【中国映画】閃光少女Our Shining Daysのあらすじと感想!音楽学校を舞台にした演奏と恋の青春物語。

ラブ史劇,現代ラブコメ,青春家族系

《恋する星の王子様》のヒロイン シュー・ルー(徐璐)主演の映画です。上海国際映画祭メディア大賞で最優秀作品賞、新人監督賞、新人女優賞、助演女優賞、脚本賞の五部門を制覇

閃光少女 Our Shining Days(2017:102分)4.5

キャスト シュー・ルー(徐璐)、ポン・ユィチャン(彭昱畅)、ルオ・ミンチエ(駱明劼)、他

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あらすじ

音楽学校の【伝統音楽部】揚琴(ヤンチン)科 二年生のチェン・ジンはメガネ姿の元気な女の子。ある日、不倶戴天の敵である西洋音楽部と伝統音楽部が喧嘩になるなか、聴こえてきたピアノの音色の持ち主ワン先輩に一目ぼれをする。ジンの一番の男友達、打楽器課二年のリ・ヨウは「西洋音楽部と伝統音楽部の恋愛は今まで一度もない。向こうは僕らをバカにしてる。こっちも相手を嫌ってる」と忠告するが、誰も私の恋を止められないと浮かれるジン。

ある日、西洋音楽部がホールで演奏会をすることになり、ワン先輩のピアノの譜めくり役に立候補するジン。演奏会終了後、さっそくジンは先輩に告白するが「専攻は?」と聞かれ「揚琴です」と答えると「揚琴が楽器?」と馬鹿にされ、迷惑だと振られてしまう。ジンはショックを受けるが「音楽を学んでるのに揚琴も知らない。しかも私をバカにするなんて」と怒りがわいてくる。そして「揚琴が何か先輩に教えてやる!」とジンはバンドを組むことにする。貼り紙をしてメンバーを募るが皆はバイトや補習があると言って断る。男友達のリ・ヨウは「僕がいるよ」と言い、バイトや補習のない502号室の寮に住む二次元に夢中なコスプレ集団の後輩に声をかけることを提案し…。

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ネタバレなし感想

アマゾンプライムで評価が良かったのと、賞をたくさん獲っている作品とのことで観てみましたが…本当に面白かったです。自分の【楽器】を愛し奏でる姿がとても感動的でその音色に聞き入ってしまいました。中国の伝統楽器って見た目といい音といい素敵ですね。恋愛面もほっこりするような関係が描かれていて良かったです。【コスプレ集団】というちょっとオタク要素も未知の世界で興味を惹かれました。音楽や好きなことに一生懸命になる姿、青春ていいなぁとしみじみしてしまいました。

この映画が好評だったからか2019年に中国でドラマ化されてますね。(闪光少女)男二番手のワン先輩にあたる役でワン・アンユーが出演しています。

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ネタバレあり感想

ネタバレしてます。ご注意ください。

最初はヒロインと誰の恋愛が描かれるのか予想がつきませんでした。嫌な感じのワン先輩が改心して恋愛になっていくパターン?それともまさかこのヒロインの横にいる冴えないカッコ悪い男が相手?ルックス的にないかと思ったり。(酷い…)しかし…歯の矯正器具と眼鏡をとったら可愛い系のイケメンになった!!!(嘘でしょ!!)舞台で急にダサい服を脱いで眼鏡をとったとき、本当にカッコよくなって驚いたと同時にちょっと胸キュンしてしまいました。本当に漫画みたいにギャップにやられることってあるんですね(笑)

ジンとヨウがウォーターサーバーの水を外して、熱湯部分でしゃぶしゃぶしたり、肉をヘアアイロンで焼く姿には度肝を抜かれました。(その発想スゴイネ!)キャンドルの灯が燃え盛ったときすぐさまヨウが消火器で消してくれて、ワン先輩に文句を言ったシーンもよかったですね。

コスプレバンド仲間とは最初はフィギア買ってあげるからというので始まりましたが、終盤はフィギアいらないから続けたいと思うくらいになっていて、そのあたりの友情も良かったです。

私が一番見入ってしまったのは、伝統音楽部と西洋音楽部の演奏対決です。廊下で急に始まった対決。迫力あったし曲も良かったし、途中ラッパ?みたいなので演奏を乱されて戸惑う西洋音楽部に対し、臨機応変に対応して盛り上げた伝統音楽部。こういう流れがセリフなしで描かれていてすごく良かったです。ラストの演奏会での伝統音楽部も千指様の琴演奏はカッコいいし、鐘が連なった楽器も中国っぽくて良かったし、CG萌えキャラみたいなのがピュンピュン舞台を飛び回って、映像も派手で良かったです。

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