《令嬢メイド~愛と復讐の果て~》あらすじと感想(ネタバレなし/あり)キャスト紹介!個性的で魅力的なB級テイストの民国愛憎劇!

宮廷古装劇,恋愛と策略系

設定と展開、キャラとキャストに何とも言えない魅力がある復讐と愛憎劇のドラマです。

令嬢メイド ~愛と復讐の果て~(2022 日本版全10話 原題:千金丫环)4.0

(キャスト)チェン・ファントン、​ダイ・ガオジョン、​ウェイ・ティエンハオ、他

スポンサーリンク

《令嬢メイド~愛と復讐の果て~》あらすじ

ある夜、董(とう)家は何者かに襲撃を受ける。無事だった長女・聴瑶(ていよう)が父の元へ急ぐと、父は息を引きとる間際に玉佩を渡し「これを持って督軍府へ行き、方督軍に会え。方家にお前の婚約者がいる」と伝える。

その後、軍人たちがやって来る。方天逸(ほう・てんいつ)は「屋敷を捜索し生き残りを連れていけ」と部下に命じる。聴瑶は「あなたが命じたの?…お父様の敵」と叫び、ナイフを掴んで彼を刺そうと駆け出す。同時に聴瑶を背後から銃で狙っていた乳母を方天逸が射殺するが、聴瑶は乳母は自分を守ろうとしたのだと思って泣く。「血も涙もない悪魔め。殺してやる」聴瑶は再度ナイフで方天逸を刺そうとするが、方天逸は聴瑶を肩に担ぎ上げて連れていく。そんな中、もう一人生き残っていた女がいた…。

聴瑶は方天逸の別宅のベッドに投げ出され、腕に手錠をつながれ逃げられないようにされる。服を脱ぐ方天逸に「どうする気?来ないで。来たら死んでやる」と聴瑶は叫ぶが「騒ぐな。その舌を切るぞ。お前のような子供に興味はない」と彼は部屋から出ていく。聴瑶は髪の簪で手錠の鍵を開けて逃げる。

聴瑶は督軍府へ行き、方督軍に面会を求めるが、紹介状がないため拒否される。そこに、董家の生き残りの女で聴瑶の腹違いの妹・董雁児(とう・がんじ)が現れる。彼女は聴瑶に成りすましていた。聴瑶は方家の大奥様に自分が本物だと訴えるが、証拠を出せと言われる。雁児は聴瑶の父の直筆の手紙と印鑑を持って訪れて認められていたのだった。聴瑶は父から渡された婚約の印を渡そうとするが紛失していた。門番に叩かれ蹴られ追い出される聴瑶。そんななか方家の若旦那・方予沢(ほう・よたく)が現れて聴瑶を助けてくれるが…。

スポンサーリンク

ネタバレなし感想

このドラマ、私は好きでした。何とも言えない魅力があったと思います。オープニングの映像はどことなく昔見た韓国ドラマ風で(ドロドロした愛憎劇が始まる感じ)B級感も漂っている気がしましたが(失礼)それが逆に興味をひきました。

設定も展開も結末も最近私が観てきた中国ドラマにはなかったもので、とても新鮮に感じて楽しめました。「は!?え!?何それ!?何なの!?嘘でしょ!?えーーーー!?」思わず声に出してドラマを観ていました(笑)。

男主役のダイ・ガオジョン君の引き締まった裸体とキスシーンも見所です(笑)。

スポンサーリンク

ネタバレあり感想(序盤)

※ネタバレしてます。ご注意ください。

出だし、聴瑶が方天逸を董家を滅ぼした悪人だと思い込んでいるのがもどかしかったです。確かに乳母が自分を銃で狙っている姿を見ていなかったからそう思ってしまったのかもしれないけど…。

方天逸が聴瑶をベッドの中に押し込めたり、俺の女だと言って抱き上げたり、自分の侍女にしたり、悪い感じを出しつつ聴瑶を助けている姿は観ていて楽しかったです(笑)。

幼い頃出会って惹かれた男の子が方予沢だと勘違いした聴瑶は方予沢に好きと言い、二人の婚約が進むなか方天逸が飲んだくれて「予沢に嫁ぐな」と無理やり聴瑶にキスしたのも方天逸の想いが伝わってきて良かったです。このドラマ、10話しかないのにキスシーンが結構ありましたね。

