《晩媚と影~紅きロマンス~》の感想(ネタバレなし・あり)残酷で美しい独特の世界観と恋愛の物語です。

恋愛と権力と策略(古装劇)

ドラマのオープニング曲が情感たっぷりのメロディで、聴いた瞬間から引き込まれます。ちょっと変わった設定で予想のつかない展開のドラマですが、独特の魅力があります。

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《晩媚と影~紅きロマンス~》あらすじ

五代十国時代。妓楼から逃げだした1人の娘が、則天武后の隠密機関として発足した女たちの暗殺組織にたどり着く。そこで晩媚という名を与えられた彼女は、刺客となる修練を開始。そして“影”と呼ばれる護衛に選んだ長安と、いつしか許されぬ恋に落ちるが…。

https://video.unext.jp/

晩媚と影~紅きロマンス~ (2018)全36話

 リー・イートン、チュー・チューシャオ、ワン・ドゥオ、パフ・クオ、ジル・シュー

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ネタバレなし感想

映像美と残酷さが印象的なドラマです。ヒロインが暗殺組織に所属する刺客なので、任務に従い行動をしていきます。なので血を見る機会が多いです。ちょっと暗めのお話かなと思います。

専属で護衛してくれる役目(影)である長安との恋愛は、刺客と影の恋愛は禁じられているので、辛いことが多いのは想定内ではありましたが、想像以上に過酷な展開になっていき驚きました。ヒロインに心を寄せるもう一人の男性の存在もあります。この彼の美形ぶりは必見です!

他の登場人物の恋愛も独特で見ごたえありました。ドラマの設定自体が特殊(暗殺組織とか、その組織の階級とか影とか)なので、一般的なドラマの愛情とはまた違う描き方やエピソードが惹きつけられました。特に最終回では【究極の愛】といえるくらいの愛を描いていたと思います。

キャストの見所

晩媚(ばんび)役 リー・イートンちゃんはとにかく可愛い!女の子らしい顔と雰囲気ですが、刺客役をクールに演じていました。無邪気な笑顔も思いっきり泣き崩した顔も良かったです。このドラマのあと売れっ子になって色々なドラマに出演しているのも納得です。

長安役 チュー・チューシャオ 素敵な役でしたね。顔は個性的だと思いました。髪を下ろしているより結び上げている姿のほうが似合っていると思います。

若様 役 ワン・ドゥオ ミステリアスで美しかったです。この独特の存在感は必見かと思います。ちょっと内面が難解な役でしたが、細やかに上手に演じてたと思います。

【注意!】ネタバレあり感想

最終回、こんな悲惨な残酷な展開は予想してませんでした。いや、誰かは死ぬだろうとは思っていましたが…。

(↓ネタバレ注意!)

あの赤くなった壁は本当に長安の血と肉で塗りつぶされたものなの??って信じられない思いでいっぱいでした。そんなのドラマにしていいの?ってくらい残酷なシーンだと思いました。(←本当なら)私は刑風が嘘を言っているか、何かをしたら(術みたいなの?)生き返るんじゃとか思ってしまいました。(死体はないですが)

唯一の長安を感じられる物が【長安の胸元の皮】で作った団扇なんて…悲しすぎです。

思えば出だしからヒロインはかわいそうな設定でした。親に妓楼に売られ、その後も逃げるときの悲惨な姿が思い返されます。でも、長安を好きになって長安といるときの無邪気な笑顔がとても可愛かった!あのままでいられたら良かったのに…。

若様について。最初は若様は見た目でなんとなくストイックな人かと思っていたんですが、意外や意外、グイグイとヒロインに迫るのが良かったです(笑)私はルックス的に若様を終盤まで応援していたんですが、最後のほうはちょっぴり残念な気持ちになりました。晩媚と城主の命を懸けた戦いが終わった後にのこのこ来たのは何で?って。長安は自分の命を懸けて晩媚に気(力)を与えたのに…。すべてを見越してたのかな?でもどっちにしても長安とは違って晩媚に自分の命を懸けることはしない人ですよね。

最後に。団扇に書かれていた詩はどういうことかな?詩と共に【その場所】が映し出されていましたが…あそこに長安がいるってこと??魂かそれとも本人…?希望を持たせる終わり方なのかもしれませんね。

コメント

  1. ねりぽぐ より:

    柚子さん、こんにちは。
    何時もお世話になっております!懲りずにまたまた来ました(←超迷惑1)。
    BS版再放送、観終わりました!!何度も再放送要望を出して(←超迷惑2)、早々に応えてくれたBS12様に感謝です(笑。

