛鳥の阿音を手もとに乗せて見せる。返してと叫ぶ姑獲鳥に「追いつけるかしら?」と言葉をかけて走りだす。

紀雲禾は他の御霊師たちのいる場所に姑獲鳥を誘い出し、皆で陣を張り姑獲鳥を捕らえる。仙師が「羽毛に傷をつけるな。仙姫羽毛を御所望なのだぞ」と伝えた際、陣が緩み、姑獲鳥は反撃をしてくる。しかし紀雲禾は「阿音はここよ」と、雛鳥を再度目の前に差し出し、姑獲鳥の動きを止める。卑怯者、阿音を傷つけたら許さないと怒る姑獲鳥。「子を思う親心ね。感動的な言葉だわ。この雛は阿音じゃないのに」紀雲禾は告げる。「120年前の大火で阿音は命を落とした。これは灌灌鳥(かんかんちょう)の雛。盗んだのね。自らを欺きこの雛に阿音への愛を注いだ。別れの辛さを知りながら親から引き離すとは」紀雲禾は冷静に語りだし…。


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ネタバレなし感想

22話という短さのわりに登場人物も多く、今まで見たことのない設定なのもあって、最初はなかなか内容が頭に入ってきませんでした。御霊師だけでなく、仙師とか仙姫とか仙侍とか〇〇王子とか…立場の呼称も多かったし、鮫人の存在もファンタジーすぎて慣れなかったり(これは《コクジュ夫人》で少しは免疫があったけど…笑)。

キャラは主役の二人より脇役のほうが魅力的に感じました。ディリラバちゃんとアレン・レンが主役なのに…。長意(男主役)が私の好みじゃなかったせいもあるのかな…。

もしかしたら後編で面白くなるのかもしれませんが、全体的に期待していたよりは楽しめなかったです。

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ネタバレあり感想

※ネタバレしてます。ご注意ください。

鮫人・長意を【仙姫に臣服させる、尾を断ち永遠に海へ帰さない、鮫珠を献上させ反逆を封じる】ため、紀雲禾は長意の教化の担当をしますが、純粋な長意と接しているうちに罪悪感を感じる姿は共感できました。(仙姫は長意にこだわり過ぎだと思いました。恋愛感情があったわけでもないのに)。それにしても長意の体…あれはCGだよね?綺麗な胸筋で驚きました(笑)。

紀雲禾と長意は、けっこう早くお互い好きになっていった様子でしたが、出会ったばかりだしそんなに会っている時間も多くなかったので、私は【薄い感情】に見えてしまいました。長意の言葉がたどたどしかったのもあるけど、ちょっとアホの子っぽく見えた(失礼)ので素敵に思えなかったし…。長意のちょっとした行動(花をくれたり純粋な行動)くらいで紀雲禾が長意を好きになるのが簡単な気もしました。焼き芋を食べていたとき、長意が焼き芋を下半身の上に落として火傷してしまい「撫でて治す術は?」と純粋に問いかけ「そこには使えない」と返した紀雲禾には笑いました(笑)。何なのこのエピソード!!(笑)。

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脇役が魅力的

このドラマはたまに笑える恋愛系エピソードが出てきましたね。洞窟内に閉じ込められた洛洛と空明のエピソードはすごく良かったです。温まるため洛洛が口づけで空明に酒を飲ませ、その後も強引に絡む洛洛が可愛かった(笑)。それにしてもまさか空明にこんな恋愛エピソードが起きるとは…。ビックリしました。

離殊と雪三月も良かったです。十方陣を捜していた離殊に騙されていたと思ってしまった雪三月だったけど、最後に彼女をかばい離殊が死んでしまうなんて。(生き返ったけど)。離殊のあまり言葉にはしない暖かい愛と、雪三月の不器用で素直になれない愛がとても良かったです。

ラストは…

寒霜を支配していたのは仙師だったというのは驚きました。(谷主も支配されていたとは)。仙姫の所に行かなければならなくなった長意を逃がすため、嘘を言って冷たくする紀雲禾。「何か訳があるなら言ってくれ」と懇願する長意に「鮫人の御霊はもう終わった。あなたを騙すことにも飽きた。あなたに言った一字一句は全部でたらめよ」こう冷たく返して…。紀雲禾は長意のためとはいえ、理由をきちんと話してどうにかできなかったのかな?紀雲禾は本当に(本心じゃないにせよ)酷いことを長意に言いまくっていて可哀想になりました。そのうえ刺して崖から突き落として…。長意からしてみたら本当に裏切られたと感じて恨むのは納得。その後、クールな性格、雰囲気になってしまった長意でしたが、私はこっちのほうが好みでした(笑)。

紀雲禾と仙姫が対決し、紀雲禾が殺されたと思った時に九尾狐になったのは驚きました。意外な展開!この設定が後編に関わるのかな?

最後、長意は仙姫の攻撃から紀雲禾を助け、【紀雲禾の命は私のものだ】と言って北淵に連れて帰り、自由を奪いましたが…。長意は紀雲禾が裏切った行動は、自分のためにしたのだと薄々分かっているのかな?後編がどうなるのか気になります。

《馭鮫記(ぎょこうき)後編:月に愛を誓うの感想はこちらにあります↓

キャスト紹介

紀雲禾:ディリラバ

長意:アレン・レン

林昊青:シャオ・シュンヤオ

1988年3月23日青海省西寧市生まれ 身長185cm 青島旅游管理学院卒業

(出演ドラマ)长月烬明、鬼吹灯、天醒之路(天醒の路)、他

2010年M.I.C.男团としてデビュー。(←メンバーにタン・ジェンツーがいるグループ)

離殊:ツーシャー

1997年5月3日涼山イ族自治州生まれ 身長180cm 体重70kg 四川電影電視学院卒業

(出演ドラマ)绣春刀·山河之影、玉骨遥、一生一世(美人骨~後編:一生一世~)、他

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