《家族の名において》各話あらすじ!ハートウォーミングな胸キュン物語。子供時代から家族のように過ごす3人の愛と成長の行方は!?

各話あらすじ

《家族の名において》(以家人之名)全40話の各話あらすじです。ネタバレあり。なるべく簡単にまとめています。ハートウォーミング度付き。物語は子供時代から始まり、大人になっていくヒロインたちの成長物語です。※メインキャストの紹介はこちら。【目次はクリックできます】

※21話以降のあらすじはこちらのページになります。

★登場人物★(最新話での状況)

  • 李尖尖(リー・ジェンジェン)……25歳。明るい女の子。芸術家。
  • 凌霄(リン・シャオ)……27歳。大兄。(血の繋がりなし) 長身イケメン。
  • 賀子秋(ハー・ズーチウ)…… 27歳 。小兄。(血の繋がりなし)
  • 李海潮(リー・ハイチャオ )……ジェンジェンのパパ。麺屋を営んでいる。
  • 凌和平(リン・ハーピン)……シャオのパパ。派出所勤務。
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【あらすじ】1話~4話

1話【幼き日の出会い】ハートウォーミング度

ある日、ジェンジェン(5~6歳)の住む団地の上の階にシャオ一家が越してくる。破れた家族写真を拾ったジェンジェンはそこに写るシャオ(7歳)の妹は亡くなったと知る。ジェンジェンの母も一年前に病気で亡くなっていたためハイチャオはチェンおばさんからハー・メイという綺麗な女性を紹介される。彼女にはズーチウという7歳の息子もいた。気に入らないジェンジェンはズーチウに水鉄砲で水をかける。

上の階から毎日聞こえてくるシャオの両親の喧嘩に心を痛めるジェンジェンとパパ。いつも一人で階段や庭で漫画を読んで過ごすシャオが気になるジェンジェンはくるみやアイスを持って行き「お兄ちゃん」と呼びかけるが、素っ気なくされるのだった。そんなある日、庭にいたシャオは団地に住むポンポンたちにからかわれる。それを見たジェンジェンは助けに入りポンポンの腕に噛みつく。ズーチウも駆けつけ皆で喧嘩になる。その後、ポンポンの母親が怒ってジェンジェンの家に来るが、ハイチャオは上手く取りなして帰す。ずっとしかめ面するジェンジェンにパパは「人を噛むなんて。ズーチウまで引き連れて」と諫めるが「勝手に来た」とジェンジェンは言い返し「僕がやりたかったの」と目にあざを作ったズーチウは言うのだった。

(感想)子供たちの個性が出ていて面白い。孤独なシャオを気に掛けるジェンジェンも良いけど、ジェンジェンの子分みたいなズーチウも面白い(笑)

2話【新しい家】ハートウォーミング度

シャオの家に団地のおばさん達が訪れ「来て1か月経つけどなぜ家に籠ってるの。顔を合わせるのが夫だけじゃ喧嘩にもなる」とシャオの母(チェンティン)に言う。その夜、ご飯も作らず酒を飲むチェンティンは仕事から帰ってきたハーピンに「方さんたちに説教させるように仕向けたわね」と怒り出す。ハーピンはそんなことしていないと否定するがチェンティンは泣き喚く。

階段にいたシャオはジェンジェンに何度も腕を引っ張られ、ジェンジェンの家で夜ご飯を食べさせてもらう。ジェンジェンはシャオに貼り合わせた家族写真を渡し「いつかまた会える」と笑うが「死んだら二度と会えない。死んだらその人を忘れる。君のパパも同じだ」とシャオは言う。ジェンジェンは父の部屋にあるたくさんの母の写真を見せ「ママの服も靴も捨ててない。忘れてない。パパは陰で寂しがってる。私も寂しいけどパパには気づかせない。恋しい時はママの絵を描く」と話し「お兄ちゃんも寂しがれるよ。パパとママに内緒でね」とシャオの顔を見つめるとシャオは頷く。

それから毎日ご飯の時間にシャオを家に連れて行くジェンジェン。笑って部屋に入るようになるシャオ。そんなある日ハーメイから電話が来て【母が重病で田舎に戻らなければいけない。お金を貸してほしい。その間ズーチウも預けたい】と頼んでくる。ズーチウはジェンジェンの家に来てハイチャオをパパと呼ぶ。ジェンジェンは「うちに住まないで!パパと呼ばないで!」とズーチウを噛み「あっち行け」とズーチウのスーツケ-スを階段から蹴り落とす。ズーチウは何も言わずスーツケースを取ってくる。シャオも一緒に過ごすなか、少しずつ三人は仲良くなっていく

ある日、チェンティンは貼り合わせた家族写真をみつける。シャオが胸に隠すと「渡しなさい」とシャオを叩く。そして「なぜ妹にクルミを食べさせたの。この子が殺したのよ」と泣き叫びシャオを責めたためハーピンはチェンティンを叩く。実はチェンティンが麻雀に行っている間、留守番をしていたシャオが妹にクルミをあげた際、気管につまって死んでしまったのだった。翌日、チェンティンがスーツケースを持って家を出てきたところにシャオとジェンジェンが出くわす。母は何も言わずシャオの横を通り過ぎる。「リン・シャオがいらなくなった?じゃあ私がもらう。お兄ちゃんが欲しいの」とジェンジェンは大声で言い「あげるわ」と母は涙を流しながら去る。「やっとお兄ちゃんが出来た」と喜ぶジェンジェン。その隣でシャオは涙を流すのだった。

夜中ジェンジェンの家にシャオを迎えに来るハーピン。子供たちが三人でベッドで眠る姿をみて「可愛いな」と微笑む父たち。男同士飲みながらお互いの話をする。ハイチャオは妻が亡くなった際の後悔を話し、ハーピンは「後悔してるのは子供を守れなかったこと。シャオは明るい子だったのに今は押し黙って…子供に何の罪がある」と話す。そしてハイチャオの作ったご飯に感嘆し「シャオが来るわけだ」と笑い「家だと思って毎日来ればいい。遠慮してどうする」とハイチャオも笑う。

