沈香の夢:後編~燃え尽きぬ愛~(2022 全20話 原題:沉香重华)
(キャスト)ヤン・ズー、チョン・イー、チャン・ルイ、モン・ズーイー、他
※沈香の夢(前編)のあらすじとキャストはこちら
《沈香の夢:後編~燃え尽きぬ愛~》あらすじ
仙魔大戦で天界の四大神器が人間界で遺失。帝君であり修羅族の末裔でもある応淵(おうえん)は仙界での記憶を失くした状態で唐周(とうしゅう)として人間界へ落ち、仙力修復のため四大神器を探す旅に出る。残る神器は一つとなり、歴劫を終え、仙界へ帰還する日も近かった。
そんななか唐周は柳維揚(りゅういよう)と陶紫炁(とうしき)の情に心を打たれ、顔淡(がんたん)に告白することにする。しかし、顔淡は唐周が応淵だったことや仙界での辛い出来事を思い出し、唐周の想いを拒絶して…。
ネタバレなし感想
色々な登場人物たちの、それぞれ【違った愛情】が描かれていて、ハッピーエンド、残酷に感じる悲恋、予想だにしなかった愛…など、見応えありました。
特に最終回は【ドラマチック】で、短時間に色々な展開が起こり、観ている私の感情がとても揺さぶられました。
男主役のチョン・イー君の演技が細やかで上手で見応えもありました。スッキリした顔立ちでカッコイイなと思うことも多かったです。
その他。ちょっとドラマの中の神仙の術とか設定とか、バックグラウンド的なものが良く分からなかったときがありました。セリフで「○○は○○する必要があるから」みたいな?ことを言われるシーンがたまにありましたが、観ていて「???」となりました。(まぁ分からなくても面白かったので良いんですが)。
ネタバレあり感想1
※ネタバレしてます。ご注意ください。
まずは最終回から。予想も出来ない怒涛の展開でしたね!!
心魔に支配されて自我を失った応淵が顔淡を傷つけたあと、顔淡のことを思いだして、我に返ってホッとしたのに…。直後、応淵はお母さんと同じ選択を。自分を犠牲にして結界を張って戦いを終わらせました。
それだけでなく、顔淡も後を追い…。余墨が消える顔淡に手を伸ばして悲痛に叫ぶシーンが脳裏に焼き付いています。こんな悲しい最後になるなんて…。泣けてしまいました。でも、最後の最後、人間界に浮かんでいた蓮の香。応淵と顔淡は以前望んでいたように、人間界で(また)生まれ変わって出会って幸せになれるってことかな?そう考えると気持ちが収まりました。
ネタバレあり感想2
柳維揚が不憫すぎました。稀に見る可哀想なキャラでした…。陶紫炁が桓钦を愛してたという真相はかなりの驚きで…。桓钦の野望を叶えるために柳維揚の妻になっていたって…よくそんなことできるなと…。黒幕が帝尊に化けていた桓钦だったという展開も驚きでした。桓钦…普通に優しいチョイ役の神仙だとばかり思ってました。
芷昔が顔淡を守るため亡くなったのは泣けました。今まで(前編とかで)神仙の位を上げたいがために色々酷いことをして、印象が悪かった時もあった姉でしたが、姉妹愛って良いなと感動しました。
チョン・イー君が応淵、唐周、玄夜の三役を演じるという贅沢なドラマでしたね。3役それぞれ良かったですが、唐周のちょっと明るめの爽やかさが私は結構好きでした。後編の出だしで、顔淡に想いを告白するも残酷に拒否されたときは本当に可哀想になりました。玄夜は悪役っぽい雰囲気が新鮮でした。白髪も似合ってましたね。
コメント