《家族の名において》感想!ネタバレなしとあり。笑えて泣ける愛情いっぱい家族物語!子供達の成長と恋愛も見応えあり。

ラブ史劇,現代ラブコメ,青春家族系

【家族】というものをちょっと変わった設定、展開で描いたハートウォーミングで泣ける物語です。恋愛面もあります!

家族の名において(2020)全40話 4.5

キャスト タン・ソンユン、ソン・ウェイロン、チャン・シンチョン、トゥー・ソンイエン、チャン・シーリン、他

※各話あらすじ+各話感想はこちら。キャスト紹介はこちら(ハイチャオ役追加)。

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ネタバレなし感想

面白かったです!【家族】というものを描いた素敵なドラマでした。【血のつながり】に苦しめられたり【血のつながりのない相手】と血のつながり以上の関係ができたり。設定からして色々泣けました。そして何よりキャラが魅力的でした。イケメン好きな私ですが(笑)このドラマではおじさん、ハイチャオ(ヒロインの父)がすごく好きでした。こんな人と結婚したい(したかった)と思う人も多いのでは?(笑)

話としては、私は特にヒロインたちの子供時代が好きでした。小さい頃のエピソードはやけに目頭が熱くなりました。大人になってからも親との関係、仕事や恋愛、友達との関係など見どころは色々ありました。配役も良かったですね。子役とその後の成長した姿の俳優の顔立ち、雰囲気がそっくり!違和感なかったのがすごいです。

中国ドラマでこういう家族物って私は観たことがなかったんですが(日本上陸もあまりしてない気がします)中国特有の価値観もなんとなく分かって興味深かったです。

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ネタバレあり感想

ネタバレあります。ご注意を。

ハイチャオの愛情深さがあってこその家族物語だったなと思いました。ハイチャオがこういう性格じゃなかったらこの物語ははじめからありえない!(笑)上の階の孤独少年シャオに食事をあげたり家で遊ばせたりっていうのは、まぁ他の人でもあり得ると思うんですが、見合い相手(でも結婚が決まったわけでもない)ハー・メイの子ズーチウを、ハー・メイがいなくなったあと自分の子供として育てるって…これは普通できません。私はズーチウ関連のエピソードは特に泣けました。

ズーチウはハイチャオ家に気を使って夜中洗濯したり手伝いしたり、いじらしかったけど欠けた部分もあって…でも終盤ハー・メイの事情が分かって関係も修復されて本当に良かったです。まさかハー・メイが刑務所に入ってたなんて思わなかったですが(ちょっと簡単に刑務所に入りすぎな気もしましたが)終わり良ければ総て良し!ハイチャオとハー・メイがこんなにラブラブになって結婚に至るとは(笑)ズーチウが本当に李家の戸籍に入れて良かった!!ジェンジェンと本当の兄妹になれて良かったです。でも、戸籍とか関係なく本当の兄妹のようだったのであまり本人たちは関係ないのかな?

シャオはシャオで大変な環境でしたね。母チェン・ティン…まさか最終話で遺書を残して…って展開になるとは。(生き残っててすごい)幼いころにシャオを捨てたあの展開はショックでした。ドラマの中でもこんな可哀想なシーンは観たくないなと思いました。でもその後、交通事故で旦那が亡くなりチェン・ティンは足を悪くし…シンガポールにシャオが行って世話するっていう展開は驚きました。自分を捨てた母のために大好きなジェンジェンやハイチャオたちから離れてシンガポールに行けと…!?このへん私は理解できませんでした。捨てたとはいえお前の血のつながった母だ、みたいなこと親戚が言ってた気がしますが、中国的価値観も入ってるのかな?(分かりませんが)血が大事みたいな。それともドラマの展開のためにそうしただけ?妹のためにシンガポールに行ったっていうのはあるかもしれませんが、シャオ…大変だったね(涙)

恋愛面について。私は最初の頃はシャオとズーチウでジェンジェンを取り合うのかなと思っていたんですが(すぐ恋愛にからめる…笑)結局はズーチウは李家の戸籍に入りたいという願望が強かっただけで、ジェンジェンのことは女としては見てなかったんですね。それはそれで良かったと思いました。身近な人間関係のなかで恋愛するのも狭い気がしてどうかなと思っていたので…。シャオとジェンジェンの恋愛はシャオがシンガポールに行って、一回他人くらいの距離感になってからの恋愛だったので良かったと思いました。

その他。ジェンジェンもズーチウも起業してましたが、中国の若者って起業する人も多いらしいですね。バイタリティあるなぁとドラマながら思いました。あと、ハイチャオ麺館に食べに行きたい!これずっと思ってました(笑)