十年後。ジェンジェンは高一、シャオとズーチウは高三になる。

(感想)ジェンジェンは元気で乱暴だけど(笑)ママの恋しさをパパに気づかれないようにしてたのね。シャオのママが横を通り過ぎるシーン、胸が痛かったです。

3話【年頃の妹】ハートウォーミング度

高校初日の朝。成績の悪いジェンジェンはなめられないよう黒色ドクロのシャツで学校に行こうとするがハイチャオに怒られ制服に着替える。ジェンジェンはシャオとズーチウとハイチャオの4人で食事をとったあと高校に向かう。道中、チェンおばさんに会い「シャオみたいに一番の成績とって」と言われ、隣にいたおばさんに「みんな母親が恋しい?」と聞かれる。三人は何も答えず走っていく。

ハー・メイからはその後何の連絡もなく、そのままハイチャオがズーチウを育て、シャオの両親は離婚し、ジェンジェンのお兄さん的存在のまま育っていたのだった。

学校から帰ってきた子供達と仕事の終わったハーピンとハイチャオでご飯を食べ始める。するとジェンジェンがニコニコしながら「今日生理が来ました!」と発表し男たちは固まる。話をそらすようにズーチウは「さっきジェンジェンの部屋に何を置いた」とシャオに聞き、ジェンジェンはシャオからのプレゼントを見に行くとそれは白いレースのついたブラジャーだった。ブラジャーを皆に見せ、可愛いと喜ぶジェンジェン。これが初めてのブラジャーだった。男たちは気まずく黙る。ハイチャオはジェンジェンと二人になると「こういう話を外でするんじゃない」と注意するが「外じゃない。家で話したの」と答えるジェンジェン。

ある日、ジェンジェンのクラスの委員長、斉明月(チー・ミンユエ)が道で男たちに因縁をつけられ高額なお金を要求されている現場に出くわしたジェンジェンとズーチウ。ジェンジェンは学校に走り校内放送でシャオを呼び出し、皆で男たちを追い払う。その後先生に相手が凶器を持っていたらどうすると怒られる。ミンユエは私のせいでと三人に謝り、助けてもらったお礼におごると言う。アイス屋さんでミンユエは三人に「異父兄弟?」と聞く。ジェンジェンは「異父異母よ」と答え「じゃあ他人だわ」と言うミンユエに「二人とも兄さんよ」と二人と肩を組んで答える。その後、ジェンジェンはミンユエと仲良くなりお店でシャオとズーチウも一緒に宿題をする。ジェンジェンがシャオのペンケースからラブレターを見つけると、シャオはすぐにそれを破るのだった。

夜。皆で家で食事をしているとハーピンに電話が来る。外祖母からだと分かったシャオは上の階の自分の部屋に戻る。「母親の実家の話を聞くとシャオが出て行くのはおまえたちの喧嘩がトラウマになっているからだ」とハイチャオはハーピンに言う。ジェンジェンとズーチウはシャオのご飯を持って上の階に行く。シャオの部屋でズーチウは「離婚後出て行ったんだ。俺よりましだろ」と言い、シャオは母に対して「今は他人だし、何も聞きたくない」と返す。ジェンジェンはシャオのベッドの布団の中に潜り込み「ご飯を食べるまでここにいる」と言った後「兄さんのにおいがする。いい匂い」と笑い、シャオは「もう俺とズーチウのベッドには入るな」と怒る。ジェンジェンはご飯を持って「飢え死にしろ」と言い残して出て行き「どうした?子供相手に」とズーチウが戸惑うと「もう16歳だ」とシャオは自分のベッドを見つめて言うのだった。

(感想)ズーチウのママにはびっくり。あのまま連絡断つって…。無邪気なジェンジェンが可愛い(笑)本当に二人をお兄さんだと思ってるけど、シャオはちょっと違う様子。

4話【母の襲来】ハートウォーミング度

ある日、シャオの母(チェンティン)が離婚後初めてシャオに会いに来る。再婚後シンガポールで暮らしシャオに妹が出来たと話し、シャオに大半の時間、李家(ハイチャオ家)に預けられていて肩身は狭くないのかと聞いてくる。シャオは「李父さん(ハイチャオ)と俺は父子同然だし老後は俺が世話をする。俺の家族の文句を言うな」と怒り「あなたは俺をジェンジェンにあげただろ」と言う。ごめんなさいと謝る母。この様子を喫茶店の外からジェンジェンとズーチウは見守り、ズーチウは「電話一本寄こさなかったくせに何が母親だ」と言う。ジェンジェンはズーチウに「母親を探したいと思ったことは?」と聞くと「探してどうする。子供はゴミか?捨てては拾うなんて」と怒るズーチウ。先に授業に戻ったズーチウは持っていた母の写真を見て涙を流す

その後ハーピンとチェンティンはお店で会い、娘の学校の手配をしてもらったチェンティンはハーピンにお礼を言う。「夫の滞在は半年なのに子供の転校の必要が?」と聞くハーピンに【家族は一緒にいるべきという考え】だとチェンティンは答える。「シャオに会ってきた」と話したチェンティンに「誰が許した」と怒るハーピン。娘のメイヤン(あだ名:小橙子)も連れてきた、実の兄妹なら顔を合わせるべきと言うチェンティンに「シャオの気持ちも考えろ。今ごろ母親と気づいたか」とハーピンは言い放つ。

シャオの外祖母がメイヤンを麺屋に連れて来る。メイヤンは嬉しそうに小学一年だと話しシャオに手紙を渡そうとするが、シャオは受け取らず外に出る。シャオは祖母に「あの子を連れて帰れ。迷惑なんだ」と言い、二人は言い合いになり祖母はシャオを叩く。ジェンジェンが「やめて」と止めると祖母はメイヤンを置いて帰ろうとする。「残されても困る」とハイチャオが戸惑うと「シャオが面倒をみないなら捨てれば?」と言って祖母はいなくなる。呆れるジェンジェン達。その後メイヤンは「お兄ちゃんといる」と騒ぐがハーピンに家に戻される。

