《陳情令》各話あらすじ!感想付き。イケメン達が奏でるブロマンスファンタジー!中国でキャスト陣が大ブレイク。人気作です。

各話あらすじ

【陳情令】(The Untamed)全50話の各話あらすじです。なるべく簡潔に主役二人メインにまとめています。感想付き。ネタバレあり。魏無羨(演:シャオ・ジャン)と藍忘機(演:ワン・イーボー)の交流度付き。※目次はクリックできます。

【25話~50話(最終話)は次のページになります】

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登場人物:簡単紹介

姑蘇・藍氏】【蘭陵・金氏】【清河・聶氏】【岐山・温氏】【雲夢・江氏

世はこの五大世家に秩序を治められ、特に温家は他の四家に勝る力を持っている。

  • 魏無羨(ウェイ・ウーシエン):夷陵老祖。魏嬰(ウェイ・イン) 。江氏の一番弟子。
  • 藍忘機(ラン・ワンジー):含光君。藍湛(ラン・ジャン) 。藍氏宗主の第二若君。
  • 藍曦臣(ラン・シーチェン):藍渙(ラン・ホワン)。藍氏宗主の第一若君。
  • 金子軒(ジン・ズーチェン):金氏宗主の息子。江厭離の婚約者(のちに婚姻)。
  • 金凌(ジン・リン):金子軒と江厭離の息子。
  • 聶懐桑(ニエ・ホワイサン):聶氏の宗主聶明玦(赤鋒尊)の弟。
  • 温晁(ウェン・チャオ):温氏宗主の息子。
  • 温情(ウェン・チン):温寧の姉。
  • 温寧(ウェン・ニン):温情の弟。
  • 江澄(ジャン・チョン):江氏の宗主の息子。江厭離の弟。
  • 江厭離(ジャン・イエンリー):江澄の姉。魏無羨と姉弟同然に育った師姉。
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【陳情令】1話~4話

1話【目覚め】交流度 

不夜天の戦いで、断崖から身を投げる魏無羨(ウェイ・ウーシエン)。藍忘機(ラン・ワンジー)は手を伸ばして救おうとするが江澄(ジャン・チョン)は剣を振り下ろし、魏無羨は谷底へと落ちていく。

……16年後、魏無羨は蘭陵金氏宗主の隠し子、莫玄羽(モー・シュエンユー)として目覚める。莫玄羽は自分の命と引き換えに魏無羨に敵討ちを念じたのだった。魏無羨は腕についた傷を眺め「一つの傷に一人の命、仇敵を殺さぬことにはこの傷は永遠に癒えない」とつぶやく。

ある日、姑蘇藍氏の仙師たちが莫家荘にお祓いに訪れる。家族に入り込んだ悪霊が狂暴なため仙師たちは含光君(がんこうくん※藍忘機)を呼ぼうと話す。魏無羨は「含光君を呼ばなくても…」と言うが藍忘機が屋根の上に現れる。すぐさま魏無羨は柱の陰に隠れる。藍忘機は悪霊を攻撃し退治する。仙師に何の悪霊かと聞かれ、藍忘機は刀に宿った霊を見て「陰虎符(いんこふ)だ」と答える。「不夜天の戦いで陰虎符は破壊された。まさか夷陵老祖(いりょうろうそ※魏無羨)が生きている?」仙師たちが話すなか、魏無羨はこっそり去る。藍忘機はその姿に気づき追いかけるが既に姿はなく「魏嬰(ウェイイン)お前なのか?」と思うのだった。腕の傷が残り一つとなった魏無羨は、最後の敵は一体誰なんだ?と考える。

(感想)出だしからすぐ16年後…っていうのがまず驚いた。悪霊に乗り移られたときの白い目が怖い!陰虎符が気になる。藍忘機からこそこそ隠れる魏無羨が可愛い。

2話【再びの大梵山】交流度

魏無羨は大梵山で人の魂が奪われるという事件を知る。仮面で顔を隠しロバに乗って山へ向かうと蘭陵金氏の金凌(ジン・リン)と出会い、莫玄羽を知っていた金凌は「早く失せるのだな」と失礼な態度をとる。「失敬な奴。母親は教育したのか」魏無羨が言い返すと金凌は怒って剣で襲ってくる。そこに金凌の外叔父の江澄が現れ、魏無羨は気まずく立ち去ろうとするが金凌は再び魏無羨を攻撃してくる。すると藍忘機が通りがかりその攻撃を阻止する。魏無羨は隠れ、藍忘機は仙師たちと共に去る。

その後、川辺にいた魏無羨は「金凌は生後すぐ魏無羨のせいで両親を亡くした」と通行人の話を聞き、金凌が師姉、江厭離(ジャン・イエンリー)の子だったと知る。その頃、舞天女の祠に姑蘇藍氏と金凌率いる蘭陵金氏の仙師たちが入る。天女像が動き出し、魏無羨は「早く逃げろ」と駆け込む。皆で外に逃げるが天女像が近くまでやってきて仙師たちを襲う。魏無羨が竹笛を吹くと16年前に死んだはずの温寧(ウェン・ニン)が現れ、天女像が消える。誰かが俺に温寧を召喚させようと?と疑念がわく魏無羨。仙師たちは温寧を捕らえようとするが逆に襲われる。再度、魏無羨が笛を吹くと音に反応して温寧は近寄って来る。そのとき藍忘機が横に現れ、魏無羨の腕を掴んで魏無羨の顏をじっと見つめる。温寧はいなくなる。そこへ「何にやられたのだ」と江澄が来る。「温寧です。奴が呼んだんです」と仙師が魏無羨を指さし、驚く江澄。江澄は魏無羨を襲い、紫電(電気のムチ)が魏無羨の背中に当たる。起き上がる魏無羨に「面を取れ。お前は誰だ」と江澄は問う。魏無羨は(時々思う、16年前に戻りたいと…)と思いながら倒れる。

(感想)また藍忘機から隠れる魏無羨(笑)今は莫玄羽の顏になってる(んだよね?)のに魏無羨ってバレるのかな?(追記:魏無羨の顔で莫玄羽になったよう)最後倒れたよね?紫電が効いたの?

3話【運命の邂逅(かいこう)】交流度

……16年前……。魏無羨は藍氏の座学に参加する招状を宿に忘れてしまう。江澄や師姉と共に門番に中に入れてくれと頼むが断られる。そこに現れた藍忘機に再度頼むが「招状なく入ることは許されぬ」と断られる。「もうすぐ日も暮れるし追い返すなんて酷だろ」と魏無羨が言うと藍忘機に禁言術をかけられ話せなくなるのだった。仕方なく一人で取りに戻る魏無羨。師姉たちは焚き火をして待っていると藍忘機が現れる。

魏無羨は招状を持って戻ってくる。夜も更けたため山門に人はいなかったが結界で守られていた。魏無羨は術で結界を破って中に入る。屋根を乗り越えたとき、近くに藍忘機が立っていた。「結界を破らないこと、酒を持ち込まぬこと。破れば家規に背く」淡々と責める藍忘機に「天子笑(酒)を分けるから見逃して」と魏無羨は笑うが藍忘機は応じない。逃げようとする魏無羨に剣を向ける藍忘機。魏無羨は軽やかに避けて、それを追う藍忘機。そんななか魏無羨の持っていた天子笑の二つのうち一つが下に落ちて割れてしまう。魏無羨は屋根の上に座り「ここで飲む分には問題ないよな」と笑って残った天子笑を飲み干す。「くだらぬ理屈を」藍忘機は魏無羨に禁言術をかけ、藍氏宗主の藍曦臣(ラン・シーチェン)のところへ連れて行く。禁言術がとけると「この石頭」と叫ぶ魏無羨。そこで師姉たちは藍忘機の頼みで門の中に入れて貰っていたことを知る。

