《劉皇后の仰せのままに》(全36話 2022年 原題:我叫刘金凤)の序盤(1~3話)あらすじ・キャスト紹介です。(※中国語字幕で観ているので私なりの訳になっています)
《劉皇后の仰せのままに》序盤あらすじ
~1話~
美男子と有名な皇帝・段雲嶂(だん・うんしょう)が成人するため、皇后候補の令嬢選びが行われる。全ては宰相・劉歇(りゅう・けつ)が決めるだろうと民は噂する。
仙葩(せんぱ)村では男が早世するという呪いがあった。趙神婆のお告げにより災いを避けるために、黒胖(こくはん)と幼馴染の魚長崖(ぎょ・ちょうがい)を結婚させようとする村民たち。しかし黒胖は【私は宣郎と婚約している】と拒否。宣郎は会ったことのない長年の文通相手で、離れて暮らす父が決めた婚約者だった。村のためにも早くその相手と結婚するよう村長は急かし、黒胖は都にいる父・劉歇に会いに行く。
皇宮では劉歇が【自分の娘を皇后にするよう】段雲嶂に要求していた。「もし拒んだら?」段雲嶂が問うと「その王位は安定しないでしょう」劉歇は答える。その後、段雲嶂は劉歇の屋敷に忍び込み、娘・劉白玉(りゅう・はくぎょく)の美しい顔を見て【皇后に合格】だと思う。
黒胖は父・劉歇と対面する。劉歇は【宣郎は皇帝】だと明かすが、黒胖は彼の身分は気にしないと答える。黒胖は劉金鳳(りゅう・きんぽう)に改名し、翌日の結婚式に臨む。
翌日。婚礼の儀は進み、寝床に並んで座る二人。段雲嶂が花嫁の顔を隠している赤い布をめくると劉白玉とは似ても似つかぬ顔が現れ驚愕する。劉金鳳は彼を押し倒し口づけしようとし、段雲嶂は助けを呼ぶが誰も来ない。皇后になりすましていると問い詰める段雲嶂に【私たちは婚約して文通していた】と劉金鳳は説明する。暗殺者がバカげた言い訳をしてると反論され、劉金鳳は戸惑う。宣郎が描いて送ってくれた姿絵や扇子を見せると、段雲嶂はそれらは失くしたものだと気づく。口づけしようとしてくる劉金鳳を段雲嶂は叩いて気絶させる。
段雲嶂はすぐさま劉歇を呼びつけ「私の婚約を偽造した」と責める。「婚約は本物で娘も本物です」劉歇は答える。
~2話~
翌朝、段雲嶂は劉金鳳に【劉歇に二人の娘がいるとは聞いたことがない】と説明を求める。「私も父が劉歇だと知らなかった」劉金鳳は言う。宣郎と劉金鳳が5年間も文通していたと知った段雲嶂は驚く。
劉白玉が【皇帝と皇后】の結婚祝いで皇宮を訪れ、太后一同は皇后が劉白玉ではなかったことにショックを受ける。その後、段雲嶂と劉金鳳が挨拶にやって来るが、太后は劉金鳳を拒絶する。「劉歇は劉白玉ではなく劉金鳳を妻にするよう要求しました」段雲嶂は説明する。劉白玉が【何かあれば父が劉金鳳の後ろ盾になると言っていた】と伝えると、太后は態度を変え劉金鳳を受け入れる。
段雲嶂は劉金鳳に手紙のことを聞かれ、大病を患ったせいで手紙のことを何も覚えていないと適当に言う。【私といればきっと思い出す。父にあなたが皇帝だけど結婚するかと聞かれたけど、あなたの身分は関係ないと答えた】と話す劉金鳳に段雲嶂は苦笑いする。「あなたの笑顔を初めて見た」劉金鳳は嬉しそうに笑い「手紙で顔にキスしたいと言っていた」と彼に顔を寄せる。段雲嶂が固まると、劉金鳳は彼の顔を自分の手でつかみ自分の頬にキスさせる。はしゃいで駆けていく劉金鳳と唇をぬぐって怒る段雲嶂。
その頃、太后は劉歇に抗う力がない自分のせいで劉白玉と結婚させられなかったと落ち込んでいた。太后の妹は【劉白玉を皇宮にとどまらせれば、段雲嶂が彼女を妃にすることができる】と助言する。
その夜、魚長崖の元に劉歇が来て「劉金鳳が書いた手紙を回収したい」と言う。「彼女が私にくれた手紙を回収する必要はない」魚長崖が答えると【劉金鳳はお前ではなく宣郎に書いた。持つべきではない感情を持つな】と劉歇は咎め「今日から私たちの長年の計画を開始する」と宣言する。
翌日、段雲嶂は劉金鳳から渡された【宣郎が劉金鳳に送った手紙】を配下に見せる。「劉歇はこれらを偽造した。でも手紙のなかの私の生活の詳細は本物だ。劉歇が私の言動を把握していることを意味する」「皇后は劉歇のスパイでしょうか?」配下は問い「劉歇は大きな計画があるに違いない」段雲嶂は断言する。
~3話~
劉金鳳は侍女と共に天文台に行く。そこにあった鐘を拭こうとすると鐘が鳴ってしまい、その場にいた案内人は青ざめる。この鐘の音は地震を知らせるものだった。宮廷の皆はパニックになり逃げ惑う。