ズーチウはバスケットをして過ごしていると友達に「認めなくても母親だ。メイヤンだって妹なのに冷たすぎる」とシャオのことを言われ「無責任なこと言うな」と怒る。そして「家族五人以外は他人だ」と言い切る。「ならなぜ母を捜す」と聞かれ「俺を捨てた理由を聞き、父さんの金を取り戻す」とズーチウは答える。そのとき遠くに母に似た女の人を見つけたズーチウは追いかけ、顔を見て「人違いでした」と謝るのだった。

(感想)シャオも母だけでなく祖母、妹まで出てきて大変だけど、ズーチウもかなりの辛さ…。心の中でいつもママを思ってるのかな。

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5話~8話

5話【父さんの涙】ハートウォーミング度

流星群を見ようとジェンジェンたちは団地の屋上に座り込む。待ちくたびれたジェンジェンは寝てしまい、ズーチウはシャオに「母親が会いに来てどんな気分だ」と聞く。「何も感じない。だけど元気そうだったし、心の重い石を取り除いた気分かな」とシャオは答え、ズーチウはうつむく。流れ星が現れるとズーチウは真剣に何かを祈り、起こされたジェンジェンは流れ星に「ママここだよ!私が見える?私はここにいるよ!」と叫ぶ。

麺屋にメイヤンと母チェンティンが来る。外は大雨で雷が鳴っているなかメイヤンはシャオに勉強を教えてもらう。そのときシャオはメイヤンの首元にあざを見つけ顔色を変える。亡くなった妹も同じ所にあざがあったのだ。チェンティンはそんなシャオに気づき「あの日も雷だった」と話し出し、シャオは妹が亡くなった日を思い返す。ジェンジェンとズーチウは陰からメイヤン達を「居座りやがって」と不機嫌に見つめていた。その後「最近様子が変だぞ」とシャオに言われたジェンジェンは「私より妹を気にしたら?」とそっけなく言う。「嫉妬したのか」と呆れるシャオ。

ズーチウの誕生日。ハイチャオが料理を作っている間ジェンジェンは部屋で木彫りをし、それを見つめるズーチウの外叔母ハー・ラン。そこにズーチウが来て、机を片付けろと注意する。するとハー・ランはズーチウを違う部屋に連れて行き、ジェンジェンに対する口の利き方を叱る。ズーチウは「いつものことだ」と答えるが「あんな話し方は駄目。食費も学費も出してもらってるのに。向こうに学費を負担する義務はないんだし、感謝の気持ちを持つのよ」とハー・ランは話す。それをドアの外からハイチャオは聞いてしまう。

みんなで食事を始める。ハー・ランはハイチャオに酒をつぎ「あなたがいなければ今のズーチウはなかった。親不孝をしたら私が許さないわ」と言う。そしてズーチウにハイチャオと乾杯させるが、酒を注ぐ前にズーチウが飲んだため背中を叩き「気が利かない」と小言を言う。ハイチャオは酒を何杯も飲み始め「おまえたちは苗字は違うがそれでも息子だ。俺の宝物なんだよ。でも誰かがくぎを刺すんだ。俺は実父でないと。シャオは母と会って夜眠れなくなった。誰も気づいてない。ズーチウはもっと肩身が狭かった。うちのズーチウが親不幸者なわけがない。それをみんなの前で叩くなんて、俺を叩くことと同じなんだ」とハー・ランに向かって泣きながら言う。

……ズーチウは、母ハー・メイがいなくなったあとハー・ランと祖母のところへ行くことになり、学校も行かせてもらえず畑仕事をしていた。会いに行ったハイチャオはその姿を見てズーチウは僕が育てると言ったのだった。その後ハイチャオの家に戻って来たズーチウは夜中隠れて洗濯をし、肉は嫌いだと嘘を言って食べようとしなかった。麺屋の客に「ママはお金を返した?ちゃんと手伝うのよ、パパが送り返すわよ」と言われたズーチウは泣き、ハイチャオは「泣くな、パパはどこにもやらないぞ。パパの側にいろ」と涙をふく。その後ハー・メイから【感謝している、遠くから幸せを祈っている、お金はいつか返す】と書かれた手紙がハー・ランのところに届いたのだった……

ハー・ランは帰り道、ハイチャオを怒らせたと反省する。そしてズーチウに「一つだけ約束して。母親のことは忘れて。捜すのはやめて。あんなに良いお父さんを傷つけないで」と言い、ズーチウは分かってると答える。

ある日ジェンジェンの家にメイヤンが「お兄ちゃんがいないから探して」と来る。断るジェンジェンだったがメイヤンが100元あげるからと言い、一緒に出掛けることにする。「帰国はいつ?」とジェンジェンが聞くとメイヤンは「関係ない」と答える。「関係なくない。お兄ちゃんを独占できる」「私のお兄ちゃんよ。そっちはただの近所よ」メイヤンは言い返す。ジェンジェンが階段を下りていると、少し後ろにいたメイヤンは階段から落ちてしまう。メイヤンは腕を骨折し入院することになる。病院に駆けつけたチェンティンはジェンジェンに「幼い子をあちこち連れまわすなんて」と憤怒する。メイヤンは「お兄ちゃんは?」と病室で騒ぎ、行こうとするシャオに「兄さん、あの…」とジェンジェンが言いかけるとシャオは「戻ってろ」と言う。ジェンジェンは悲しそうに帰る。病院でチェンティンはシャオに「ジェンジェンへの優しさを少しでもメイヤンに分けてあげて」と言うが「ジェンジェンのものを分ける気はない」とシャオは答える。