その頃、不夜天で温氏の宗主であり仙督の温若寒(ウェン・ルオハン)は弟子を捕らえ陰鉄の力を試していた。薛洋(シュエ・ヤン)に「残り3つの陰鉄の欠片を探し出し、4つ揃ったらお前の願いはかなえてやる。最後の陰鉄はどこにある?」と聞き、薛洋は「俺が櫟陽常氏の陰鉄を手にしたら最後の場所を教えてやる」と答えるのだった。

(感想)屋根の上で魏無羨と藍忘機が逃げたり追いかけたりしてるシーンが綺麗で素敵。不夜天の温氏たちが何か企んでるみたい。

4話【異端の仙師】交流度

藍氏での座学が始まり、さっそく雑談する魏無羨を睨む藍忘機。そんななか岐山温氏の次男、温晁(ウェン・チャオ)は温寧とその姉、温情(ウェン・チン)と配下を連れて座学へやって来る。招状がないため門で断られると、温晁は門番の首元に火をつけるが温情が火を消し助ける。その後、座学の部屋に威張り腐ってやってきた温晁。魏無羨が「何しに来たんだ」とたまらず言うと「青二才が口を挟むな」と温晁は返し、険悪な空気になる。

その後、温氏の宗主の仙督から【陰鉄を必ず見つけて持ち帰れ】と命じられている温情は雲深不知処の裏山に結界が張られていることに気づく。同じ頃、魏無羨も聶氏の聶懐桑(ニエ・ホワイサン)と裏山の川に魚を捕りに来ていた。温情を見つけた魏無羨は「ここで何を?裏山は立ち入り禁止だ」と声をかけるが彼女は答えず去る。座学の日々、居眠りしたり先生の背中に亀の絵の紙を貼っていたずらする魏無羨とそれを睨む藍忘機。先生に部屋から追い出された魏無羨は裏山で矢を射る温寧と出会う。魏無羨が彼に矢の撃ち方を教えていると温情が現れる。「なぜいつも裏山近くで会う?何か探してるのか?」「言いがかりはやめて」温情は去る。本当に何か秘密があるのかと山を眺める魏無羨。

(感想)座学でいたずらする魏無羨が可愛い(笑)そしてそれを物凄い目で睨んでる藍忘機(笑)学園ものっぽいシーン楽しい。

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5話~8話

5話【湖の怪】交流度

魏無羨は藍忘機に蔵書閣に連れられて行き、筆写させられる。魏無羨は髪に花をつけた藍忘機の絵を描き、藍忘機の読んでいた本を春画に交換する。藍忘機は「表に出ろ」と激怒しそれを破る。「もったいない」と返す魏無羨に「失せろ」と言い放つ。

ある日「彩雲鎮で水の怪が悪さをし、民が碧霊湖に落水しているため藍氏に解決してほしい」と頼まれ、藍曦臣は藍忘機だけでなく魏無羨、江澄、温情、温寧を連れて彩雲鎮へ向かう。「なぜ同行の許可を?」藍忘機は兄に聞くと「お前が江氏の二人と同行したがっていたからだ」と藍忘機の心を見透かしたように兄は答える。宿で同じ部屋に入る魏無羨と藍忘機。宿の者は「落下した者は湖に全員食われた、骸もない」と話し、魏無羨は「水の怪ではなく、最近起きている【弟子たちが襲われた摂霊事件】が関係するのでは」と藍曦臣に言う。

翌日、皆それぞれ舟に乗り込み霧の中を進んで行く。魏無羨は藍忘機の乗る舟に水をかけ、藍忘機は魏無羨の舟に飛び移る。そのとき藍忘機の舟がひっくり返り舟底に水の怪がくっついていた。「一人しか乗っていないのに沈んだ深さは倍以上だったから舟底にいると思った」と話す魏無羨。霧が一層濃くなる中、水の怪が集まり水行淵を引き起こす。皆は御剣の術で空に浮かび、藍曦臣は渦に向かって笛を吹き水の怪を静める。魏無羨は舟に残っていた温寧を助けに行くと彼が白瞳になっていて驚く。藍忘機は魏無羨と温寧の二人を引っ張り空に浮かび、襟を引っ張られた魏無羨は「腕を引っ張ってくれ」と藍忘機に言うと「他人には触れん」と彼は返す。「他人だなんて、もう親しいだろ」「親しくはない」藍忘機は言う。

温寧の目は黒目に戻るがなかなか目覚めない。魏無羨は温寧が邪祟に取りつかれたと考え、温情に「護身用だ」と護符を渡す。その後、温寧は目覚める。

(感想)春画を見たときの藍忘機が面白い(笑)二人のやり取りが楽しすぎる。藍忘機のお兄さんは弟の気持ちを分かってるみたい。それにしても舟底の水の怪に気づく魏無羨は賢い!

6話【志の継承】交流度

魏無羨は部屋で江澄と聶懐桑と酒盛りをして騒いでいると、藍忘機が現れる。「一緒に酒でも飲んで語り合おう」魏無羨が誘うと「雲深不知処は酒を禁じる。戒律堂で罰を受けよ」と藍忘機は返す。江澄たちは部屋から逃げ、魏無羨は藍忘機の肩にお札を貼って術をかける。座って酒を飲めと命令すると酒を飲む藍忘機。すぐに酔い潰れ魏無羨の部屋で寝てしまう。「抹額(まっこう※額に巻いた布)が曲がっている」と魏無羨が直してあげようとすると藍忘機は手を払いのけ「触れていいのは父母と妻子のみ」と言う。魏無羨は「こんな堅物にどこの女が嫁ぎたがる。お前の父も堅物だったら母親はさぞ退屈だろうな」と笑うと「母はいない」と返す藍忘機。魏無羨も「俺が4歳のとき両親は死んだ」と話し出し藍忘機は黙り込む。

魏無羨の酒盛りの話を聞いた座学の先生は怒って彼らに罰を与える。魏無羨は「藍忘機は俺から無理やり飲まされた」とかばうが、罰を受けると自ら言う藍忘機。棒叩き300回の罰を受けた魏無羨は背中の傷を裏山の冷泉に癒やしに行く。魏無羨はそこで藍忘機に遭遇し「俺は自分が認めた奴とは友達になりたい」と話しかけると「断る」と藍忘機は返す。そのとき二人は冷泉の底へと引きずり込まれてしまう。泉の下には洞窟があり、二人が奥に歩いて行くと琴が置かれていた。急に琴の音が鳴り魏無羨だけ跳ね飛ばされる。「弦殺術だ。なぜ俺だけ狙ってくる」魏無羨は近くにいたウサギが抹額を着けていたのを見て「俺に抹額を貸してくれ」と藍忘機に頼む。藍忘機は自分の手首と魏無羨の手首を抹額でつなぐ。すると琴の攻撃はやみ洞窟内に『仙山を殺し、陰鉄を葬れ』と声が響く。「陰鉄って何だ」魏無羨が首をかしげると、藍翼(ラン・イー)という抹額をした女性が現れる。他界して何年も経つ、姑蘇藍氏唯一の女宗主だった。

