ヒロインが美女ではない(失礼)異色のラブコメ時代劇です。
劉皇后の仰せのままに(2022 全36話 原題:我叫刘金凤)
(キャスト)リー・ジアチー、リー・ホンイー、バイ・シュー、チェン・シンユー、グオ・チョン、他
※序盤あらすじとキャスト紹介はこちらです。
ネタバレなし感想
最初の頃はヒロイン役のリー・ジアチーって脇役なら抜群の存在感だと思うけどヒロインとしてはどうなんだろう?と思って観ていました。彼女の目が蛇のような目(どんな目)に感じて違和感があったんですが、いつのまにか慣れて、しかも男主役ともなかなかお似合いとまで思うようになりました(笑)。男主役のリー・ホンイーはスカした感じの皇帝役がとても似合うと思いました。
キャラと展開に意外性があって楽しく観ることができたドラマでした。でもこのヒロインとイケメン男主役のラブシーンは胸キュンできませんでした(笑)。(やっぱり私は美女とイケメンがいい)。あと、泣き所も少なかったのが残念だったかな。
ネタバレあり感想
※ネタバレしてます。ご注意ください。
男主役・段雲嶂(だん・うんしょう)は最初、ヒロイン・劉金鳳(りゅう・きんぽう)が劉歇(りゅうけつ)の手先で自分を殺そうとしていると疑っていましたが、それが誤解だとわかり…。その後は意外と早く劉金鳳を好きになっていきちょっと驚きました。まっすぐで肝っ玉母さんみたいな劉金鳳だったので、実母を早くに亡くしている段雲嶂はちょっとマザコンなところがあったのかな?(笑)。
段雲嶂が文通の手紙を書いていなかったことを明らかにし、仕方なく娶ったと言ったときは劉金鳳が可哀そうになりましたが、怒って作った新しいあだ名【クズ宣】には笑いました(笑)。劉金鳳の一番怖いものが【整形】っていうのも(笑)。
劉金鳳が破った手紙を段雲嶂が貼り合わせてくれていたり、意識のない劉金鳳をおんぶして階段降りてくれたり、段雲嶂の劉金鳳に対しての【好き】な気持ちが色々と表れているエピソードはキュンとしました。好きなものを聞かれて劉金鳳を思い浮かべる段雲嶂も良かったですね。「疲れでとち狂ったか」とか言い訳言って(笑)。村には親しい幼なじみもいると劉金鳳が言ったら、嫉妬?で口づけをしてしまった段雲嶂にはビックリしました。「酒が回ったようだ」とこれまた言い訳してたけど(笑)。
劉金鳳は西玥の廃太子で最終的に皇帝に返り咲く魚長崖(ぎょ・ちょうがい)からも愛され…。両国の皇帝から愛されるって凄い立場すぎます!段雲嶂を想う劉金鳳に対して「先に出会ったのは私なのに」と言う魚長崖には切なくなりました。
鉛華弗御方(黎妃の遺物・西玥の間者リスト)に劉金鳳の母の名があったのは驚きました。でも間者になりたくないから飄々と役目を負わされるのをすり抜けていたのはさすがでした。この母も、父・劉歇も魅力的なキャラでした。劉歇は段雲嶂が皇帝としての意識を高め成長するために、謀反を起こそうとしている悪者のふりをしていたとは。悪い奴かと思っていたのでこの意外性はとても良かったです。(ちょくちょく人の好さそうなエピソードはあったけど。奥さん大事にしてたり)。
劉金鳳が閉じ込められ、犬に襲われて昏睡状態になった際は【百衲衣】という村の言い伝えによって、皆が衣の切れ端を差し出し…。皆の気持ちが一体になった感じがして感動しました。途中、宮女たちとダンスをするシーンや、最終話ラストで出演者みんなでダンスをするシーンもすごく良かったです。皆楽しそうで私も踊りたくなりました。
その他。
劉金鳳が段雲嶂に「世に悪人はいても悪い母親はいない」と言った時、私はたまにいるけどなと思ってしまいました。(ニュースで事件として見るので…)。劉金鳳の母も「世に悪人はいても悪い父親はいない」みたいなことを夫に言っていましたが、母子そろってポジティブなのが素晴らしいと思いました。(だから母子ともにイケメンに愛されるのかな 笑)。
劉白玉がライバル・悪女で終わらず、段雲重と徐々に恋仲になっていく姿も良かったです。
最終話はまさかの【男が早死にする村の呪いの件】で閉めくくりでしたね。そういえば1話あたりでこの呪いのこと出て来たなと思いだしました(笑)。
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