    個人的にこのドラマに出会わなかったら、現在の中国ドラマライフが無かったどころかレオ君もシュー君も知らないまま人生を終えていたかと思うと恐ろしくて震えます(笑。
    柚子さんがお書きの通り、圧倒的な映像美と独特の世界観に完全にノックアウトされてしまった一人です。全体的に鈍色の雰囲気に生える極彩色のセットや小物、衣装はどの場面を切り取っても一枚絵の様に美しく、少しグロテスクでもあり、残酷な物語と相まって唯一無二の世界を構築していたと思います。今まで観た中国ドラマの中(大した本数ではないですが)で”世界(観)の美しさという”点では個人的にNO.1のドラマです。
    そして主人と影、お互いの殺生与奪を握りあっている状況下で、決して情を通じてはならない・・・って設定、考えた人!天才現る!!。しかも、それだけでも十分過酷な環境なのに、長安は没国の跡継ぎだから祖国再興と復讐のために影として晩媚に寄り添い生きる事すら許されないって、どれだけ二人を虐げれば神様は許してくれるのか(泣。
    しかも、命を捧げる程に愛し合っているのにキスすらしないで終わってしまうとは!ストイック過ぎる!!アメドラの登場人物達に爪の垢を飲ませてあげたいです(←大きなお世話)。アメドラの未だにどうしても苦手な一点が恋愛面で・・・秒速で恋愛感情芽生えるし、キスするし、寝るし、心変わりするのが全く理解できず、私にとってアメドラの恋愛要素は完全にブラックジョークの一要素です。英語には日本語の”切ない”に通ずる言葉は存在しないのではないかと疑っています(笑。
    また、柚子さんも途中まで推しだった(笑)若様!このドラマ、長安派と若様派に分かれそうですね。今回全話観たら柚子さんの仰る通り、思った以上に若様がグイグイ来てた!。でも、これは長安にも言える事ですが、圧倒的に言葉が足りない(泣。あれじゃ晩媚に伝わらないって・・・っと少し歯がゆくなりつつ、これがこのドラマの良さでもあるから難しいですね。確か晩媚が言っていたと思うのですが、「誤解は沈黙から始まる。だから言いたい事があるなら言って」のセリフが個人的に近年稀にみる超格言で、今仕事をする上で微妙に影響されてます(←単細胞)。
    ラストは柚子さんに同意!!”長安の生死は視聴者それぞれの解釈に任せます”と理解しました。って、そう思わないと余りにも晩媚が悲しすぎる・・・(涙。

    • 柚子(ゆず)柚子(ゆず) より:

      ねりぽぐさんこんにちは。いつも来て頂いてありがとうございます!(迷惑じゃないですよ(^▽^))
      再放送要望出してたんですか!それでテレビ局も動いてくれたりってやっぱりあるんですね。きっと。
      そういう行動するという頭がなくて今までしたことがなかったです…。
      中国ドラマファンの皆さんのおかげで今こんなに中国ドラマ放送が増えてるのかも!!と今気づきました。
      (今までテレビ局が独自に時勢を読んでいるのかと思っていました笑)

      ねりぽぐさんにとってこのドラマが中国ドラマスタートだったんですね。このドラマは何も知らない方が「何これ」って気になって観てしまう要素が強いと思います。
      まず映像が本当にすごいですよね。色彩感覚、センスが。冒頭の主題歌も個人的にすごく素敵だと思う要素です。
      話も設定もキャラクターも独特で、なかなかこういう要素(美しい世界観)がつまった作品も他にないかなと私も思います。
      中国ドラマ観ていると、製作人の才能を感じることが多いですね。天才か!って私も時々思います。(製作費もあるからできる面もあるかもしれませんね)

      そういえばキスシーンもなかったですね。中国ドラマってたまにキスシーンラブシーンいっさいない(ハグくらい)ものがあってそれも中国ドラマ独特の部分かもと思ったりします。(サスペンス系ではなく恋愛物なのにないんですよね)特に学園ものは大学以降の年齢にならないとキスシーンはなし。高校時代は交際禁止みたいで。(中国ってそういう文化がある??ようで)
      アメドラの恋愛部分は本当に日本人からすると価値観が違いすぎますね(笑)以前15歳くらいの役で恋愛してキスシーン(以上?)あるドラマ観た気がします(うろ覚え)
      遺伝子?歴史や文化の違いでこうも変わるのが面白いですね。

      「誤解は沈黙から始まる…」言ってましたね!覚えています。本当にこの通りだと思います。人の気持ちを察するとか難しいですもんね。
      若様は途中まで本当にわたし的に良かったんですが、最後があれれ?で残念でした。
      長安派はラストの展開ショックすぎたんじゃ…と思いますね。あのラスト…本当にときどき中国ドラマは残酷すぎます。
      (いや、生きてると信じればいいのかもしれませんが)