全体的に。家族もので涙涙で暗めの話なのかな?と最初は思ったりもしましたが、意外と明るく笑える部分も多かったと思います。ジェンジェンが明るくて前向きでそれがドラマの全体的イメージにもつながっていたかな。刑務所とか交通事故とかの展開はちょっとやり過ぎというかドラマチックすぎと思いましたが、お互いを思い合い助け合う血のつながらない兄妹の姿に感動+子供を思う親の姿に感動しました。(嫌気がさす親の姿もありましたが…)終盤のハイチャオとハー・メイの恋愛はニヤニヤしてしまうくらい楽しくて微笑ましくて(ハイチャオ、デレデレしすぎ!笑)最終回、笑顔いっぱいの6人の家族写真で終わって、良いドラマだったなと思いました。

コメント

  1. ぎわっち より:

    柚子さんこんにちは
    昨日録画を見るときに「あれ、もう最終回?」って感じでした。
    早い段階でズーチウ派となった私には出来れば誰かお相手が現れればいいのになと
    思いました。「みんな俺を捨てる」って哀しいシーンでした。
    シャオがジェンジェンにぐいぐい迫ってた頃は正直この展開は勘弁してくれ〜
    って引いてました。柚子さんも書いていたように割とあっさりカップルになってましたけど(笑)
    シャオ母、同情したこともありましたが相当なこじらせでした。
    いきさつから考えてもシャオが世話をする道理はないのに。
    外叔母だの外祖母だの外〜という言葉がいっぱい登場して血の繋がりが何とも厄介なのだなぁ
    と思わされました。我々にも父方母方の親戚はあるもののこんなにも縛られてる意識はなかったです。
    ジェンジェンの先輩は最後ダメ彼氏をズバッと切り捨ててスッキリしました。
    ハイチャオとハー・メイは意外でしたが応援したくなる2人でさすが中国ドラマというエンディングでした。
    オープニングの歌も胸に響く歌でした。
    途中で気付いたのですが主演はシャオ、ジェンジェン、ハイチャオの3人でズーチウは特別出演となっていて
    それがドラマの内容を示唆してたのでしょうか。
    登場人物みんなのそれぞれのエピソードが気になるドラマでとても良かったです。

    このところ終わってしまった(しまう)ものがいい作品だったのでさみしいです。
    家族の名において、私だけのスーパースター、摩天楼のモンタージュ等々…
    家族の〜後番組、「恋した彼女は宇宙人」というまさかのラインナップ、久々の俳優陣楽しみです。

    去年から早々決まっていたホァン・シャオミンのドラマももうすぐ。
    私を大陸ドラマに導いてくれたホァン・シャオミンですがその後に若いイケメンに出会いすぎて
    影が薄くなっていました(笑)
    ダン・ルン リー・イートンのドラマもですが両方ともタイトルに海棠という花が付いてますよね。
    明蘭の歌にも海棠って出て来たと思うのですが中国で何か象徴的な花なのでしょうか。
    ふと気になりました。

    • 柚子(ゆず) 柚子(ゆず) より:

      ぎわっちさんこんばんは。ズーチウ、もしかしてミンユエと改めて恋が始まったり?と思ったりもしましたが全然でしたね。向かい合った家で過ごしてる女子たちと何もおこりませんでした(笑)みんな俺を捨てる…悲しかったですね。あの時点でハー・メイがまさかあんな事情があったとは分からなかったので本当に捨てられたとばかり思っていましたし。
      シャオとズーチウはジェンジェンの兄的存在だったので恋愛相手となるとちょっと…というのは確かにそうでしたね。でもシャオはあのルックスで頭もよくて性格もよくて
      将来性もあってとなると、血がつながってなかったら女子ならすぐ好きになってしまうかなと思い納得しました(笑)シャオも小さいときのジェンジェンに救われたのでジェンジェンしか考えられないのかな。

      チェン・ティンは最終回までこじらせてましたね。シンガポールに戻ってくれて一安心でした。性格は少しはまともになったとしても、すべて変わるわけではないと思うので小橙子ちゃんは今後お母さんと二人で暮らして大丈夫なのかとちょっと心配です。やはり中国では血のつながりが大事なのかもしれませんね。

      ハイチャオも主演になってましたか!ちゃんと見ていなかったです。ズーチウは主演級の俳優さんのようなので、このドラマでソン・ウェイロンの次の二番手という扱いはあれなので、特別出演としたのかな?なんて思いました。

      「恋した彼女は宇宙人」びっくりしましたね!これ来る!?と。ぎわっちさんが以前書かれてたドラマですね。私が好きそうなドラマです(笑)wowowもそろそろやめようかなと思っていたところだったので悩みどころです…。他のチャンネルで観たいのも色々始まるので(花の都に虎われて、とか)嬉しい悲鳴です。本当に中国ドラマ放送が増えてますね!ダンルン、シューカイ出演のも始まりますし。

      海棠、タイトルに使われてますね。明蘭の歌にも出てましたね!このお花、ピンクで可愛らしいですが、皇帝があの楊貴妃をこの花に例えたことがあるそうです。楊貴妃自身もこのカイドウの花が好きだったとか。だからかな?中国では好まれている花のようですね。