君子盟(2023 全29話)の紹介です。イケメンブロマンス!
《君子盟》あらすじ
雍国の大福市に越梁国の旅商・洪羅(こうら)がやって来る。皇族の血統を後ろ盾に各国を往来し機密を売買している男だった。その姿を酒楼から眺めていた蘭珏(らんかく)は言う。「南棟国に宛てた私の密書が郭允(かくいん)の手に落ち、売国の証とされれば私は間違いなく死罪だ」。蘭珏の従者・旭東(きょくとう)は「布石は打ちました。郭允が来る前に奪います」と答える。洪羅の様子から密書は彼の腰帯の玉の中にあると気づく。
蘭珏は密書を手に入れるため、酒楼の前でお店を出していた麺売りの張屏(ちょうへい)を利用する。酒楼に来た洪羅の卓に麺を一つ配下に頼ませ、張屏が持っていくと、頼んでないぞと洪羅と口論になる。洪羅の仲間が張屏に刀をむけた直後、洪羅は玉がなくなっていることに気づき、大騒ぎになる。店を閉鎖させ皆で玉を探す。
酒楼の店主は推理が得意な張屏がいることに気づく。先日隠し場所を忘れた彼のへそくりを捜しあてたのだった。「お客様をお助けしろ」店主は言うが「麺を粗末にしたから嫌だ」と張屏は言い返す。麺を叩き落としたときに玉も消えたと洪羅が言い出し、張屏は「あんたを怒らせたい者が私を利用したようだ」と推理する。上階の部屋から様子をうかがっていた蘭珏は動きを止める。
張屏は洪羅に腰帯を見せてもらい、ひっかき傷や後ろの卓に座っていたお客の袖に油じみがあったことから「盗んだのは踊り子だ」と推理する。踊り子が玉を奪い、後ろの卓の男に渡したと。袖の臭いから魚の皿に玉があると言い、皿から玉を見つけ出す。この魚料理は二階の春光閣の客のものだと聞き、張屏は二階へ急ぐ。春光閣には誰もおらず、外では馬車が走り去り、張屏は馬車を追いかける。しかし馬車の中にいたのは無関係の者だった…。
その夜。張屏の麺屋を通りかかった男たちが「士農工商で商は最も卑しい」と言ってくる。張屏と友人・陳筹(ちんちゅう)が怒ったとき「士農工商はいずれも社稷(しゃしょく)を支える。貴賤の差はない」と蘭珏が現れる。
男たちは「蘭様」と頭を下げ去っていく。「科挙を控えて学問に励まず街で麺売りか?何か訳でも?」蘭珏は問う。「貧しいので」張屏は答える。「官吏や貴人の家で書生となればよいのでは?その気があれば私が推挙してやろう」蘭珏の提案を張屏は拒み、大理寺を望むと言う。「私は大理寺と無縁だが我が家の帳場に空きがある。来る気は?」「麺を売ります」「よかろう。無理強いはしない。気が変われば礼部の官署に来るがいい」蘭珏は去ったあと、従者に念のため張屏の素性を洗えと指示する。
その後、張屏は春光閣に座った形跡がなかったことを思い出し、酒楼へ急ぐ。部屋が無人だったと推理し、隣の霏雨(ひう)閣を見て、自分を利用した者が実は霏雨閣にいたと気づく。置いてあった湯呑みからは春砂仁(しゅんしゃじん)の香りがする。これは貢物の胃薬で街の酒楼が扱えるような品ではなかった。「気づいたか?道はぬかるんでいるが蘭様の靴や衣は泥もはねず綺麗だった」張屏は話し出す。「蘭様は貴人だぞ。馬車に乗ってたんだ」陳筹は言い返す。「でも歩いて去った。馬車はどこに?あの人はなぜ急に現れたんだ?」張屏は蘭珏を疑いだし…。
感想
蘭珏は何で南棟国に密書を送ったのかな?内容は?と気になりました。張屏の推理が的確でテンポよく進むのが良かったです。一見ぬぼーっとしてそうなのに(笑)。今後この二人がどうやって仲良く(?)難事件を解決していくのか楽しみです。まだまだ登場していないイケメンたちも楽しみです。
※全話視聴後の感想はこちらです。
キャスト紹介
蘭珏(らんかく):ジン・ボーラン
礼部侍郎。イケメン文官。
張屏(ちょうへい):ソン・ウェイロン
推理が得意な挙子。
王硯(おうけん):ホン・ヤオ
蘭珏の友人。刑部侍郎。
陳筹(ちんちゅう):グオ・チョン
張屏の親友。
1994年8月18日四川省生まれ(出演ドラマ)我叫刘金凤(劉皇后の仰せのままに)、且听凤鸣(鳳舞伝)、陈情令(陳情令)、他
2018年映画《狄仁杰之四大天王》で芸能界入り。《陈情令》では藍景儀役。性格は活発で率直で、ファンとのやり取りが面白いとのこと。
辜清章(こせいしょう):ワン・ドゥオ
蘭珏の旧友。
コメント