《風起花抄~宮廷に咲く琉璃色の恋~》あらすじと感想(ネタバレなし/あり)キャスト紹介!男装ヒロインの恋愛と陰謀の宮廷ラブ史劇

宮廷古装劇,恋愛と策略系

出だしの陰謀展開と、男装ヒロインの恋愛模様が良かったです。

風起花抄~宮廷に咲く琉璃色の恋~(2021 BS版全40話/中国版全45話 原題:风起霓裳)3.5

(キャスト)グーリー・ナーザー(古力娜扎)、ティミー・シュー(許魏洲)、ジャオ・シュンラン(趙順然)、他

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《風起花抄~宮廷に咲く琉璃色の恋~》あらすじ

唐の貞観11年。如意衣装店の評判を聞き、才人に封じられ入内する武元華(ぶげんか)が婚礼衣装の注文に訪れる。宮中の衣装は荷が重いと渋る店主に「なぜ母上の腕をそんなに卑下するの。誰よりも優しい母上の腕は天下一です」と安四娘(あんしじょう)の娘・琉璃は言う。

一方その頃、尚服局(しょうふくきょく)では(りん)尚服が楊妃(ようひ)の皇后冊封の噂の件で憂いでいた。後宮での楊妃の立場は微妙で尚服局は軽んじてきたため、その楊妃が後宮の主となったら尚服局への風当たりが強くなると悩んでいたのだった。

楊妃の歓心を買う策はございます。楊妃のために冊封の儀で着る褘衣(きい)の用意を」卓錦娘(たくきんじょう)は林尚服に言う。「陛下が聖旨(せいし)を下されていないのに褘衣を作ったら、分を超える大罪だわ」林尚服は反論するが【聖旨が下ってから褘衣を作ったら当然の務めだと思われるだけ】だと卓錦娘は言い返す。「私は安大家の唯一の弟子です。師匠は数年前に尚服局を去ってからこれまで行方が知れません。師匠に代わり褘衣を作れるのは私だけです」卓錦娘の言葉に、林尚服は「お前の作る褘衣で皇后の歓心を買えたならお前に尚服局大家の座を与えても良い」と了承する。

その後、卓錦娘は完成した褘衣を林尚服に見せるが、衣を見た林尚服は【師匠の10分の1の実力もない。雲泥の差】だと怒り「尚服局を救いたいなら安大家を探しなさい」と命じるが…。

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ネタバレなし感想

出だしの展開、幼いヒロインに起きた可哀想な出来事…陰謀に巻き込まれる様がハラハラ見応えありました。大人になっても利発で言葉も達者なヒロインは可愛らしかったです。(表情が少し作りすぎと思った時もあったけど)。

途中、恋愛要素が少なめな展開になったときは物足りなく感じたりもしましたが、恋愛系エピソードが始まると楽しくなりました。(このへんは私の嗜好のせいかも 笑)。特に中盤、終盤の皇太子関連のエピソードはとても楽しかったです。でも私としては男性陣二人がもっとバチバチになってくれたらもっと楽しめたのになぁと思いました。

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ネタバレあり感想

※ネタバレしてます。ご注意ください。

序盤、聖旨もなく褘衣を作ったことに激怒した陛下が誰の考えかと問い詰めた際、卓錦娘は安氏だと嘘を言い…。卓錦娘は酷すぎでした(怒)。牢に入れられた琉璃親子が仮死の薬を飲んでから自死をして生き返ろうとするのは、そんな上手くいく?と怖かったです。母が薬を飲まず、娘や孫徳成たちを守るため死んでいったのは悲しすぎました。卓錦娘のせいで…(涙)。孫徳成が琉璃に解毒薬を飲ませようとしたときに卓錦娘がやって来て火葬させようとしたシーンはハラハラしました。武才人の婚儀の日のおかげで火葬中止で本当にホッとしました…。

武才人(武元華)は琉璃を逃がす手段を整えてくれたり、孫徳成は愛情をもって琉璃を育ててくれたり、善人は本当に善人なドラマでしたね。幼い頃出会っていた裴行倹(はいこうけん)との恋愛も運命のようで良かったです。

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男装女子の恋愛模様

母の死の真相を探るため男装した琉璃は尚服院へ入り…。李治(りち/皇太子)が賢い琉璃を重用したり、かばったりするせいもあり、楊妃が【男色の噂】を流させましたが、私はこのあたりのエピソード好きでした(笑)。曹王側の間者に香に催淫的なものを入れられ、琉璃を意識する李治とか(笑)。

楊妃に琉璃が安氏の関係者ではと疑われ、裴行倹が金の針を楊妃に手に入れさせて関係者ではないと信じさせたのは、琉璃が怒るのも無理はないと思いました。(琉璃の命のほうが大事という裴行倹の考えも分かったけど)。この後二人の仲が険悪になり恋愛エピソードが減ったのは私はつまらなく感じてしまい、早く琉璃が女だって李治にバレないかなぁとばかり思ってました(笑)。

曹王の謀反が起きたとき、事前に琉璃が衣に刺繍で裴行倹や李治に知らせていたという展開は、琉璃の設定を上手く使っていましたね。少し時間はかかったけど林尚服と卓錦娘を葬れたのも良かったです。

終盤、琉璃が李治に女だとバレた展開は楽しかったです。(もっと早くても良かったのに)。驚いてたし嬉しそうで(笑)。侍従に「これで堂々と寵愛できますね」と言われたり(笑)。でも寝込んでいる琉璃のうわ言で裴行倹を想っていることに李治は気づき…。琉璃は自分が妃に望まれていると知り、武才人のもとへ行き出家したいとか、褒美として尚服局に戻りたいとか色々言い、李治は想いをあきらめという…。皇帝になったのに強引に娶らない李治は出来た人だと思いました。(なので武才人とお似合い)。

ハッピーエンドのその後

暴風雨(山津波)のとき、琉璃と裴行倹は二人で逃げずに李治を助ける選択をしたのは素晴らしかったです。李治から褒美として皇宮から出ること、自由になることを与えられ、これでハッピーエンド!とホッとしました。…でもこの後、蛇足のように裴行倹に妻がいたとか(←少し前にもちらっとセリフで出てた気がするけど)前妻が悲惨な最期だったから婚姻を考えなおせと家族が言い出したり…。これらのエピソードは私はいらないと思いました。結婚式もやけに長く感じました。

キャスト

琉璃:グーリー・ナーザー

裴行倹:ティミー・シュー

皇太子/李治(りち):ジャオ・シュンラン

1995年4月16日重慶市生まれ 身長185cm 体重70kg

(出演ドラマ)《我就是这般女子》(夢織姫~秘密の貴公子に恋をして~)、《凤囚凰》(鳳囚凰 ~陰謀と裏切りの後宮~)、他

2013年歌唱大会番組《中国梦之声》に参加し重慶市で5強に入るが、大学入試のためその後の大会は不参加。2015年ドキュメントバラエティ番組《一年级·大学季》出演。

曹王:ジャン・ワンイー

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