《覆流年 復讐の王妃と絶えざる愛》あらすじと感想(ネタバレなし/あり)キャスト紹介!復讐に生きるヒロインが辛すぎる…時を超える時代劇

宮廷古装劇,恋愛と策略系

復讐に生きるヒロインを見ているとしんどくなるドラマでした。

覆流年 復讐の王妃と絶えざる愛(2022 全30話 原題:覆流年)3.5

(キャスト)シン・フェイ、ジャイ・ズールー、ジン・チャオ、他

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《覆流年》あらすじ

陸安然(りくあんぜん)は船上で爆弾の出来を試していた。そのとき、目の前の船が盗賊に襲われているのに気づく。安然は助けに入るが、足元を崩して甲板に向かって落ちてしまう。するとその船で盗賊と戦っていた男に抱きとめられる

盗賊を退治したあと、安然はその男にお礼を言い、どこで武術を学んだのか、武術を教えてくれる師匠を探していると話す。男は私の師匠は亡くなったと答える。安然は残念がった後、武術の腕が高かったその男と仲間たちに月給2倍で自分の元に来ないかと勧誘する。男たちは断り、安然は諦めてこの場を去る。

男たちは安然の乗った船の帆を見て、蘇城最大の商家の陸家のもので、先ほどの彼女は陸安然だと話す。

翌日。安然の18歳の誕生日の祝いの場で父が安然に双魚令を贈る。安然は36船隊の当主になったのだった。この様子を陰から昨日の男は見つめていた。その後、宴会が終わった夜更けに男は安然に会いに来る。木箱に入った花をプレゼントし、安然は「今日もらったなかで一番の贈り物です」と微笑み…。

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ネタバレなし感想

【記憶を留めたまま時を遡り、運命を塗り替えるために奔走する】と放送局サイト(チャンネル銀河)で紹介されていたドラマです。ヒロインに酷く辛い運命が巻き起こり、時間が戻って、もう一度人生をやり直していくわけですが、これが想像以上に見ていてしんどかったです。

序盤の18歳の明るく元気なヒロインが、ものの数話で激変。復讐に生きる彼女の表情は常に厳しく暗く…。ドラマを視聴中、胸が重くなりました。

愛する者たちを守るためとはいえ、策略を練って行動する日々。復讐を考えて生きる日々。この2度目の人生は幸せにつながるの?そうは思えない…等、色々と考えながら視聴しました。

それぞれのキャラの思惑など、ちょっと分かり辛いときもあったり、深いようで浅いような展開だなと思ったときもありましたが、このドラマは【しんどい重さ】を感じることができて(そういうドラマはあまりないし…)そこは良かったかなと思いました。

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ネタバレあり感想1

※ネタバレしてます。ご注意ください。

終盤を見てから1話を見返したら、陸安然の明るさや無邪気な表情にびっくりしてしまいました。そういえば最初はこうだったんだよな…と胸が痛くなりました。

穆澤(ぼく・たく)が陸家の力を手に入れるため計画的に陸安然に近づいたことや、その後、陸家を無実の罪で滅ぼすような人間だったことを、18歳の陸安然には見抜けるはずもなく…。普通に夫を愛し、子供を愛し、幸せに生きていた彼女の人生が壊れていく様は可哀想すぎました。

2度目の人生で陸安然が良かれとしてしたことが、結局1回目の人生と同じ結果に終わる展開になったときはその意外性に引き込まれました。(科挙の不正のエピソードでの徐清策(じょ・せいさく)の死とか)。母の死も覆すことはできなかったので、穆川(ぼく・せん)も本当に死んでしまったのかと思いました。まさか芝居だったとは…(苦笑)。

蕭驚雀(しょう・きょうじゃく)が穆澤から辛く当たられてる姿を見た陸安然が彼女をかばった時は、私なら出来ないなと思いました。以前の自分と重ねて助けたと言っていたけど、1回目の人生で自分の子供(毓(いく))をこの女に殺されたのに…。そもそも、2度目の人生で陸安然が穆澤と婚姻するのもなんか納得できませんでした。穆澤を近くで見張って陸家と穆川を守るためだったって、泣いて言ってたけど…。婚姻しなくても方法はあるんじゃ?と。外側からじゃ復讐は果たせなかったのかな?(このへん良く分からなかった)。それにしてもこの展開は穆川が可哀想すぎました。

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ネタバレあり感想2

そういえば陸安然は毓とまた出会いたいという母心はなかったのかな?妊娠しない薬を飲んでたけど…。まぁ憎い相手の子供を産みたくない(作りたくもない)という気持ちはとても分かるんですが、私だったら愛する子供とまた会いたいと少し思うかもな…と思いました。(同じ子が生まれるとは限らないけど…)。

2度目の人生ではやけに穆澤の事情が描かれていましたね。実母や皇帝である父に対する思慕が…。権力が欲しかったわけではなく、父から認めて欲しかった、愛情が欲しかった、という…。(私は同情できなかったけど)。最後、穆澤は離縁状を残して死んでいき…ちょっと良い人っぽく終わりましたが、私は許せないままでした。弟(穆川)思いだった部分は良かったけど…。

穆川は演じるジャイ・ズールーの顔や雰囲気がほのぼのしているので癒されました。重苦しいドラマの中、爽やかな風が吹いていると思いました(笑)。ラスト、陸安然は人生をやり直すため蘇城へ帰ることを決め…。穆川とは離れることになるけど、心が癒えたらまた再会するのかな?

2度目の人生で復讐に生きる陸安然は不幸に見えて、もしかしたら1度目の人生のほうが幸せなときもあった分良かったのかもと感じた時もありましたが、2度目の人生で復讐が終わり、人生をやり直そうとしてる今が一番幸せなのかもしれないなと思いました。

キャスト紹介

陸安然:シン・フェイ

穆川:ジャイ・ズールー

穆澤:ジン・チャオ

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