藍翼は陰鉄について語りだす。【数百年前、当時最強の国師だった薛重亥(シュエ・チョンハイ)は陰鉄に怨念を吸わせ古の妖獣を操り仙門の衆派を虐殺した。五大世家が協力して薛重亥を殺し妖獣を鎮めたが大勢が命を落とした。陰鉄は人間の霊識を吸いすぎて怨念は消えず、浄化できなくなった。その後、五大世家は陰鉄を鎮めいくつかの欠片とし、同じ轍をふまないように霊脈の豊かな地に隠し、後世に陰鉄を伝えぬよう決めた。しかし私はここに陰鉄が隠されていると知ると私なら陰鉄を浄化することができると思い封印を解いた。しかし浄化は出来ず、禁紋を解かれた陰鉄は二度と封印できないため、代償として残りの霊力を使い陰鉄を抑えている】と。

(感想)すぐに寝ちゃう藍忘機が可愛い(笑)大事な抹額だけど魏無羨の手首とつないでくれた!陰鉄の謎が解けた。陰鉄を手に入れたがってる人(温氏)は陰鉄でどうする気なのかな。

7話【天灯に託す願い】交流度

藍翼は「この十年、陰鉄に動きが見られた」と話し【他の陰鉄の欠片が世に現れたから】だと推測する。「陰鉄が災いを起こさない方法はないのですか?」魏無羨が聞くと「唯一の方法は欠片を集め寒潭(かんたん)で鎮めること」と答える。藍忘機は「藍氏の末裔として必ずや意志を引き継ぎ寒潭で陰鉄を鎮めます」とひざまずく。俺も誓うと魏無羨が言うと「部外者は関係ない」と藍忘機は返す。「同じ轍は踏まないで」と言って藍翼の姿が消え、陰鉄だけが残るのだった。その後、二人は藍曦臣に陰鉄を渡す。彼は藍氏の家主だけが陰鉄の存在を知っていたと話し、笛の音で陰鉄を鎮めて小袋に入れる。外に温晁の放った梟が現れ「座学に参加した目的も陰鉄か」と藍忘機は言う。「陰鉄の欠片は呼応し合うそうだ。残りの痕跡もたどれる」魏無羨は話す。その頃、温若寒は雲深不知処に陰鉄が現れたと皆に話し、薛洋に「櫟陽(れきよう)に行くがよい。陰鉄さえ手に入れば何をしようと構わぬ」と言う。

座学の皆で天灯を揚げる。「藍湛。生死を共にしたんだ、一緒に天灯を揚げて祈ろう」魏無羨が言うと「一人が性に合う」と返す藍忘機。「特別に作った天灯だぞ」と魏無羨がウサギが描かれた天灯を見せると藍忘機はかすかに微笑む。「笑ったな」と魏無羨は笑う。魏無羨は天灯に「一生悪をくじき弱きを救えるように」と祈り、藍忘機はそれを見つめ、陰鉄の入った小袋を握りしめる。江厭離は周りに婚約者である金子軒と一緒に灯籠を作っていたと冷やかされる。金子軒は「私の望む婚姻ではない」と言い、それに怒った魏無羨と喧嘩になる。その後、魏無羨は罰として庭でひざまずかされる。

金氏の宗主と江氏の宗主が集まり、江氏宗主は娘、江厭離と金子軒の婚約解消を願い出る。魏無羨は江厭離に謝るが「縁がなかったの仕方ないわ」と彼女は怒らない。姑蘇藍氏の座学も終了し魏無羨たちは帰途につく前に藍曦臣に挨拶に行く。藍忘機は魏無羨の去る姿を見つめる。「陰鉄を探す件を知らせなくても?」兄は言い「無用です」藍忘機は答える。

(感想)藍忘機が微笑んだ!魏無羨が天灯に祈った言葉は藍忘機も同じ気持ちだったのかな。少しずつ心が通い合ってる感じが素敵。

8話【不吉な影】交流度

温晁は藍曦臣の屋敷を訪れ「藍忘機は今日一人で下山した」と確認するかのように話す。藍曦臣が黙っていると温晁は「陰鉄を仙督に渡せば姑蘇藍氏も滅びずに済む」と笑って去る。その頃、魏無羨は藍忘機が陰鉄を一人で捜しに行ったと気づき、江澄たちに【夜狩へ行くなり】と置手紙だけ残して藍忘機を追う。「藍湛、酷いじゃないか。俺を置いて抜け駆けなんて。俺が活躍して手柄を奪われるのが怖いか?」藍忘機の隣に並ぶ魏無羨。「くだらん」藍忘機はそっけなく返す。

潭州の街で二人は聶懐桑と遭遇し「なぜ藍忘機と一緒なんだ?二人は犬猿の仲だろ?」と聞かれる。「話せば長い。俺たちは仲良しさ」と答える魏無羨。藍忘機の持つ陰鉄の小袋が光り、蒔花女(しかめ)の屋敷に向かうと陰鉄は奪われていた。梟の羽が落ちていて温晁の梟だと魏無羨たちは話す。その後、行く先々で梟が魏無羨たちを見張る。一方、温情は「仙督より櫟陽の薛洋に手を貸すよう言われた」と温晁に伝えるが、温晁は「魏無羨と藍忘機の邪魔をさせたくないだけでは?仙督の名を持ち出すな」と返す。その後、魏無羨を追った江澄は宿屋で会った温情から「大梵山へ。魏無羨が危険よ」と教えられる。

魏無羨たちは大梵山の村に到着し、道端にいた老婆に「天女の災いが降りかかり魂を奪う」と言われる。「摂霊?」と思う魏無羨。老婆は魏無羨たちを舞天女の祠へと案内する。中には舞天女の石像が置いてあった。男が現れ【20年前、舞天女が祟りを起こし始め他人の霊識を吸った。ある名門の家主が鎮めたが死人が多すぎてここも廃れた】と話す。「ここに泊まるがいい。そうすれば全てが分かる」と言われ、祠で寝ていると突然石像が動き出す。魏無羨たちは戦い、どうにか石像を元の場所に戻し動きを封じる。しかしその後、白瞳になった街の人々が祠に入ろうと襲ってくる。

(感想)追ってきた魏無羨に「くだらん」って藍忘機はそっけなかったけど、内心は嬉しかったのかな?

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9話~12話

9話【惑わしの霧】交流度

飛ぶ梟に気づく魏無羨たち。何かいい方法はと考えていると外から温情が吹く号笛の音が聴こえる。村人たちは温情に向かって歩いていき、足を止める。魏無羨たちが外へ行こうとすると「待たぬか」と石像から声が聞こえて驚くがそれは江澄だった。「書き置きだけで姿を消しやがって。どれだけ私が…」と江澄は怒り、心配していた様子が分かる。皆で温情のところに行くと村人は再度襲ってくる。温情は「逃げて」と言い「全員が脱出するには力を合わせないと。村人が正常に戻る方法を知っていたら教えてくれ」魏無羨が聞くと「温晁が陰鉄の封印された梟を使ってるだけ」と温情は答える。魏無羨と藍忘機は梟を追っていく。霧の中、目を閉じて意識を集中し梟と戦い葬り去る。すると村人たちの霊識が戻る。

温情は村の墓場でここは自分の故郷だと明かす。昔、舞天女の像に襲われ生き残ったのは温情と温寧だけでその後、岐山温氏に育てられたと。「なぜ石像は動き出した?」藍忘機が聞くと温情は分からないとごまかす。「舞天女に欠けているのは陰鉄だな。舞天女は藍湛だけを狙っていた。目的は陰鉄だ。取り出した者は温若寒だ」魏無羨は言う。「20年前、温若寒は陰鉄を取り出し君の一族の命を奪った。4つの陰鉄のうち3つが世に現れた。残りの1つは?」藍忘機は聞くが「温若寒には育てられた恩がある。手は貸せないわ」と温情は去る。