(感想)ハイチャオ…良い人すぎる。麺屋の客、子供のズーチウにそんなこと言うなんて(怒)ズーチウはお母さんに会えたシャオが羨ましいんだろうな。

6話【小兄の不安】ハートウォーミング度

夜、ジェンジェンは屋上から下の道を見てシャオが通るのを待つ。シャオの姿を見つけたジェンジェンは喜んで駆けつけ「悪気はなかったの」と言うと「馬鹿な奴だな、俺は味方だろ」とシャオは笑ってジェンジェンの肩を抱く。

病院でシャオの祖母はチェンティンにシャオを毎晩病院に通わせている件を怒り「高3なのよ」と言う。チェンティンは「シャオの成績なら問題ない。会えなかったらメイヤンが泣きわめく」と返す。「メイヤンだけが我が子なのね」「母さんに従ったのよ。メイヤンをダシにシャオとの距離を縮めると」二人が言い合っているとハイチャオが自分で作った食事を持って来る。チェンティンは来月シンガポールに戻ると話し「シャオを立派に育ててくれた」と札束をハイチャオに渡そうとする。ハイチャオは「自分の息子だと思って育てている」と笑って断り、部屋から出て行く。祖母は「うちの子を自分の息子だって。だから言ったのよ。子供を手放せば後悔すると」と愚痴る。その後、チェンティンとメイヤン達がシンガポールに帰り、喜ぶジェンジェンとズーチウはシャオに抱きつく。放課後三人でプリクラを撮ったりスーパーに行って楽しそうに過ごす。そんななかジェンジェンはシャオが内緒で応募していた木彫り大会で金賞をとり喜ぶ。

家族皆で楽しく新年を迎える。学校ではジェンジェンのクラスにタン・ツァンというCMに出ている綺麗な女の子が編入してくる。下校時に彼女が交通カードを落とし、ジェンジェンとミンユエが追いかけていくと、道端で化粧して露出のある黒い服に着替えていたタン・ツァン。二人は「裏の顏みたい」と話すのだった。

ある日、体育館で友達とバスケットをするズーチウに「お父さんだ」と男が声をかけてくる。チャオ・ホアグアンと名乗り「お母さんはハー・メイだろ。当時子供ができたと知らずに離婚した。私との離婚も貧乏を嫌っていたせいだ」と話す。ズーチウは驚きつつ「もう会いに来るな」と返すと「養父はただの麺館の店主だろ。最高の教育は受けられん。私を父と認めなくていいが、お前の未来には責任がある。私は海外在住だ。一緒に海外へ行き最高峰の大学で学べ」と言ってくる。「留学なんて考えてもない」と去るズーチウ。学校の帰り道「小兄さん遅いよ。おいで」とジェンジェンが笑ってズーチウに手を伸ばす。ズーチウがその手を掴むと「今日は元気ないね」とジェンジェンは言い、シャオはズーチウの肩を抱く。

ズーチウの叔母ハー・ランが家に遊びに来る。ズーチウは彼女に父のことを聞き「商売で一儲けして外国に行ったそうよ。金持ちの娘に見初められて義父の下、商売してる。子供はいない」と教えてもらう。その後、ハー・ランが泊まることになったため子供達三人は同じ部屋で寝る。ジェンジェンは「今日何があったのよ」とズーチウに聞く。「何となく不安なんだ。今幸せすぎるのかも。壊されたくない」「誰が壊すの?」「さあな」「悩みがあるときは思いつめないで、美味しいものを食べ楽しいことをするの」ジェンジェンは笑う。ズーチウは今日の帰り道、笑顔で手を伸ばしてくれたジェンジェンを思い浮かべながら寝るのだった。

(感想)シャオの祖母も嫌な感じ。ハイチャオがシャオを自分の息子って言ったのを嫌そうにして…(怒)ズーチウ、お父さんがお金持ちになって現れるなんて。進路どうするのかな。

7話【招かれざる客】ハートウォーミング度

ジェンジェンと兄たちはミンユエの母からレストランでごちそうしてもらう。母は【ミンユエは弁護士志望】だと話すが、母が席を外した際ミンユエは「知らなかった。母の希望なのよ」と言う。帰り、母はミンユエに「ずっとズーチウを見てたわね。最近外見を気にかけすぎよ」と注意する。

ある日、教室にいたズーチウはクラスメートから「お父さんから」と靴の入った紙袋を渡される。ズーチウは返そうと走り出す。校庭に行くとバスケ仲間が「おまえの親父が差し入れを」とハンバーガーを食べていた。ズーチウはそれらを回収し父を見つけると「二度と俺の前に現れるな」と叫んで持っていたものを投げつける。その頃、ジェンジェンはシャオと一緒に歯医者にいた。治療を怖がるジェンジェンの手を「大丈夫。俺がいるから」とシャオが握ってくれる。「兄さんが歯医者なら良いのに」ジェンジェンは言うのだった。

治療を終えたジェンジェンの家にミンユエが宿題を届けに来る。そして「ズーチウは大丈夫そう?」と聞き、何のことか分からないジェンジェンとシャオ。「実の父親が学校に来てズーチウが激怒してた」とミンユエは説明する。そのときズーチウが家に帰って来て「なぜ黙ってた」と聞くシャオ。ズーチウは「おしゃべりだぞ」とミンユエに激怒する。ミンユエはショックを受けつつ謝って帰る。シャオが追いかけ「気にするな」と言うと「自分が悪い」と自分を責めるミンユエ。「悪いのはズーチウだ。心配するのが間違いか?他人の一言で自分を否定するな」とシャオはアドバイスする。

