《鶴唳華亭<かくれいかてい>外伝~別雲間~》あらすじと感想(ネタバレなし/あり)本編以上の終盤に驚きと悲しみの番外編!

宮廷古装劇,恋愛と策略系

鶴唳華亭<かくれいかてい>外伝~別雲間~(2020 BS全10話 原題:别云间)4.0

(キャスト)ルオ・ジン、リー・イートン、ジェン・イエチョン、ワン・ユー、他

※本編《鶴唳華亭<かくれいかてい>~Legend of Love~》の感想はこちらです。

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《鶴唳華亭 外伝~別雲間~》あらすじ

許昌平(きょしょうへい)の叔父は皇帝蕭睿鑑(しょうえいかん)だった。皇太子・蕭定権(しょうていけん)は従弟にあたる。皇帝やその他の誰も彼のその素性や晏安宮(あんあんぐう)に現れた意図を知らなかった。彼の目的は己の存在を証明することだった。

許昌平は蕭定権を敵にふさわしいと思っていた。しかし蕭定権は若い受験者を守るため城郭に現れ、聖旨とは反する誓いを叫んだ。その瞬間、許昌平は彼に見たこともない父の姿を重ねた

蕭定権は草案1枚のみで許昌平と皇帝を離間させ、許昌平は職を失い帰郷した。その帰郷がすべてを変えた。長年病んでいた母・孝敬皇后記憶を取り戻し、埋もれていた旧事を語ったのだった。

許昌平は母が先の皇后に虐げられていたと誤解していたが違った。母は皇后の恩情に感じ入り、恩に報うよう許昌平に命じた。自分と皇太子・蕭定権は仇敵ではない、本来兄弟だと思い、許昌平は恩返ししようと思うのだった。

一方、陸文昔(りくぶんせき)の元に趙王側近長安(ちょうあん)が来る。弟の書いた文を渡してくれて喜ぶ文昔。趙王が弟を都に呼び寄せ世話をしていると知る。長安は「趙王が顧さんを東宮に送ったのは何のためか。趙王は困っておられます。どうか力をお貸しください」と言い出す。「趙王の要求とは?」文昔が聞くと【武徳候と陛下はどんな交渉をして広川郡王を追放したか】を知りたいと言い、鶴のかんざしを取り上げ【今後このかんざしを見たときが趙王の指令の合図に】と脅され…。

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ネタバレなし感想

全10話だし外伝だし、たいした内容ではなく軽いものなのかと思っていました。でも全然違ってびっくりしました。本編に負けず劣らず(それ以上?)重いお話でしたね。そして私としては内容がちょっと難しかったかな…。(良く分からなかったり、説明された会話で内容を理解したり…笑)。

でも全10話とは思えないくらい内容が濃くて、最後の展開はショックを受けました。(希望も持てたけど…)。

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ネタバレあり感想・趙王は怖かった

※ネタバレしてます。ご注意ください。

趙王…本編では文昔を想う、良い人キャラといった印象だったのでこんな策略家だったことに驚きました。でも皇子なのに皇位を望まないわけがないし、何の見返りもなく文昔に手を貸すわけないし…と今更ながら思いました。

蕭定権が趙王の策略を見抜いて離京させようと色々計画した結果、趙王の母・皇后は趙王を都にとどまらせるため自害。3年間喪に服すため趙王は都にいられることになったけど、この皇后の自害も趙王の狙いだったというのが怖すぎでした。

許昌平は蕭定権のために最後の謀(趙王を排除する目的)をしましたが、物凄い拷問を受けてまでやり遂げようとする姿が凄かったですね。舌まで噛んだのはびっくりでした。趙王に脅されていた文昔だけど許昌平と一緒にこの計画を考えていたのはさすがと思いました。

許昌平が皇太子の従兄だったことを知った趙王たち。側近は【前朝の残党と結託した皇太子は死罪確定】だと喜びましたが、許昌平は【自分の身元が明らかになれば26年前の帝位争いが蒸し返され、朝臣と皇室の方々が血脈の復活を求めるのを恐れる。陛下は不安に駆られ判断力を失い最後はその憤りを告発者の趙王に向けるはず】と考えていて、その通りに。許昌平の策略は凄いなと思いました。(実は私はいまいちピンと来なかったんですが…)。

でも杖刑で亡くなる前に趙王が言った言葉で、蕭定権は周りの人を疑う無間地獄に…。この置き土産も怖かったです。

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ネタバレあり感想・謀反の結果

陛下は蕭定権を【息子の中で最も朕に似ている】と思い、軍が勝利した知らせを受けた際は一緒に父と子は喜んで平和な雰囲気が流れて、このまま関係は雪解け…?なんて思いましたが、武徳候(将軍)が死んだと知らせが来て…。

陛下が自分(の命令)ではないと否定するなか、蕭定権は父の目論見だと疑い…。やっぱりこの親子は相いれないんだと悲しくなりました。

蕭定権は武徳候の棺を受けとりに長州へ。このとき張紹筠(ちょうしょういん)が世話しに来ましたが、しっかりした様子と変わらぬ善人ぽさが感慨深かったです。でも顧逢恩(こほうおん)率いる顧軍により張紹筠が殺され…このシーン悲しかったです。

顧逢恩は謀反の大義名分を主張するため蕭定権を担ぎ上げようとし、蕭定権は顧軍の謀反を予測して城外には援軍を呼び、自ら皇太子の位を捨て、謀反をおさめようとし…。「お前のために皇位を奪おうとしたのに」と顧逢恩は怒り「辺境の地に来る顧軍の兵が命を懸けるのは、いずれ殿下(蕭定権)が世を治める日を見るため」だと言い…。

このへん私は、顧逢恩が言ってるのを聞くと正しいと思ったり、蕭定権が「無辜の民の屍が地を覆っている。これが理想か?口実にすぎぬ」と反論したら、正しいと思ったり…。どちらが正しいのかよく分かりませんでした。そして顧逢恩は自害。本編の序盤では仲睦まじかった二人なのに、こんな結果になるなんて…。

ネタバレあり感想・父と子

廃太子になった蕭定権の元に使者として会いに来た文昔。妊娠していたんですね。「臆病な皇子で父親失格だった。この子とその母以外に心残りはない。恥じることも」と言う蕭定権に「子には父は臆病でも勇気のある人だったと伝える」と言い返す文昔。まさかこのあと蕭定権が自害するなんて…。(最後の会話っぽいとは思ったけど。鶴のかんざし取ったし)。

蕭定権からの文を見て陛下が訪れ【心動かされた。今後はお前と良い父子になってみせる。孫が生まれたら会いに来てほしい】等、切々と語るなか、蕭定権は鶴のかんざしで自害していて…。せっかくまた関係が改善しそうだったのに…なんで自害?と思ってしまいました。許昌平は【大道を行えば平和な世が来る。殿下は正しき道のため殉じた】と語っていましたが…。いずれ息子が帝位につき世を平和にしてくれると希望を託したということ??

陛下は朕が間違ってたと泣き、孫である蕭定権の息子を可愛がり(おでこにキスしたのは驚いた)「阿琛(あちん)の名はお前の父がつけた。宝の意味だ。お前の父は朕の宝でお前もそうだ。阿琛が帝位を継承する日、この国は我ら父子の理想の姿になっている」と言っていましたね。親子三代にわたって理想の国を作り上げるといった感じかな?蕭定権の自害は悲しい出来事でしたが、それが必要だったなら仕方ないことだったのかもしれませんね(涙)。それにしても文昔は強い。全てを受け入れ達観したような表情が印象的でした。

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