その後、魏無羨たちは櫟陽へと向かい、地元の仙門世家である常氏一族のことを探るため酒楼に行く。そこで給仕に【常氏十数人が突然姿を消し、夜になると中から扉をたたく音が聞こえる】と話を聞く。魏無羨たちは常氏宅を訪れ門を開けると、中は皆殺しにあった悲惨な状況だった。

(感想)江澄は魏無羨を心配してたのね。こんなに仲が良かったのにどうしてこの後の不夜天での戦いで剣を振り下ろしたのかな。気になる。

10話【清河の雄】交流度

陰鉄の袋が光り、屋根を見ると笑う薛洋(シュエ・ヤン)がいた。常氏一族は薛洋により惨殺されたのだった。そこに薛洋を追っていた暁星塵(シャオ・シンチェン)と宋嵐(ソン・ラン)が現れ、薛洋は逃げようとするが魏無羨は術で薛洋を地面に落とす。薛洋を捕らえ、彼の体を調べるが陰鉄は持っていなかった。

その後、暁星塵たちと別れ、魏無羨たちは薛洋を連れて清河聶氏宗主の住む不浄世に行く。聶宗主は薛洋に激怒し殺そうとするが「陰鉄の件は各世家の未来に関わります。まず陰鉄のありかを聞きだしては?」と副将、孟瑶(モンヤオ)に言われ、薛洋は地下牢に入れられる。魏無羨は「あの人も薛(シュエ)だな」と言い「薛重亥(シュエ・チョンハイ)のことだな」と宗主は返す。「薛洋が誰であれ温氏は二つの陰鉄を持つ。温氏との戦いになるかと」皆で話す。宗主は藍忘機に「藍曦臣が禁書に陰鉄の記載を見つけたそうだ。今は直ちに陰鉄を姑蘇に持ち帰り、災いを除く策を講じてくれ」と言う。夜、藍忘機のいる部屋の屋根で酒を飲み寝ていた魏無羨。藍忘機はそれを見つめ「私は去る」とつぶやき姑蘇に向かう。

翌朝。温晁が配下を連れ不浄世に乗りこんで来る。「陰鉄と薛洋を渡せば、出過ぎた真似は追及すまい」と温晁は言い「その命には従えぬ」と宗主は返す。「清河聶氏は姑蘇藍氏に味方するのだな。私が仙督に代わって粛清してくれよう」温晁は言い放ち、温氏と聶氏の戦いになる。薛洋は聶氏総領により逃がされ、それを見た孟瑶は総領を殺す。その後、温晁は「そこまで」と戦いを止める。魏無羨が駆けつけ「あまり調子に乗るな」と言うと温晁は「兄の温旭(ウェン・シュー)が姑蘇へ行ったぞ。藍忘機が無事に姑蘇に戻れたとしても目にするのは一面の廃墟となった雲深不知処だ。今日は許してやるが、以降同じことがあれば清河不浄世は第二の雲深不知処になるぞ」と言い放つ。その後、聶宗主は聶氏惣領を殺した孟瑶に罰として清河から去ることを命じる。

(感想)一人で姑蘇へ戻った藍忘機が心配。温晁が最後に言った訓学が気になる。

11話【手負いの雲紋】交流度

魏無羨と江澄は蓮花塢へと戻る。二人が戻って喜ぶ師姉。「俺が恋しかったはず」と魏無羨が言うと師姉は笑う。江氏宗主は「温氏の特使が来て、血縁の子弟を岐山へ送り教えを受けさせろと。準備しておけ」と二人に伝える。宗主の妻は【温氏の命の背けば反逆し百家に害を及ぼした罪で粛清する】と文に書かれていたと話し「明らかに人質を取るようなものよ」と激怒する。その後、魏無羨は宗主に「藍湛にはずっと信号を発し続けたが何の応答もない。まさか雲深不知処に何か…」と話す。「藍氏は陰鉄の件で温氏に目を付けられたが、陰鉄の精錬は困難を極める。少しの不注意で陰鉄に操られる。ゆえに温若寒も簡単に各門派に攻め入ることはなかろう。反撃にあうからな」と返す。

その頃、姑蘇へ向かう藍忘機の前に温晁と配下が現れ「陰鉄を渡せば命は助けてやる」と言う。藍忘機は魏無羨の破魔呪(はましゅう)を使って目をくらませこの場から去る。一方、姑蘇では温旭が兵を率いて雲深不知処を襲っていた。藍啓仁は宗主の藍曦臣に古書を持たせ逃げるよう説得する。その後、藍忘機は姑蘇に到着し、藍啓仁と子弟たちと寒潭洞に逃げ込む。ここは抹額をつけた者しか入れない場所だった。しかし外では逃げ遅れた子弟が温旭に殺されていき「心に恥じぬよう生きよとここで藍翼殿に言われた」と藍忘機は話し、一人外に出る。「ここから退け。私も岐山に行く」と藍忘機が言うと温旭は子弟を解放する。藍忘機は一方の足を折られ、岐山に連れて行かれる。

魏無羨と江澄は岐山に向かう。そこには訓学を受ける者が集まり、金子軒や聶懐桑もいた。最後に藍忘機が連れられてくる。

(感想)魏無羨と師姉の関係が微笑ましい。藍忘機の高潔な感じが素敵。

12話【粛清の始まり】交流度

温晁は訓学の間はここの掟を遵守してもらうと話し、皆の剣を取り上げる。魏無羨は江澄に暴走するなと言われ、笑って剣を渡す。金子軒は従わず温晁の機嫌を損なわせるが、綿綿がかばい、最後には剣を没収される。その後、温晁は「温氏の家訓を覚え暗唱しろ。間違えたら罰を与える」と言う。翌日、指名された魏無羨は皆の前に出て【藍氏の家訓】を話し、温晁は激怒する。その後、指名されたが答えなかった藍忘機と金子軒と共に罰として糞尿を運ばされるのだった。

魏無羨は「温旭たちが雲深不知処に乗りこんだそうだが、薛洋の陰鉄が見つからないから無理難題を押しつけたんじゃ?」と藍忘機に話しかける。そこに温晁が現れ、魏無羨は「おまえたちの畑の臭いはお前の臭いと同じだ」と言い、温晁は激怒し魏無羨を鞭で打つ。その後「藍忘機に陰鉄の行方を聞きたいのだろう。お前の想像通り3つの陰鉄は手に入れた。残す陰鉄はあと1つ。薛洋が持って逃げたかお前たちが隠したか」と話し「藍忘機が陰鉄のありかを知らずとも、お前はどうかな?」と魏無羨を意味ありげに見る。「言いがかりはよせ」と魏無羨は返す。温晁は魏無羨を猛獣のいる牢に投獄し、鎖を着けられた魏無羨は猛獣に襲われるが、針が飛んできて猛獣は倒れる。飛ばしたのは温寧で薬を魏無羨にくれる。

翌朝、魏無羨は牢から出され訓学に出る。温晁は「雲深不知処は岐山の管理下に入った。聶氏も仙督が鎮圧を命じた。金氏は面倒を起こさねば両親は無事でいられる。江氏は雲夢に隠れて顔を見せようとせぬ」と報告して笑う。そんななか配下から「慕渓山で邪祟が出没した」と報告を受け、温晁は訓学に参加している皆を連れ慕渓山へ向かう。

(感想)魏無羨は本当に賢くて言葉が達者。薛洋の陰鉄…魏無羨が持ってる可能性もある?

