《奇妙之城~ようこそ ぼくらの町へ~》シャオ・ジャン編の内容と感想!故郷の重慶の思い出などを語るドキュメンタリー番組!

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シャオ・ジャン出演のドキュメンタリー番組の紹介です。(中国放送2021年1月12日:45分)

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♯2 シャオ・ジャン編(重慶)の内容

車の後部に座るシャオ・ジャン。「久しぶりの故郷だ。朝天門は記憶と同じだ」と外を眺めて笑う。「変わったはず」運転手が言うと「子供の頃、卸売市場があった」とシャオ・ジャンは答える。

立体交差橋、飛行機、ロープウェイ、軌道交通(LRT)、三層構造の道路に、川を行く船。8次元都市重慶

交差点をバイクで走るシンシン(広告会社の社長)と、ビルの中を通る地下鉄で移動するユエンユエン(23歳の伝統話芸 相声の若手芸人)と、故郷でくつろぎを感じるシャオ・ジャン。

この3人が違う角度から中国の都市・重慶を案内する番組です。

シャオ・ジャンは「以前、満員状態の3号線で窓に押しやられた。そこで見下ろすと嘉陵江(かりょうこう)が流れてて、高所恐怖症の人ならめまいがして足がすくむ。絶景だけどね。大衆食堂や屋台の愛称はハエ飛びレストラン」と話す。「明日の朝食に重慶小麺は?」運転手が聞くと「干溜麺の目玉焼きのせは良い。よだれが出る」と笑うシャオ・ジャン。

翌日の早朝。まだ暗い中、店の前の簡素な椅子に座り、運転手さんと麺を食べるシャオ・ジャン。「たまに思うんだけど、地元の人にとっては単なる味じゃなくて一種の記憶というか思い出なんだよね」としみじみ言う。

その後、朝天門を歩きながら町を眺め「古いものと新しいものが混じり合ってる」とシャオ・ジャンは言い、自ら車を運転して街を走る。「夏休みに絵を習いに来た。四川美術学院で寝起きしていた。胡記蹄花湯(フージーティーホワタン)は絶品で必ず行く。この通りはちっとも変ってないな」黄桷坪(こうかくへい)で過ごした青春はシャオ・ジャンにとって夢の始まった場所とのこと。

夕方、重慶の三角道にある書店にたどり着くシャオ・ジャン。近所の人たちが集まり、皆で外のテーブルで紅茶を飲む。「実家はこのへん?」と聞かれ「違う。でも遠くない」と答えるシャオジャン。野良猫を抱っこしてミーミーと言って撫でるシャオ・ジャン。猫は目を閉じて気持ちよさそう。「魚洞(ぎょどう)に住んでたとき熱中したことは?」おじさんに聞かれ「あそこは川沿いだったから、夜、学校帰りに川へ行って潜ったり泳いだり防空壕で探検したり。あの頃、防空壕は現代っ子にとって涼める場所だった。高揚感がある、ゲームのダンジョンみたいだ」シャオ・ジャンが答えると、おじさんは「明日防空壕を案内しようか?」と言い、「もちろん、ぜひぜひ」とシャオ・ジャンは答える。

外の壁に垂らした簡易スクリーンで映画【ライフ・イズ・ビューティフル】を皆で見る。「ご両親のどちらからより影響を受けた?」おじさんに聞かれ「父親の影響のほうが大きい。父親が子供に向ける愛情は母親みたいに外交的じゃない。父さんの印象は物心ついてから今まで特に何も言われてない。外交的な人なら言うだろ。恋しいよ、愛してる。(それは)母さんが言ってた。父さんは言葉じゃなくて行動で示してくれた」シャオ・ジャンは語る。

翌日、黄山(こうざん)の防空壕に案内されるシャオ・ジャン。地下街も防空壕だと知って驚く。「毎日数十万人がかつての防空壕を行き来している。一日の半分は地下にいる。地下都市だ。地上はもちろん地下も幻想都市だ」おじさんは言い「重慶は3D都市と呼ばれるけど、実際は地下のほうが奥深い」とシャオジャンは言う。防空壕の通路でネズミとモモンガに遭遇。声を上げるシャオ・ジャン。「走って逃げよう」と笑いを含んだ声で言って逃げる。

重慶は第二次世界大戦の遺物が現代社会に溶け込んでいる。お年寄りは「地下なくして重慶なし」と言うそう。

地上に出て火鍋を食べるシャオ・ジャンとおじさん。「住んでたのは集合住宅?それとも工場エリア?」と聞かれ「工場エリアで生まれ育った。当時ご近所さんは全員知り合いだった」と話すシャオ・ジャン。

最後の夜。ロープウェイからの夜景を見つめるシャオ・ジャン。「重慶という都市はひと言では言い表せない。あえて言うとしたら、複雑な都市、だ。重慶はしっかりとした自分軸を持っている都市だと思う。帰ってきても特に楽しいことはないけど、心からホッとできる。ここに住む人が好きだ。誰もが誠実だ。豪放で一本気という性格を備えてる。人々が抱く俺の印象は【物静か】だと思う。実際は根っからの重慶人で気性が激しい。重慶の悪口を耳にしたり批判されたりしたときは、すぐさま怒りをあらわにし擁護するだろう」シャオ・ジャンは語る。

重慶は複雑な都市。パンクで近未来的。でも角を曲がればおしゃべりをしながら麻雀を打つ人がいる。楽しげに笑う子供の姿は素朴そのもの。誰もがこの都市を愛する。やがては人生を愛せるように。

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番組の感想

意外とシャオ・ジャンの出番が少なかったなと思いました(笑)。全部シャオ・ジャンで見たかったと思いましたが、忙しくて無理だったのかな?でも、シャオ・ジャンの演技ではない姿や子供の頃の話や家族の話など聞けて、見たかいありました。猫を撫でる姿やモモンガから逃げる姿など地味に可愛かったです(笑)。

小さい頃住んでいたのは重慶市の魚洞の工場エリアという結構細かい話も知ることが出来ました。(現在はそこに実家はないかもしれないけど)行ってみたい!と思って地図で見てみました(笑)。…結果、日本からは遠そうなので無理だ!と思いました(笑)。

それにしても、重慶ってあまり知らなかったんですが、映像で観ると大都市って感じですごいですね。防空壕の規模も当時の市民42万人(だっけ?)が全員中に入れるほどだったそうで、中国ってスケールが大きいなと改めて思いました。

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