その後、ズーチウの父チャオ・ホアグアンがジェンジェンの家に来る。ハイチャオとハーピンに「今は裕福になったので償ってやりたい。ズーチウの幸せを考えるなら私の子供にするべきだ。補償として100万元払う」と言い出し、ハイチャオは「出て行け」と追い返す。家の外でチャオ・ホアグアンとジェンジェンたちは出くわし「父さんに何をした」と怒るズーチウ。「貧しい生活に未来があると?」チャオ・ホアグアンは言い「うちのことに口を出す資格はない」とズーチウは叫び「貧しいのはあんたよ」とジェンジェンは言う。ズーチウは「父さんの手を煩わせたくなかった」と黙っていた理由を皆に話す。その夜、勉強するズーチウにハイチャオは飲み物を持って行き「おまえは昔からこの家に引け目がある。ジェンジェンの母が死んだときお腹には男の子がいた。ジェンジェンは弟は嫌だ、お兄ちゃんが欲しいと言っていた。その後お前が来た。天からの贈り物だと思った。何があっても心配するな、父さんがいる」と話すのだった。

(感想)ズーチウの父は今の奥さんとの間に子供がいたらズーチウに関わってこなかったのかな。傷ついたミンユエをシャオはフォローしつつミンユエの欠点を諭すのすごい。

8話【よそ者がかき乱す】ハートウォーミング度

ズーチウの父チャオ・ホアグアンが麺屋に来て「手元に置けば将来の芽を摘むぞ。目的は老後の面倒を頼むことか?」と言ってくる。ハイチャオは「そっちの目的は世継ぎだろ」と言い返す。「私は財産を残すことができるがあなたは妨げになるだけ。子供の為なんだ」「じゃあなぜもっと早く来ない。帰れ」ハイチャオが追い返そうとすると「100万元じゃ足りないわけか」とチャオ・ホアグアンは言い出し「金のことは言うな」とハイチャオは怒る。

ジェンジェンが帰るとお店は17時なのに閉まっていた。家にもいない父。電話すると「お客が食中毒になって病院にいる」と言われる。ハイチャオと兄二人が家に帰って来るとジェンジェンは【嫌がらせにあってるんじゃないか、厨房は清潔なのに最近ゴキブリやハエも混入してる】と心配する。「ゴキブリの件では通報もされてしばらく営業停止だ」とシャオは言い「営業停止?うちに死ねっての」とジェンジェンは怒る。ハイチャオは「大げさな。たかが一週間だ。おまえたちは勉強のことだけ考えてろ」と苦笑する。「監視カメラをつけたら」とシャオは言う。

ズーチウは父とレストランで会い「営業停止はあんたの差し金か?」と聞く。「私が実の息子に害を加えると?」父はこう答えるが「店は唯一の収入源だ、見逃してくれ」とズーチウは頼む。「彼の立場にもなれ。おまえが大学へ行き妹も進学する。過労死させたいか」「働きながら大学に通う」ズーチウは答える。父は「何があろうと諦めるつもりはない」と言い「何をする気だ」ズーチウは問いかけるが父は黙って去る。

高3生の受験の日。ジェンジェンは兄たちが【合格の赤いパンツ】をはいているかチェックして送り出す。その後ジェンジェンのクラスでは課題の作文【私が学ぶべき友】でミンユエの作文が出来が良かったと先生に朗読される。「一人ブランコに座って泣く私を、彼のぬくもりが暖流のように…」と先日のシャオのことを書いていたのだった。

ある日。ジェンジェンはシャオに勉強をみてもらっていると「また間違えたな」と頭を叩かれる。「バカになるよ。結婚してくれるの?」しかめっ面をしながらジェンジェンが言うと「いいよ。結婚する」シャオは真顔で返す。そんななかハーピンが血相を変えて家に帰って来て「外祖母が心筋梗塞だ」と知らせ、シャオは父と急いで病院に駆けつける。

(感想)営業停止に追い込んだのってズーチウの父なのかな?ミンユエの気持ちはシャオに向いたのかな?

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9話~12話

 

9話【不幸は重なる】ハートウォーミング度

医者から外祖母は深刻だと言われ、シャオはそれを電話で母チェンティンに伝える。その後、外祖母は亡くなり、母はシンガポールから急いで駆けつける途中、旦那と共に事故にあい旦那は即死でチェンティンも重体になってしまう。シャオと外伯父はシンガポールへ向かう。チェンティンはICUに入り危険な状態のなか、旦那の母がシャオの妹メイヤンを自分の住むマレーシアに連れて行くと話すが、メイヤンは「マレーシアは嫌、お兄ちゃんとお母さんが起きるのを待つ」と泣く。シャオはメイヤンを抱き上げ「メイヤンは病院に」と言う。

その頃、ジェンジェンは学校の階段から落ちてしまいズーチウが知らせを聞いて駆けつける。ズーチウはチャオ・ホアグアンに電話し「誰かに突き落とさせただろう」と言う。彼は「おまえどうかしてるぞ」と返す。ズーチウにおんぶして貰って帰るジェンジェン。「兄さんが恋しい。十数日会えないだけで力がわかない。二人が北京の大学に行けば何か月も会えなくなるよ」と寂しがる。そんななかハイチャオが倒れたと聞き、ジェンジェンとズーチウは病院に駆けつける。ハイチャオは過労だと言われるのだった。

ある日、ハイチャオの前にズーチウの母ハー・メイが現れる。貸りていたお金を「三倍にして返す」と札束を渡してくる。チャオ・ホアグアンの件で来たハー・メイは「ズーチウはあなた達に引け目があり、一生李家に捧げる気だわ。送り出すか手元に残すかはあなたが決めて」と言う。そして「ズーチウに私のことは話さないで。今は家庭があり夫には話してない。ズーチウはお荷物なの」と言うのだった。ハイチャオは「貸した分は受け取る。それ以外は返す」とハー・メイに残りのお金を返す。

チェンティンは命の危険は脱したが【下半身まひでリハビリに時間を要する状況】になる。義理の弟とチェンティンの兄で今後のチェンティンの世話をなすりつけるが、お互い無理だと言い合い「こうなった以上、お前が頼りだ」と母の兄(外伯父)はシャオに言ってくる。「こっちの大学に進んでは?近くで母の世話もできるし」と言う外伯父に「何で俺がそこまで?俺を捨てた人なのに何で俺が世話する?」シャオは納得できずに言い返すが「母親だ、許してやってくれ」と外伯父は言う。