13話~16話

13話【二人だけの夜】交流度

慕渓山に行く道中、藍忘機は足の傷のため片足を引きずって歩く。魏無羨は「おぶってやる」と言うが「くだらん」と返す藍忘機。魏無羨は紙人形を温情に送り【藍湛を休ませたい】と頼み、温情は「休憩よ」と皆に言う。その後、慕渓山の洞窟を見つけ、奥に進んで行くと池があった。「誰かをつるして血を落とし妖獣をおびき寄せろ」温晁は言い「我らをいけにえにする気か」と金子軒は怒る。「今すぐその手で女を縛らなければ二度と家には帰れなくなるぞ」温晁は金子軒の隣にいた綿綿をいけにえにしようと考える。怒った金氏の子弟が温晁に襲い掛かろうとし、温晁は「歯向かったな」と言い、配下に門派の子弟たちを襲わせる。温晁の配下と門派の子弟たちが戦うなか、魏無羨は温晁を捕らえ、首元に剣の刃をあてる。温情は魏無羨に落ちついてと言い、皆に武器を下ろさせる。

そのとき大きな亀の形をした妖獣が現れる。目が悪いようで音を出さなければ大丈夫だと皆で話すなか、温晁は声を出し逃げ出す。配下たちも逃げ出し、急な坂を縄を使って上った後、縄を切る。そのため上に登れなくなった門派の子弟たち。その後、江澄が見つけた池の穴から脱出することにするが、魏無羨は皆を行かせるためおとりになり妖獣と戦う。妖獣は魏無羨を襲い、藍忘機が助けた際、足を怪我をする。江澄は「必ず戻ってくる」と言って池に入る。魏無羨と藍忘機は近くにあった小さな空間に入り避難し、追いかけてきた妖獣は池に戻る。

魏無羨は藍忘機の抹額を取る。「何を…」藍忘機がにらむと、藍忘機の足の傷に添え木をして抹額を使って足に巻きつけ、胸元から温寧から貰った薬を出して傷につける。その後、魏無羨は衣を脱ぎ始める。「何を?」藍忘機が聞くと「水に湿って気持ち悪いだろ。脱がせてやる」と魏無羨は藍忘機の衣も脱がせようと引っ張るのだった。焚き火をして温まる二人。魏無羨は訓学の際に綿綿をかばってついた傷について「綿綿は結構美人だからもし顔に焼きゴテをつけられ一生痕が残ったら大変だ」と話し出す。「お前の傷痕とて消えぬのだぞ」「男なら傷痕くらい当たり前、勲章になる。お嬢さんも一生俺を忘れない、美談だ」魏無羨が言うと「女子が一生忘れぬ意味を?意味もなく気を持たせるな」と藍忘機は怒ったようにこう返す。「もしかして綿綿が好きとか?」魏無羨は聞き、藍忘機は無言になる。「図星なのか」と魏無羨は笑い、藍忘機は呆れたように「お前とここでくだらん話を?」と言う。「こんなに話をする藍湛は初めてだ。姑蘇のほうがここに近いから藍氏のほうが先に助けに来るぞ」魏無羨が言うと「無理だ。雲深不知処は焼き討ちに。叔父は深手を負い、兄は行方知らずだ」と話す。

(感想)温晁が絵にかいたような悪役でなんか笑える。藍忘機が綿綿を好きなわけない(笑)図星なのかとか言い出す魏無羨に私も苦笑(笑)

14話【暗黒の剣】交流度

二人はあの妖獣は玄武神獣に似ていると話す。【偽物がいると聞いたことがある、それは屠戮(とりく)玄武で、あの薛重亥が操った妖獣だ】と思い出すのだった。魏無羨は落ちている矢を束ねて持ち、妖獣の甲羅の中に入る。中には人の体だけでなく霊識まで食べた痕跡があり、隕鉄と同じだった。そこで魏無羨は禍々しい怨念を放つ剣を発見する。この剣がこの妖獣を封印していたのだった。魏無羨が剣を抜くと妖獣の頭が甲羅内に入ってくる。妖獣の首に剣を刺すと魏無羨は甲羅の中から外に引きずり出される。外にいた藍忘機は縄で妖獣の首を絞め、魏無羨の血が剣にたれると、黒い妖気が魏無羨の体から放たれ、地面に落ちていた無数の剣が妖獣に刺さる。こうして妖獣は倒される。

魏無羨は意識を失う。しばらくすると意識を戻し「さっき大勢の人の叫び声が耳につんざいて意識が遠ざかった。俺は夢を見てたのか?」と聞く。「違う」藍忘機は答え、魏無羨を心配そうに見つめる。魏無羨は熱があり、藍忘機は魏無羨に手をかざし術で癒し続ける。「何か歌ってくれ」魏無羨が言うが黙ったままの藍忘機。「やっぱり無視か」魏無羨が言うと藍忘機はかすかに歌い出す。「いい曲だ、心地いい。藍湛。この曲の名はなんて言うんだ?」魏無羨のぼやける視界のなか、藍忘機は口を動かして言う。忘羨(ワンシエン)と言ったようだった。魏無羨はそのまま意識を失う。魏無羨が目を覚ますと洞窟の外にいた。江澄や金子軒に助けられていて、藍忘機は慕渓山を去っていた。江澄は「我らに感謝しろ。私と金の若君はこの7日ろくに寝ていない。姑蘇と清河が温氏に占領されたので蘭陵に行くしかなくてな。これも金の若君のおかげだ。金宗主に温氏討伐を訴えてくれたから二人を救出できた」と話す。魏無羨は金子軒に感謝する。

その後、雲夢に戻る魏無羨と江澄。江宗主の虞夫人は魏無羨に「魏嬰ときたら騒ぎを起こすばかりよ。言っておくわ。魏嬰は必ず災いを持ち込むわよ」と言うのだった。

(感想)妖獣を封印してた剣…これは災いを呼びそう。藍忘機は自分で作曲したのかな。藍忘機と魏無羨の名前を1字ずつとった曲名。このドラマの主題歌ですね。素敵!

15話【母の思い】交流度

岐山温氏の刃の餌食になった姚氏の宗主が雲夢に逃れてくる。江宗主は姚宗主を蘭陵金氏へ送るため江厭離を連れて向かう。その頃「薛重亥の神物である屠戮玄武が簡単に死んだと?」温若寒は温晁に問う。温晁が【屠戮玄武が何かの法器で洞窟に封印されていた、法器は見つからない】と報告すると「見つからぬだと?かの玄武を100年も封印したのだ。ただの代物ではない。探し出せ」と温若寒は命じる。

そんななか温晁の女、王霊嬌(ワン・リンジャオ)が配下を従え雲夢へと乗り込み「温晁の命令で魏無羨を懲らしめに来た」と話す。「慕渓山で若様に何度も不敬な言葉でかく乱させ、若様を危険にさらしたのよ。虞夫人にこの者を罰してほしい」と言い、虞夫人は「言ったはずよ、掟を守らなければいずれ災いを呼ぶとね」と魏無羨に激怒し、紫電で何度も打つ。女はそれでは甘いと【魏無羨の右手を斬れ】と虞夫人に命令する。江澄が止めるなか、女は雲夢を温氏の新たな監察寮にすると言う。それを聞いた虞夫人は王霊嬌の頬を叩き、周りの兵士を紫電で打つ。女の首を絞め「勝手に乗り込んできて家の者を懲らしめろですって?我が物顔で何様のつもりなの」と激怒し、何度も女の顏を叩き、倒れた女の顏を足で踏み、側近に兵士を殺させる。そこへ化丹手の温逐流(ウェン・ジューリウ)が女を助けに現れる。女は外に出て温氏に助けを求める信号を放つ