  2. ねりぽぐ より:

    柚子さん

    毎回、ご丁寧な返信有難うございます。

    再放送要望は、昔NHKドラマに嵌った時に「何気に”皆様のNHK”を公言してるだけあって意外とリクエストを聞いてくれる」と知り、実際要望出したらすぐに再放送してくれた経験から(恐らく私以外にも要望をした人が多かったのだと思います)どうしても再放送が観たいドラマは要望を出す事にしています。ただ、LaLaTVの電話でのみリクエストを受け付ける体制はハードルが高過ぎる・・・でも、したけど(笑。背に腹は代えられない(←霜華のカット少ないVer.が観たい)。
    主題歌!一生等你!!私も大好きです。水墨画のアニメーションとの相乗効果も素晴らしくOPを一度も飛ばさないで観たのはこのドラマだけです(笑。ドラマ初見時、真っ先にYouTubeで検索し、いまだに時々聞いています(←買えよ!)。
    晩媚と影は”絶望と希望の物語”だと捉えていて、姽嫿城という絶望の中で生きていた人たちが晩媚という希望を捨てない人間に出会った事で止まっていた時間が動き出し、その変化と晩媚自身(=希望の象徴)をある者(=姹蘿)は忌み嫌い、ある者(=若様、長安)は惹かれてしまったのだと思いました。だから、長安の「第二の姹蘿になるな」は”どんなに困難な状況にいても絶望に支配されるな”という事だと解釈すると、あのラストは物凄く意味があると考えます。晩媚が最後にブランコに乗りながら「(長安が居ないなら)もう、どうでもいい」と言い放ったのはかなり危うい(絶望に侵されかけている)状況を示していて、”長安が生きているのかも?”と考えさせる事で視聴者にドラマ後の世界に希望を持たせたのかなっと。絶望の中で生きるのも希望を捨てないで生きるのも同じ位辛い事だけど、最終的に後者の方が強い(だから晩媚は姹蘿に勝利した)と。
    しかしながら何故か個人的に一番感情移入してしまったのが月影で、若様の恋を見ているのが辛かったです。意外と晋王、月影の事大事にしてくれそうと思ったのは私の願望かもしれません(笑。
    ”大学生以降じゃないとキスシーン出て来ない”中国ドラマあるある、勉強になりました!ピュアで素晴らしい(感涙!!。実情に合っているのかは分からないけど、この歳になるとドラマで位夢見たいです(笑。

    • 柚子(ゆず)柚子(ゆず) より:

      ねりぽぐさんこんばんは。ララTV電話でのみ受け付けなんですか!!それにはびっくりしました。要望だすねりぽぐさんはファンの鏡ですね。
      ララTVで放送した物ってなんでか次はBS12で放送になったりするので、不思議に思ったりします。(なので私の場合他のチャンネルでやらないかな~なんて思いつつ待ってたりします笑)

      一生等你ほんとうに素敵な曲ですよね。あのイラストも個性的で。私もyoutubeでこの曲はもちろん他の気に入った中国ドラマの曲も聴いています。
      (買うことはせず…)本当にyoutubeって便利でありがたいなと良く思いますね。ドラマまで観れちゃうのもすごいなと感謝するばかりです。(中国語字幕ではありますが)

      晩媚と影に対する深い考察…!!圧倒されました。テーマをとらえて深く考えてそれを文章に表すことが出来てすごいです。
      絶望と希望の物語、ねりぽぐさんの書かれた通りだと思いました。(書かれた文を読んで気づきました)
      親に売られた晩媚の絶望的な始まりから、長安と出会って恋心を知って幸せに思ったりして、最後はその長安がいなくなってまた絶望的な日々に戻ってしまいますが…
      長安が生きているのかもって思えるぶん希望がありますね。晩媚もそのうち視聴者と同じようにそう思うのかなと思ったり。
      晋王、最初オカマさんなのかと思いました(笑)

      それにしても私はドラマを観て「カッコイイ、面白い、早く恋愛エピソードにならないかな」こんなことばかり思っていて(笑)私の脳みそをもっと回転させてテーマをきちんと感じたりしないと…と思いました^^;

      中国ドラマで高校生の生徒に対して先生が「早恋は禁止だぞ」?みたいに言っているシーンをたまに見かけます。なので転んでハプニングのキスとかはけっこう見るんですが(笑)恋愛としてのキスシーンは見かけませんね。(オデコにチュッはあったかな)それが青春って感じで可愛いなと思ったりです(笑)

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