ハイチャオはハーピンに【ズーチウを留学させる】と相談し「子供の為にも突き放さないと」と言う。ズーチウがちょうど家に帰ってきて「先生に北京交通大学を薦められた」と話してくる。そして続けて「ずっと考えてた。やっぱり俺は留学するよ」と言うのだった。

(感想)急展開。でもちょっと私はキョトンとしてしまった。本当になんでチェンティンの世話をシャオがしなくちゃいけないの???親戚の男たち…シャオに面倒は押し付けるの??ハー・メイも突然現れたけど…育ててくれたハイチャオにお礼の一つも言った??(言ってないよね…)ズーチウはお荷物って…なんでそんなこと言えるの??

10話【大人になる瞬間】ハートウォーミング度

ズーチウは留学について「メリットのほうが多いだろ、父さんも学費を払わなくて済む」と話す。何も答えないハイチャオに「こないだ倒れただろ、父さんに苦労させたくないんだ。どこにいても俺なら大丈夫だから。俺の希望なんだ行かせてくれ。卒業したら戻る」ズーチウが言うとハイチャオは涙をこらえ黙っていたが「分かった、行ってこい」と席を立ち、ズーチウも涙を流す。

シンガポールの病院にて。シャオの誕生日だった為、皆からのお祝いメールが届く。ジェンジェンからのメールを見て微笑むシャオ。チェンティンは意識を戻し、母や旦那の話を聞き錯乱状態のなか外伯父は数日後に帰国すると言い出す。そして「ヘルパーを雇うが大学が始まる9月まで母親の世話しろ」とシャオに言い、シャオが「俺も帰国する。妹に会いたい」と返すと「おまえは血も涙もない」と外伯父は言い放つ。

シャオが中国に帰ってくる。ジェンジェンはシャオに飛びついて抱きつく。夜、屋上でシャオとズーチウは二人で話しをする。シャオは「俺はシンガポールの大学へ行く。ある大学の医学部が受けいれてくれた」と言い「おまえを捨てた母親を世話するって?どうかしてる」ズーチウは驚いて声を荒げる。「俺が去ったらジェンジェンを頼んだぞ」と言うシャオをズーチウは殴りつける。「俺はイギリスに行く。チャオ・ホアグアンの息子になるため、あのクソ野郎の」ズーチウの言葉に驚くシャオ。「大変な時に俺達は飛び立つ。俺たちはクズだよ、恩知らずの薄情者だ」ズーチウは言い放つ。そのときジェンジェンが現れ「何があったの」と聞く。その後、部屋に入りジェンジェンは二人の進路の話を知る。「私は反対だから。なぜ私に黙ってたの。うちの家はどうなってるの。無責任なのは他人なのに。私に相談なく勝手に決めて。なぜ学生の兄さんに世話させるの?大人たちは?」ジェンジェンは怒りを兄二人にぶつける。シャオは「俺の母親なんだ」と返すのだった。

その後、布団にもぐって泣くジェンジェン。シャオが布団をめくろうとすると「出てって」と叫ぶ。「私達は元々何の関係もない。違う?最初から家族じゃなかった、そうでしょ?」「違う、大人になればずっと一緒だ、いいな?」シャオがこう返すと「嘘だね。みんな出ていったら兄さんじゃなくなる」ジェンジェンは泣き、シャオも涙を流す。一方、ズーチウはハイチャオに「申し訳なくて…」と気持ちを話す。「大人になれば別れは訪れる。結婚して各自家庭を築きそれぞれの日々を過ごす」ハイチャオが言うと「結婚しない。一生そばにいる」とズーチウは言い切り「馬鹿なことを」とハイチャオは笑う。「俺の世界は父さんたちだけで十分だ」こう言うズーチウに「そう深く考えるな。一歩一歩進め。卒業したらすぐ戻るんだぞ」ハイチャオは諭す。

朝、家にはジェンジェンの姿はなく、外祖母のところへ行っていた。ハーピンはシャオの話を聞き外伯父に電話して「困ったときだけ実の息子だと?しかもシンガポールの大学だと?」と激怒する。そしてシャオに「なぜ電話でも相談しない」と叱る。シャオとズーチウは部屋に戻るとそれぞれジェンジェンからの靴のプレゼントに気づく。シャオはジェンジェンとの思い出を思い返しながら靴を履き、確かめるように歩く。ズーチウは座って涙を流す。

(感想)シャオの外伯父…シャオに血も涙もないって…。それはチェンティンじゃ?シャオは母と言うよりメイヤンのことを考えての決断かな?ズーチウは結婚しないとまで思ってたのね。ちょっと驚いた。

11話【距離と時間に抵抗して】ハートウォーミング度

シャオがシンガポールに旅立つ日。ジェンジェンは見送りに来ず、ズーチウは屋上から隠れてシャオを見送る。次の日、ズーチウの出発のときもジェンジェンは見送りに来なかった。「二人を無視し続ける気か」ハイチャオに怒られたジェンジェンは気持ちを話しだす。「今回のことで分かった。二人はうちの家と関係ないって。兄さんだけど本当の兄さんじゃない。【仲が良ければ家族】なんておままごとだよ」「兄さんたちがそれを聞いたら悲しむぞ。二人の優しさは一番わかってるだろ。実の兄でもあの二人ほどよくしてくれるか?」ハイチャオはジェンジェンに聞く。「小兄さんの留学は悪いことか?」「いいことだよ」「じゃあシンガポール行きは兄さんの望みか?母親の為だろ。おまえも自分の家庭を築き俺から離れる。だが家族でなくなるわけでも心が離れるわけでもない。本当の家族の心は常に寄り添っているんだ」「でも二人には行ってほしくなかったよ」ジェンジェンは大泣きする。