虞夫人はそのすきに魏無羨と江澄を舟に乗せ「追手が来る前に逃げて。安全な場所に着けば縄は解ける」と言って二人を紫電でしばりつけ舟を岸から放す。母上と泣き叫ぶ江澄。「魏嬰、江澄を守るのよ、命に代えてでもね」虞夫人が頼み、魏無羨は頷く。しばらく舟が進むと、金氏のところから帰ってきた江宗主と江厭離の舟に出くわす。江澄は事情を話し「早く戻って加勢しましょう」と訴える。しかし父は江澄、江厭離、魏無羨の三人を紫電でしばりつけ「眉山の祖母を頼れ」と言う。三人が泣き叫ぶ中、魏無羨に「江澄と江厭離を頼んだぞ」と言って、自分と配下だけで雲夢に戻るのだった。

(感想)気の強い女二人の言い合いが新鮮。虞夫人強い。虞夫人と江宗主との別れのシーンはつらい。

16話【無情の殺戮(さつりく)】交流度

蓮花塢で温氏の兵と戦う虞夫人。江氏の仙師は小さい子まで殺される。江氏宗主、江楓眠が到着し加勢するが温逐流にはかなわず、虞夫人ともども全員殺されてしまう。魏無羨たちは紫電の縄が解けると急いで舟をこぎ戻る。蓮花塢の屋根から様子をうかがうと、江氏宗主と虞夫人は手を繋いだまま亡くなっていた。それを見て涙を流す魏無羨と江澄。屋根から落ちた江澄はそのまま林を突っ走る。魏無羨も追い、しばらく走ると江澄は「両親の骸がある」と言って戻ろうとする。「戻れば死ぬぞ。約束したんだ、おまえを守ると」魏無羨が言うと、江澄は魏無羨の首を絞め泣きながら「お前のせいで。すべて失った」と号泣する。魏無羨も辛そうに涙を流す。その頃、温晁は魏無羨と江澄の行方が分からないと知ると温逐流に「絶対逃がすな」と命令する。

その後、魏無羨たちは一人で待つ師姉、江厭離の所へ行く。祈って待っていた師姉に全て話すと彼女は座り込み号泣する。宿で師姉は熱を出して寝込み、江澄は無言で座り込む。魏無羨は街に出て食べ物を買っていると温氏の追っ手が迫っているのに気づく。宿に戻ると江澄の姿が消えていた。「まさか蓮花塢に?」魏無羨は師姉を残し、江澄を連れ戻しに行く。蓮花塢で温寧と出くわし「お前まで加担したのか?」魏無羨は問う。「加担なんてしていない。知らせを聞いて着いたばかりだ」温寧は返す。江澄は温晁が捕らえたと温寧は教えてくれる。魏無羨は温寧を人質にして江澄の救出に向かうことも考えるがやめる。「私なら協力できるよ、私が連れだしてくる」温寧はこう言い、魏無羨は頼むことにする。

(感想)江氏夫婦が亡くなったシーン、その後も泣ける。頼られたり首絞められて責められたりしてる魏無羨も精神面大変そう…。

17話~20話

17話【失意と決断】交流度

魏無羨は蓮花塢の橋の下で様子をうかがう。すると近くにいた温氏の兵士が倒れ、温寧が傷だらけの江澄を背負って現れる。温寧は【宴会の酒に薬を盛った、江氏宗主と夫人の骸も移動させたからあとで渡す】と話す。そして「夷陵にいる姉上なら江澄の傷を治せる」と言い、夷陵に向かう。その頃、温晁は江澄がいなくなったと知らされる。兵に話を聞くと温寧が救ったと分かり、温逐流に明日夷陵に行くぞと言う。温逐流に「姉弟をどうするおつもりで」と聞かれた温晁は「共に殺すまでだ」と答える。

夷陵監察室に着く。温情が温氏がした蓮花塢でのことを謝ろうとすると「命には命で償わせる」と魏無羨は言う。その後、温情は江澄を治療する。江澄は目を覚ますと温逐流のせいで金丹を失っていた。修行で鍛錬された気が消え「普通の人間となった。金丹を失って再生もできないのにどうやって敵を討つ?」と絶望する。魏無羨は温情に医学書を集めてもらい江澄の金丹を復活させる方法を探し、見つける。温情に協力を頼むと「分かってる?どんな代償を払うか」と戸惑い「手を貸してくれたら後は俺がやる」魏無羨は頼む。「可能性は5割よ」「5割でも十分だ」と魏無羨は微笑む。

(感想)温情と温寧は本当に良い人なんだけど…温氏なんだよね。温晁が殺すって言い出したけど大丈夫かな。

18話【ずっと三人で】交流度

魏無羨は外でキジを狩っていると倒れている宋嵐(ソン・ラン)を見つける。数月前、師匠のいる白雪閣に戻ると、待ち伏せていた薛洋に襲われ、目をやられたと言う。その後、絶望の淵にいた江澄に魏無羨は【抱山散人は死者を生き返らせる世外の仙師で、その人なら金丹を再生できる。俺の母は抱山散人の弟子、蔵色散人だから、何を聞かれても蔵色散人の子だと言え】と話し、江澄はそれを聞き希望を持つ。その後、温情は「万一彼が知ったら?一生隠せると?」魏無羨に問う。「同じことが温寧に起きれば君も俺と同じ道を選ぶはずだ」魏無羨はこう返す。

その夜、魏無羨は師姉、江厭離の作ってくれた汁物を飲みながら子供のころを思い返す。【初めて蓮花塢に来た俺はおびえていた。江澄が飼ってた犬が怖かったため江宗主は犬を人にあげた。江澄は「お前なんか出て行け」と怒り狂い、俺は森の木に登っていると師姉が来た。その後、木から落ちた俺を師姉はおんぶして家に戻った。途中泣いていた江澄がいて、俺に「ごめんなさい」と言い、三人で笑いあって家に戻った】

師姉は「私たち三人はずっと一緒にいるのよ。永遠に離れない」と魏無羨に言う。それを横になって聞いていた江澄は涙を流す。その後、江厭離に眠りの香を嗅がせ眠らせ馬車に乗せる。視力の戻った宋嵐が江厭離を蘭陵へ連れて行く。「金丹を取り戻したら迎えに行く」と江澄は言う。その後、魏無羨は江澄と抱山散人がいるという山へ向かう。「この先は自分の力で進め」と魏無羨は江澄に目隠しをして去る。江澄が一人歩いていると抱山散人らしき人物が現れる。

雲夢江氏の惨劇により三大世家は共同で決起。蘭陵金氏のもとで各仙門派の子弟たちが集まり
温氏討伐に向かう。

(感想)抱山散人の話は嘘なの?魏無羨と温情の話していることってどういうこと?どうやって江澄の金丹を取り戻すの?

