キャラと意外な展開が魅力のラブロマンスドラマです。
Be My Princess~太傅のプリンセス~(2022 全30話 原題:影帝的公主)
(キャスト)チュ・ギョルギョン、シュー・ジェンシー、ウー・ジアイー、フー・ユンハオ、シュー・カイシン、他
《Be My Princess~太傅のプリンセス~》あらすじ
演技の帝王と言われる俳優・穆廷州(ムー・ティンジョウ)は夢の中で明の姫・明華(ミンホワ)公主に出会う。その顔は隠されて見ることが出来なかった。「いつか私と出会った時、分かるはずよ」彼女は言う。穆廷州は夢から覚めたあと、開いていた《偉大なる首輔》の台本を閉じる。
一方、モデルと通訳を兼業する明薇(ミン・ウェイ)はモデルの仕事で着た漢服のまま、急いで次の仕事に向かう。しかしバスに乗り遅れてしまい、バス停で立ち尽くす。そこに仕事に向かう穆廷州の車が通りがかる。穆廷州は明薇を見たあと思わず窓を開け、明華公主?と思う。
その後、明薇はホテルに到着し、通訳の場へ向かう。そこに商談相手として穆廷州が現れる。明薇は穆廷州に挨拶し手を差し出す。彼女だ、と穆廷州は思い、頭を軽く下げるが手は差し出さなかった。代わりに彼の隣にいたマネージャー・肖照(シャオ・チャオ)が慌ててその手を握手する。
通訳を始めようとする明薇だったが、穆廷州はイタリア語が分かり、商談相手と自ら話しだしたため戸惑う。契約更新の商談が始まり、しばらくたった後、明薇と穆廷州はテーブルで二人きりになってしまう。間が持たなくなり、明薇は「サインを頂けます?」とノートを持って話しかける。「4人目だ」穆廷州はこう答えて無言になる。何が4人目なの?と明薇は腹を立てる。
そんななか明薇がスマホを見ると、交際相手からメッセージが来ていて、同じホテルにいることが分かる。しかし、彼は女優と一緒だった。「二人がいつからの関係かは興味ない。早く気づけたことに感謝するわ」明薇はこう言ってその場から去ったあと、廊下で大泣きをする。それを見ていた穆廷州は…。
ネタバレなし感想
このドラマは男主役・穆廷州のキャラが良かったです。演じるシュー・ジェンシーもとても良くて、ちょっとした表情の変化を観察してしまいました。傲慢と誠実、落差ある演技もそれぞれ【らしく】て、時々コメディセンスを感じました。
メインキャラが俳優なのでドラマ撮影のエピソードが出てきますが、実際も俳優さん同士はこんな感じで過ごしてるのかな?とか、気になったらこうやってアタックしていくのかな?とか想像するのも楽しかったです(笑)。
途中の【予想外の展開】には驚き、笑いました(笑)。楽しいばかりではなく、泣ける展開もあり、思ってもみなかったくらい悲しくなってしまいました。
私としては久しぶりにときめいたドラマでもありました。
ネタバレあり感想1
※ネタバレしてます。ご注意ください。
穆廷州がまさか交通事故の後【ああなる】なんて!!!(笑)。私は予想もしていなかったのでびっくりして、言動に大笑いしてしまいました(笑)。(ドラマ《偉大なる首輔》で演じた穆太傅を自分だと思い込んで明薇を明華公主だと思うなんて!)
大学時代の友人の結婚式のエピソードで、明薇の体にハートのシールを貼る男たちに困っていたときに、穆太傅(穆廷州)がバーーンと助けに来たときはカッコ良すぎてときめきました。「公主、どうぞ」と何事もレディファーストで、優しくて食事もたくさん作ってくれて綺麗な家に住ませてくれてカッコ良いし、明薇じゃなくても好きになってしまうと思いました(笑)。いつでもお姫様扱いしてくれて、こんな生活羨ましい!!!って思いました(笑)。
穆廷州の人格がある意味犠牲になって穆太傅が現れている…そこを考えるとその別人格の穆太傅と明薇が勝手に?恋愛して結婚しようとするのはどうなんだろうと思ってしまう部分はありました。実際、記憶を取り戻したら穆太傅は消えてしまうかもと診断されていたので、明薇は悩んで一回別れたときもあったし…。でも愛し合う二人なのでこのまま一緒になって【少しずつ】穆廷州の記憶が戻って人格が混じり合うような感じに落ちつけばいいのかもと私は都合よく思っていたんですが、まさか婚姻届けを出す日に穆太傅の人格が消えてしまうなんて…。
ネタバレあり感想2
すっかり穆廷州に戻ってしまい、穆太傅の要素が消えてしまったときは明薇も可哀想だったけど、私も思っていた以上にショックを受けてしまいました。他人のようになってしまった穆太傅(穆廷州)の姿に心が痛くなりました。でも明薇は強かったですね。愛する人を突然失ったのに毅然として…。
でも穆廷州も《偉大なる首輔》撮影終了後、明薇に惹かれていたのは事実。穆太傅の記憶を少しずつ思い出してくれたのは嬉しかったけど、それでも微妙に穆太傅とは違うので何か寂しい気分でした。穆廷州は穆廷州で、明薇にアプローチするさまがなかなか可愛くて(笑)いつしか魅力的に思えてきましたが…。「俺と太傅のどっちが好き?」穆廷州の問いに「二人は同一人物よ。どちらでも同じだわ」明薇はこう答えていましたね。確かに最後のほうは同じような感じに思える気もしてきたので、本音なのかもしれません。でもちょっとだけ太傅のほうなんじゃないかな…と私は感じてしまいました。
最後の2話について。最初に観たときは普通に《偉大なる首輔》のドラマの内容を2話も使ってやっているのかと思い、興味ひかれず流し見してしまいました。でも最終話のタイトルが「来世では…」だし、時空を行き来してそうな?青い蝶も気になり…。この最後の2話ってもしかして二人の前世の話???(そういえば1話の出だしを見たときも前世を示唆してる?と思った)。穆廷州が《偉大なる首輔》の台本にはまりこんで明華公主を夢に見たのではなくて、穆廷州と明薇は前世でも出会っていたってことなのかな??そう考えると深いドラマだなと思いました。(もし私の勘違いだったらすみません)
キャスト紹介
明薇:チュ・ギョルギョン
1998年12月16日浙江省台州市生まれ O型 身長166.5cm ソウル演技芸術高校卒業
(出演ドラマ)狐妖小红娘竹业篇、有翡(有翡(ゆうひ) -Legend of Love-)、大唐女法医(大唐女法医~Love&Truth~)、他
2012年上海音楽院付属高等学校主催の第1回キャンパス歌手コンクールに出場し、中学生の部で第2位を獲得。2016年《PRODUCE 101》に参加し、最終的に6位を獲得。I.O.Iのメンバーとなって1年間活動。
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