その後、ジェンジェンはいつしか二人の兄とテレビ電話で話す仲に戻る。2012年、ジェンジェンは大学生になると【新入生だな。まだ恋愛は駄目だぞ】とシャオからメールが来る。その後、ズーチウはイギリスの大学を卒業したがスイーツ作りを学びたいといって戻ってこなかった。少しずつ他人行儀になり言葉もなくなるジェンジェンと兄たち。シャオの母チェンティンは歩行器なしで立てるようになり、状態も安定するようになる。ジェンジェンはシャオから自分にかかってきたテレビ電話をハーピンに渡して会話を避けるなか「ジェンジェンは?」と何度もシャオは聞き「最近彼氏は出来てないよな?今は勉強を第一に考えろ」と言ってくる。シャオとの電話が終わると、ハーピンは「普段シャオと何を話してる?」とジェンジェンに聞く。「話と言うより相手が生きてるか確認してる」ジェンジェンは笑う。ある日、ジェンジェンの家にミンユエが遊びに来ていると、ミンユエにシャオから【写真は?】とメールが来る。ミンユエはジェンジェンの写真を撮ってシャオに送る。ミンユエは時々シャオにジェンジェンの様子を知らせていたのだった。

ジェンジェンは大学を卒業後、芸術家の卵として先輩とアトリエを構え働き始める。シャオは卒業後、実習した病院の要請で残ると言い出す。「戻ると言ってたのに突然戻らないなんて」と戸惑うジェンジェンとハイチャオ。シャオはジェンジェンに「あと数年で戻るよ。テレビ電話で顔が見たい」と言うが「写生中だから無理だよ」と嘘を言って断るジェンジェン。

2018年の夏。25歳になったジェンジェンはアトリエの近くに部屋を借り、ミンユエと北京で芸能活動の芽が出ずに帰郷したタン・ツァンの三人で一緒に生活を始める。

(感想)この一話で九年進んだ!!(びっくり)あんなに仲良かった三人だけど、やっぱり長い時間離れるとこうなるよね…。(異性だし)シャオはジェンジェンの恋愛、彼氏の有無を気にしすぎ(笑)ミンユエからジェンジェンの写真や近況も教えてもらってたのね!

12話【突然の再会】ハートウォーミング度

2019年5月。ジェンジェンの作品は何度も賞をとるようになっていた。そんななかシャオが9年ぶりに帰国する。ミンユエは車で空港に迎えに行き「今日ジェンジェンの作品が展示される」と話すが、シャオは家に向かってくれと頼む。家でハイチャオは嬉しそうに料理を出し、シャオは「もうどこにも行かない、明日からこっちで仕事する」と話す。

その頃、展示会でジェンジェンは人に押されて倒れそうになる。そこに一人の男が現れ助けてくれるが胸を触られてしまう。痴漢として警察に連れて行かれた男は「お腹だと思った」と弁解するが「変態、顔を見せろ」と怒るジェンジェン。顔を隠す男の顔を無理やり見るとその男はズーチウだった。「いつ戻ったの?話してくれればいいのに」「サプライズのつもりで…」ズーチウは答える。ハイチャオからジェンジェンが派出所にいると聞いたシャオは急いで駆けつけ、派出所の入り口で三人は九年ぶりに再会する。

シャオもズーチウもサプライズで帰国を黙っていたのだった。ベンチに並んで座り、ぎこちない三人。ジェンジェンはシャオに「お母さんの体は?」と聞く。「元気だよ」シャオは返す。次にジェンジェンがズーチウを見ると「元気だよ」ズーチウは返す。会話が弾まない中「今日は用がある。新しいトースターを買わなきゃ」とジェンジェンは走って行ってしまう。シャオは「こっちで歯科医を」と今後のことを話し、ズーチウは「起業する」と話す。ズーチウは帰国したことを「父さんには絶対黙ってろよ」と釘をさし、それぞれバラバラに帰る。

その夜。麺館でシャオとハーピンとハイチャオで食事をする。「あとはズーチウだけだな」と言うハイチャオ。それを外から見ていたズーチウは店員に声をかけられると去るのだった。ジェンジェンはベッドで子供の頃を思い返し、ズーチウはジェンジェンにメールを送ろうとするが文面が思いつかず海を眺める。シャオはハイチャオに明日から外で暮らすと言い「ジェンジェンの住む部屋の向かいに部屋を借りた」と話す。「向こうで恋人は出来たのか?」ハイチャオに聞かれたシャオは「いないよ」と答え「ジェンジェンの部屋を見ても?」と聞き、ジェンジェンの部屋を見に行く。シャオは木彫りやクッションを手に取り微笑む。

朝。歯が痛んだジェンジェンは、ミンユエに付き添ってもらって歯医者に行く。

(感想)小さい頃が懐かしい(笑)大人になるとこうも気まずくなるのね。早く元に戻らないかな?

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13話~16話

13話【向かいの部屋】ハートウォーミング度

歯医者でジェンジェンを治療してくれたのはシャオだった。別室で氷のうを渡し「大人になっても怖いのか?」と微笑んでジェンジェンの手を握るシャオ。ジェンジェンはさり気なく手をひっこめ「白衣が似合ってる」と返すと「お前もきれいになった。お前が一番きれいだよ」と真面目な顔でシャオは言う。「どうも、ご贔屓に感謝」気まずく笑ってジェンジェンは帰る。その後、ズーチウも歯医者の様子を見に来る。「サプライズってなんだ?なぜ家に帰らない。怖いんだろ」シャオが聞くとズーチウは否定し「俺の父親は李ハイチャオで父さんに孝行し、ジェンジェンの世話する」と話す。「もう9年だ。ジェンジェンは子供じゃないんだ」シャオが言うと「でも俺は兄だ」とズーチウは返す。「俺たちのどこが兄だ。隣人と居候だろ。最初の二年は良かった、でも話すこともなくなり、そばにいなきゃ何もしてやれない」「俺にはナイスな計画がある」ズーチウはこう言うのだった。