そういえば方天逸役のダイ・ガオジョン君、プレッシャーに感じたのはキスシーンとベッドシーンだとインタビューで言ってたけど(こちらの記事に載せてます)ベッドシーンて序盤のアレ?(布団にもぐりこんだやつ)それとも終盤のアレ?(ソファに押し倒したやつ)どっちもそうでもなかった気が…。ちょっと楽しみにしてたのに!(笑)。

方家の大奥様やその他が聴瑶を普通に殴ったり蹴ったり鞭でいたぶるのは怖かったです。軍を動かせる印章が方天逸の体にある(気が高ぶったときに表れる)という設定はこのドラマに合っていましたね。(そんなことできるの!?って感じだけど…)。

スポンサーリンク

ネタバレあり感想(中盤)

聴瑶をかばって方天逸が銃で撃たれた際、董雁児が「私なら命懸けで守ってくれた人を信じる」と言ったのはまともで驚きました。【方天逸は敵】だと聴瑶が言うと「本当の敵は自分の正体を明かさないわ」って。もっとオカシイキャラなのかと思ってました。最後予沢に殺されるのは可哀想でした。彼女が予沢をやっつけてくれてたら結末も変わったのに…。

偽の手紙を見て【方天逸が董家の襲撃を命じた】と思ってしまう聴瑶にはガッカリでした。もっと方天逸を信じようよ!!(怒)。「こんな偽の手紙ごときで俺への信頼は覆るのか?」本当に方天逸の言うとおり。「疑うなら今この場で俺を殺せばいい。これならお前も納得できるだろう?」方天逸は自分の胸を聴瑶にナイフで刺させましたが、ここまでする方天逸は凄すぎでした。その後、聴瑶が「死なないで」とか言い出したときは、何なの?(怒)と思ってしまいました。副官が「貴様殺してやる。命の恩人に対して心は痛まないのか」と激怒しましたが、本当にその通り!!

方天逸は紀明月と結婚することを決め…。副官から董家の襲撃の真相を知った聴瑶が【敵を間違えた】と思い、愛する人を傷つけてしまったと泣いて「明月と結婚しないで」と頼みましたが「勝手が過ぎるだろ」と方天逸は言い…。このセリフはドンピシャ!でした。「あなたが怪我するたびになぜか怖くて悲しくなった。(略)あなたが好き。なぜかは分からないけどあなたが好き」と聴瑶は胸の内を話し、抱き合う二人。方天逸の想いが報われたのは良かったけど、ここに至るまでの聴瑶の言動はちょっとどうかと思う面が多々ありました。

ネタバレあり感想(終盤)

方天逸がいない間に方予沢を独自に調べていた聴瑶が、方予沢に見つかって襲われたのにはびっくり…。ヒロインがこんな目にあうドラマ観た記憶がないです…。(脇役はあるけど)。

最終回の出だしは方予沢の独壇場でしたね。セリフの量が多い多い。方天逸のことを2回も刺すし…。聴瑶が方天逸を助けるために方予沢を撃って、一安心かと思いきや…まさか生きてて方天逸が撃たれるなんて!!!これには「は!!!???」と声が出ました。二人でラブラブキスなんてしてるから…(泣)ちゃんと方予沢が死んでるか確認してからにして!!!!!(泣)。方天逸が死ぬなんて思ってもみませんでした…。

5年後。聴瑶は貫禄のある女督軍になっていましたね。最後、方天逸にそっくりな若者と出会い…今後恋が始まるのかな?

このドラマは色々振り切っているドラマでしたね。なんかよく分からないけどなんか面白かったです。ツッコミどころも色々ありましたがそれも味かな?(笑)。

キャスト紹介

董聴瑶:チェン・ファントン

1993年9月17日福建省生まれ O型 身長163cm 中国伝媒大学卒業

(出演ドラマ)盲心千金、千金难逃(千金難逃~姫は離縁請負人~)、君九龄(九齢公主~隠された真実~)、原来时光都记得(初恋の記憶)、蜗牛与黄鹂鸟(キミと奏でる交響曲<シンフォニー>)、他

​方天逸:ダイ・ガオジョン

​方予沢:ウェイ・ティエンハオ

1995年1月7日河北省石家庄市生まれ A型 身長183cm 北京城市学院卒業

(出演ドラマ)步步为陷、百灵潭(悠久の縁(えにし)~百霊潭~)、等等啊我的青春(待って,私の青春)、他

スポンサーリンク
スポンサーリンク
宮廷古装劇,恋愛と策略系
柚子(ゆず)をフォローする

コメント