太后は皇宮に劉白玉を呼び、庭で談笑していた。太后は彼女に宮廷に移らないかと誘う。父に聞いてから決めると劉白玉は答える。その後、配下が地震の鐘が鳴ったと知らせに来る。
武術の練習をしていた段雲嶂のもとに戻ってくる劉金鳳。そこに地震の知らせが入り、段雲嶂は母の元へ急ぐ。皆がパニックで逃げ惑うなか劉白玉は押されて池に落ちそうになり、段雲嶂に助けられる。
そんななか天文台の案内人が来て【地震じゃなくただの誤報】だと皆に知らせる。その後、鐘を鳴らしたのは劉金鳳だと明らかになる。太后は大したことではないと言い、案内人も皇后は故意にやったわけではないとかばうが、段雲嶂は「無知ゆえ多くのミスを犯した」と劉金鳳に禁足を言い渡す。「私に会いたくないから罰を与えるんでしょ」劉金鳳は言う。段雲嶂は太后と太妃に謝罪をすれば罰を与えないと言い返し、劉金鳳は跪こうとするが捻挫のため足を崩す。「こんなこともできなくて10日後の宴はどうする」と段雲嶂は咎め、劉金鳳は立ちながら太后に謝罪する。
劉金鳳は部屋に戻って泣く。手紙では優しい人だったけど装っていたと思う劉金鳳。足が痛いため横になっていると足に軟膏が塗られる。「侍女は良くしてくれる。あの人とは違って。もう彼に会いたくない」こう言うと「なら先に行く」と段雲嶂の声がする。軟膏を塗ってくれていたのは段雲嶂だった。驚いて起き上がる劉金鳳。「禁足の罰は宮廷の規則を学ばさせるため。この機会に規則を覚えてください。今後参加する宴や儀式はたくさんある」段雲嶂の言葉に「私のための罰だったのね。誤解していた」と劉金鳳は喜ぶ。段雲嶂が部屋から出ていくと劉金鳳は侍女に「陛下はやっぱり私を愛してるのかしら」と満足そうに微笑むのだった。
序盤の感想
ヒロインのルックスが新鮮でした。(ちょっと玉楼春を思い出した)。コメディチックな演技をする彼女を細~い目でにらむ皇帝(リー・ホンイー)も味があって良かったです。宣郎と五年も文通していたってすごいですね。でも実際は宣郎(段雲嶂)ではなく魚長崖が相手だったとは…。手紙で好きになったなら魚長崖のことを好きってことにならないのかな?(生活ぶりは宣郎のことを書いてたみたいだけど)。
でも皇帝・段雲嶂のイケメンぶりにメロメロ(笑)のようなのでやっぱり劉金鳳は段雲嶂が好きということなんでしょうね。段雲嶂は出だし(3話)から軟膏を塗ってくれたり、とても優しいですね。普通に二人のハッピーエンドが想像できましたが、劉歇の陰謀で大変なことになるのかな?今後の展開も楽しみです。
※全話視聴後の感想はこちらです。
キャスト紹介
黒胖・劉金鳳:リー・ジアチー(ラームー・ヤンズー/辣目洋子)
1995年8月24日内モンゴル自治区通遼市生まれ AB型 身長162cm 体重62kg 重慶大学新聞学院(放送テレビ学)卒業
(出演ドラマ)玉楼春(玉楼春~君に詠むロマンス~)、骊歌行(大唐流琉~宮廷を支えた若き女官~)、我好喜欢你(運命のキスをお願い!)、成化十四年(成化十四年~都に咲く秘密~)、他
2017年コメディドラマ《生活大爆炒》で芸能界入り。俳優になることは考えておらず、芸術家や監督になりたかったそう。大学で初めて演技を体験し、撮影した映像が注目を集めたとのこと。
※こちらの《玉楼春》の記事にもここには書かれていない彼女の紹介があります。
段雲嶂(だん・うんしょう)役:リー・ホンイー
魚長崖(ぎょ・ちょうがい)役:バイ・シュー
1993年12月28日北京市海淀区生まれ 身長179cm 上海演劇学院卒業
(出演ドラマ)少年歌行、山河月明、天龙八部(天龍八部)、与君歌、琉璃、听雪楼、他
段雲重(だん・うんちょう)役:グオ・チョン
8月18日四川省生まれ(出演ドラマ)君子盟、陈情令(陳情令)、狄仁杰之四大天王、且听凤鸣(鳳舞伝)、回来的女儿、他
沈傲(しん・ごう)役:チー・ペイシン
1997年5月25日湖南省永州市生まれ(出演ドラマ)长安少年行(尚芸館の五つ星 プリンスとのナイショの恋)、淑女飘飘拳(お嬢さま飄々拳 ~プリンセスと御曹司~)、陈情令(陳情令)、一不小心捡到爱(うっかり拾った恋なのに)、他
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