19話【乱葬崗(らんそうこう)】交流度

7日後。魏無羨は胸元を抑え辛そうに歩く。夷陵の町で江澄を待ち続ける魏無羨は茶楼で温晁一派に出会う。魏無羨は捕らえられ、江澄はどこにいると聞かれるが答えない。魏無羨は体を痛めつけられ連れていかれる。その頃、江澄は金丹が復活し夷陵に戻るが魏無羨はいなかった。温晁は魏無羨を乱葬崗に落とす。ここは夜になると魑魅魍魎の巣窟となり、生きた人間が足を踏み入れれば出ることもできず魂も戻らないという場所だった。

魏無羨は気が付くと乱葬崗に横たわっていた。近くに黒い怨念がまとわりついた剣があり、【魏無羨よ仲間になれ、復讐したいか?そうだ手に取れ、仇を討ちたいだろ?手を貸してやる、ともに復讐するぞ】という声が聞こえてくる。魏無羨が剣を取ると【それでいい】と剣は言う。

3か月後。藍忘機は江澄と共に岐山温氏の教化司を焼き討ちにし仙師たちを捕らえ、修学のさい奪われた剣を取りもどす。そこで魏無羨が乱葬崗に捨てられたと聞く。一方、金氏は清河にいた温旭たちを討つ。江厭離と金子軒がこの地にいると、江澄と藍忘機が到着する。「回復したのね」と江厭離は喜んで江澄と抱き合う。金子軒は藍忘機に「魏無羨は?」と聞き、江厭離も江澄に同じことを聞く。江澄はうつむく。その後「温旭を殺し温若寒の右腕を奪った。江氏の弔いになるかと」と金子軒は言い「温晁と温逐流を殺さずして御霊は鎮まらん」江澄は返す。「藍曦臣も子弟と雲深不知処に戻った。残るは雲夢と夷陵の二か所だけだな」皆で話す。江厭離は江澄に「魏無羨を連れ戻して」と頼み「必ず連れ戻す」と決意する江澄。

(感想)金丹は魏無羨の体から取ったの?それを江澄に移したってことかな?乱葬崗にあった剣のせいで魏無羨も変わっていきそうな…。

20話【邪を呼ぶ笛の音】交流度

夷陵の監察寮で過ごす温晁と王霊嬌。そこに何者かが吹く笛の音が聞こえ、王霊嬌はおかしくなり首を吊る。それを見た温晁がおびえていると温逐流が助けに来てここを去る。その後、藍忘機と江澄が監察寮に攻め入るが、すでに温氏の配下たちは死んでいた。近くに貼られた護符に何者かが書き足し、邪を招く護符になっていた。そのとき「牢で一人生存者が」と報告される。江澄が牢に行くとそこには温情がいて鎖を解く。「温氏は私の仇敵だが君は違う。私の命の恩人だ」温情は温寧がまだ岐山に捕らわれたままだと話し「貸し借りはこれでなしね」と去ろうとする。江澄は以前助けてもらった際に買った櫛を渡し「将来困ったときは私を頼れ。あと一度力を貸す」と言う。

藍忘機たちは逃げた温晁と温逐流の行方を捜し、隠れ家の宿を見つける。屋根の上から様子をうかがっていると温晁たちの前に笛の音と共に魏無羨が現れる。そして笛の音で怨霊を操り温晁を襲い、温晁は気絶する。次に怨霊は温逐流を襲うが、温逐流が魏無羨に攻撃しようとしたとき江澄は紫電で温逐流の首をしめて殺す。江澄は魏無羨に剣を渡し「この三月どこへ行っていた」と聞く。言い尽くせないと笑う魏無羨を江澄は抱きしめる。「お前が乱葬崗に捨てられたと聞いた」「捨てられてたら生きてここにいるか?」「よく逃げ出せたな、しかも様子が違う」江澄は言う。「そうか?俺は変わったと?」魏無羨は聞き、江澄はそうでもないと答えるが藍忘機はじっと探るように魏無羨を見て「邪道を修めれば代償を伴うぞ。身も心もむしばまれる」と話し出す。「他人の霊識は奪ってないのになぜ邪道だと?護符を使い笛を吹いただけで邪道になるのか?たとえ邪道でもこの身がむしばまれるかは俺が一番承知だ。心については心の主である俺が判断すること」魏無羨は言い返す。「己で制御できぬこともある」藍忘機が責めるように言うと「なぜ俺に食って掛かる?何様のつもりだ。姑蘇藍氏なら許されると?」魏無羨は言う。

そのとき温晁が目覚め「どうか許してほしい。殺さないでくれ」と懇願する。魏無羨は藍忘機に「帰ってくれ」と言い、藍忘機が外に出ると温晁の叫び声が聞こえるのだった。その後、魏無羨と江澄は清河に行き、師姉と涙の再会をする。

(感想)可愛かった魏無羨がなんだか雰囲気変わっちゃった。藍忘機はすぐに見抜いて心配してる。

21話~24話

21話【変化】交流度

帰ってきた魏無羨のための祝いの宴が開かれる。そこで聶宗主は「なぜ剣を佩いていない?」と聞き、魏無羨は「嫌だからさ」と答える。さすがに怠慢がすぎるのではと周りはざわつき「魏無羨は怪しげな呪符を使っていたと耳にした」など噂話をする。藍忘機が宴に来ていないため師姉は「藍の二若君は?」と魏無羨に聞く。「さあね」「ずっと仲が良かったでしょう?」「そうかな?」魏無羨は言い、部屋を出る。江澄が追ってきて「なぜ中座した。藍忘機か?あれからお前を避けてるが会う必要もないだろ?」と言う。魏無羨が歩いて行くと「剣を取り戻したのになぜ佩かぬ」と江澄は責める。

魏無羨が部屋にいると師姉が急に入ってくる。魏無羨はつい笛を持って相手に向ける。師姉は笛を見て「前は持っていなかった」と言い「拾ったんだ」と魏無羨は答える。「あなたの霊器なのね。一品の霊器なら名なしじゃだめよ。失礼だわ」師姉の言葉を聞き、魏無羨は「じゃあ陳情と呼ぶよ」と返す。

大切な会合が行われることになり、江澄は魏無羨を捜すがいない。師姉は「私が捜すから」と外へ行く。会合は魏無羨なしで始まり、聶宗主は「息子二人が死に、温若寒は懐刀を失った」と話し出す。一方、師姉は魏無羨が笛を吹いて黒い気を体から放っているのを見てしまう。「さっきのは…」師姉は聞き、魏無羨はごまかす。会合では「今こそ奮起して岐山を倒すときである。岐山に孤立する温若寒を攻めれば滅ぼせる」と皆で話す。藍曦臣が「甘く見てはならぬ。温若寒の奥の手は陰鉄と傀儡である」と言った時、魏無羨が戻ってきて「陰鉄にも相克するものがあるはずだ」と言う。

その後、魏無羨は部屋に戻るとき、師姉と藍忘機が話しているのを見かける。「身も心もむしばまれる。剣で戦うのが正道。呪符は補足であり修めてはなりません」と藍忘機は話し、魏無羨は「江氏の件に首をつっこまないでくれ」と怒る。師姉は「私から藍の二若君に相談したのよ」と説明する。「藍湛から夷陵の観察寮でのことを?」魏無羨は聞くと「聞いてないわ」と師姉は答える。

(感想)笛の名前が陳情なのね!魏無羨と藍忘機が仲が悪くなった感じで残念。

22話【不夜天の決戦】交流度

夜。屋根の上で魏無羨と藍忘機は並んで座る。魏無羨は「昔を思い出さないか?こうやって二人で座ってたな」と話し「喧嘩したのだ」と藍忘機は返す。「俺が夜忍び込んで藍の二若君につかまった。ただ残念だ、ここに天子笑がない」魏無羨は笑い、その後「藍湛ありがとう。師姉に黙っててくれた」とお礼を言う。「身も心もむしばまれる」心配する藍忘機。「薛重亥のような邪道じゃない。詭道術法だ。三月の暗黒の日々で会得した術だ。一本の竹笛で万物を操る」魏無羨は説明をする。「術法を支えるのは精神か」藍忘機が問うと魏無羨は頷き「魔道に落ちたりはしない」と誓う。「信じるか?」魏無羨が聞くと藍忘機は頷き「私に協力させよ」と言う。「分かった」魏無羨は微笑む。

聶宗主が討伐の軍を率いて不夜天に攻め入る。しかし温氏の配下は次々と傀儡に変わり、斬れど斬れど攻撃してくるため撤退する。聶宗主は「陰鉄の力は侮れぬようだ。正面から突破できぬなら【賊をとらえるにはまず王から】だ。私が不夜天に潜入し温若寒を殺す」と話す。藍曦臣が不夜天の布陣と陰鉄のありかが書かれた図を出して皆に見せる。聶宗主は誰が送ったものだと聞くが「当人の同意も得ず私から正体は明かせぬ」と藍曦臣は答える。

聶宗主は「私の成否にかかわらず7日後不夜天に総攻撃をかけよ」と命じ、一人で布陣図を頼りに不夜天に潜入し温若寒を倒しに行く。温若寒の前までたどり着くと「お久しぶりです」と孟瑶が現れる。清河から去ったあと、温氏の配下になっていたのだった。温若寒は陰鉄の力で聶宗主を攻撃する。すぐ外では討伐の軍が傀儡と戦っていた。不死身の傀儡たちに為す術もない仙師たち。そんななか魏無羨は笛を吹き、傀儡たちを操り同士討ちをさせる。

(感想)屋根の上ですっかり仲も戻った様子で良かった。ここにきて孟瑶再登場!

23話【落日(らくじつ)後の形勢】交流度

温若寒は異変を感じ炎陽殿の外に出る。黒い気に覆われた魏無羨を見て「お前か、どこから陰鉄を?」と聞く。「俺もこいつも冥界からやってきたのさ」魏無羨の横には黒い気を放つ物体が漂い「この法宝は精錬したばかりだ。この法宝は陰鉄じゃない、その名も陰虎符(いんこふ)だ」と魏無羨は言う。温若寒は魏無羨を引き寄せて首を絞める。すると陰虎符が傀儡たちを攻撃し傀儡たちは全滅する。それと同時に、温若寒の背後に現れた孟瑶が彼に剣を刺し温若寒は死ぬのだった。炎陽殿の中の聶宗主はかろうじて生きていて、藍曦臣は「布陣図を送ってくれ、我らに情報を流していたのは孟瑶だ」と明らかにする。孟瑶は温若寒に近づくため岐山温氏に潜入したのだった。

3日後、ずっと気を失っていた魏無羨が目覚める。「陰虎符で体力を奪われたからしばらく安静に」と師姉は言う。「知ってたのか」「うちの羨羨がこんなにすごいなんて。今後は簡単に陰虎符を使わないで。心もすり減ると藍二若君が言っていたわ」そして師姉は藍忘機がこの3日、朝晩精神が定まるように琴を弾いてくれたと教える。ちょうど藍忘機が来て、師姉は藍忘機にお礼を言って部屋から出ていく。藍忘機は琴を弾き「藍湛もう大丈夫だ」と魏無羨は笑うが「あと三日だ、邪を払う」と藍忘機は返す。三つの陰鉄は葬ったと知らされる。

その頃、金宗主は温氏の残党をとらえると話し「残党とはいえ丸腰の者まで捕らえる必要が?」と藍曦臣は聞く。金宗主は「残りの陰鉄の行方を突き止めなければならぬ。万一温氏の残党や野心のある者の手に渡ればどうなることか」と話す。金宗主は孟瑶を族譜に入れ、孟瑶は金光瑶(ジン・グアンヤオ)になる。

外で藍忘機は「いつ陰虎符を精錬した?」と魏無羨に聞く。「玄武洞で陰鉄の剣を手に入れたと言ったら信じるか?」「陰虎符は邪道の産物。心が乱れれば制御できぬぞ」「俺が温若寒のように陰鉄に支配されると?陰虎符は陰鉄と違う」魏無羨がこう返した時、温氏の残党の老人や女、子供が金氏の配下に殺されるのを目撃する。阻止に向かった二人に、金子勲(ジン・ズーシユン)は「陰鉄に関わる者は生かしてはならぬ。聶宗主と藍宗主も同意した」と話す。

藍曦臣と聶宗主と金光瑶(孟瑶)の三人は天の下で兄弟の誓いを立てる。その後、宴会が開かれ【金光瑶は最大の功労者】と言われ、今は藍曦臣と聶宗主に並んで【三尊】の一人と言われていると褒めちぎられる。そんななか金宗主が【金子軒と江厭離が再び縁組すること】を提案する。

(感想)温若寒が死んで温氏が滅びた!でもまさか孟瑶が仕留めるなんて。3日間朝晩琴を弾いてくれた藍忘機。魏無羨を心配しまくってる。

24話【新たな船出】交流度

宴会に魏無羨が現れ「江澄ではなく師姉に尋ねるべきでは?」と言う。師姉、江厭離は「今は蓮花塢の再建すべき時、婚姻話は妥当でないかと」と断る。その後、金光瑶が皆の前に立ち「父に代わって皆さまを金鱗台へ招き、金氏による狩猟大会を百鳳山で開きたいと思います」と告知する。宴会後、金氏宗主は「それで陰鉄のありかは」と金光瑶に聞く。金光瑶は「何者かが薛洋から奪った可能性も」と報告する。「誰が単独で接触した」「魏無羨かと」こう言って金光瑶は魏無羨を監視すると話す。

一方、姑蘇に戻った藍忘機は【琴譜の研鑽のため蔵書閣の禁室に入りたい】と兄と叔父に頼む。しかし「蔵書閣の書を読み終えてないのに必要ない」と拒否される。その後、藍曦臣は雲夢に来て魏無羨と遭遇する。藍曦臣は「この世に君しかいなければ好きに生きればいい。しかしわが道に固執すれば君を案ずる者にまで影響を及ぼす。我らを信じてくれたら姑蘇藍氏が剣の道を取り戻す力になる」と話す。「信じてるがその気はない」魏無羨は返す。蓮花塢に戻った魏無羨は江澄に「剣も佩かずに飲み歩くとは」と責められる。「どけ」と押されて魏無羨は床に崩れ「酒の飲みすぎで霊力も弱くなったか」と言われる。

師姉に「また江澄と喧嘩したの?」と言われ「いつものことさ」と返す魏無羨。「もしかして蓮花塢にいたくない?」「蓮花塢は俺の家だよ。他に行く場所なんてない」魏無羨は答えた後「そういえばずっと聞きたかったんだ。人はなぜ誰かを好きになるの?つまり特別な意味の好きだよ」魏無羨は聞く。「なぜ急にそんな?好きな人が?」驚く師姉。「違うよ、好きな人なんていない。好きになりすぎるのも嫌だ、自分の首に紐をつけるようなもんだろ」魏無羨は答えるのだった。

(感想)急に魏無羨が【好きになること】について聞いて驚いた。好きになりそう?なってる?

25話~50話(最終話)

※25話~50話(最終話)は次ページにあります。

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