ミンユエはシャオに頼まれて借りた向かいの部屋に掃除に入る。しかし男がシャワーに入っていて「大家の親戚でこの部屋に住むことになった」と言う。「前から押さえてた大切な部屋なの。引っ越してよ。片思いの男性からこの部屋を借りたいと頼まれたの」と頼むミンユエだったが、男は「素っ裸だぞ。出るぞ」と言ってミンユエを部屋から追い返す。この男はズーチウだった。

ある日、ジェンジェンは「展示会で作品を見た」と連絡があったカフェに行く。暗い店内に入ると、突然光が灯り沢山のケーキが綺麗な飾りと共に置かれていた。そこにズーチウが「お前に見てほしかった、気に入ったか」と現れる。ズーチウはこのお店のオーナーで帰国して3か月準備し、ジェンジェンの彫刻を店に置きたいと話す。「開業前、電話してお前と父さんに無料券を贈るつもりだ。店に来たらサプライズと言うわけ」と笑う。「でも父さんは忙しくて無理。無料券なんて詐欺だと思って電話を切るよ」とジェンジェンは返す。歯が痛いジェンジェンはケーキを一口だけ食べ「金のカエルを彫って贈る」と言ってすぐに帰る。ズーチウは落ち込む。

ジェンジェンは家に着くなり「今日兄さんに会った。小兄さんにも。一緒にいても何を話せば?一緒にいても間が持たない」とミンユエとタン・ツァンに愚痴る。すると先に来ていたシャオが部屋の奥から現れ、みんなで気まずいなか食事する。シャオは向かいの部屋の借主に一緒に借りて住めるよう交渉すると話す。向かいの部屋にズーチウが帰って来て、借主がズーチウだと知って皆は驚く。「先約は俺だった」と話すシャオにズーチウはミンユエの想い人がシャオだと気づく。その後ミンユエは「昼間話したことはシャオに黙っておいて」とズーチウに頼む。シャオはズーチウに一緒に借りようと話し、了承される。

その夜、ズーチウは部屋で明日の朝ジェンジェンとどう会話をしようかシミュレーションする。一方ジェンジェンは兄たちに対する心の内をミンユエ達と話す。「昔は確かに仲良かったけど子供だったから一緒に遊んでただけ。その後は休みの日も戻ってこないし少しずつ忘れて行った。突然帰って来て気まずい。他人のような感じ。昔とは全然違うの」と。

(感想)シャオは恥ずかしげもなくジェンジェンに綺麗と言う(笑)ミンユエはやっぱりシャオを好きになってたのね。ズーチウは本当に色々考えすぎ。

14話【遠い親戚との接し方】ハートウォーミング度

ジェンジェンは【二人を遠い親戚と思えばいい】と結論付ける。翌朝、ジェンジェンはズーチウのところに行き、にこやかに「今夜リン父さん(ハーピン)の誕生会を祝い直すからケーキの腕前を披露したら。大丈夫よ、普通に戻ってもすごく喜ぶ」と話す。「そうかな?じゃあお前も?」「すごく嬉しいよ」笑うジェンジェンにズーチウは喜ぶ。その後、ズーチウは作ったケーキを持ってハイチャオ麺店に行く。ズーチウと店員のやり取りの声を聞いたハイチャオは厨房から出てくる。「おかえり」「ただいま」と二人は涙ながらに言い合い、ハイチャオはズーチウを抱きしめる。

その頃、ジェンジェンはネット友達から【付き合おう】とメールが来る。アトリエの先輩に「私は恋愛をすべき?」と聞き「当然よ、愛はときに新しい刺激をもたらしてくれる」とアドバイスを貰う。

ハイチャオとズーチウは家に行き、野菜の葉をむしりながら話す。「卒業後、何年も金持ちの父親を頼って帰ってこなかったから落胆してると思った。父さんは育て損だと思った」とズーチウは言い「子供が幸せなら損得は関係ない」とハイチャオは笑う。ズーチウは「ジェンジェンの向かいの部屋でシャオと住んで前みたいにジェンジェンの世話をする」と話す。

夜。火鍋で一家団らんをする。ズーチウは父たちに靴を、ジェンジェンにはバッグを贈る。ジェンジェンは「高価すぎない?」と戸惑うが「稼いだらなんでも買ってやる」とズーチウは笑う。シャオには「おまえが戻ってくるとは思ってなくて」と何も渡さない。「俺もない」と返すシャオ。色々話をするなか「ジェンジェンのためにシャオは歯科医になった」とハーピンが言いズーチウは驚く。ズーチウはシャオの肩に手を置いたときシャオの肩の怪我の痕に気づく。「この大きな痕は何だ」と騒ぎ、父たちは立ち上がる。「一体どうした」皆は顔色を変える。「不注意で火傷した」シャオは答え「こんな大ごとなのになぜ黙ってた」とハーピンは声を荒げる。「遠く離れてるし心配させるだけだ。父さんが捜査で階段から落ちて骨折した時も俺が問い詰めなきゃ隠してただろ」シャオが返すと、ズーチウが「リン父さんはいつ骨折を。なぜ黙ってた」と表情を変える。ジェンジェンは「教えてたら戻ってきた?」と聞き、皆は押し黙って気まずい雰囲気になる。そんななかシャオはズーチウの皿に肉を置き「贈り物だ」と言う。ズーチウは「お返しだ」とカニをシャオに渡す。その後は皆で笑いながら談笑するのだった。

帰る際、ズーチウはジェンジェンに俺の車に乗れと言う。見ると中古のバイクだった。そのときジェンジェンのスマホが鳴り「誰」とシャオが聞くと「彼氏だよ」とジェンジェンは答え「タクシーを拾う」と去って行く。「彼氏だと、まじか」ズーチウは驚き、シャオは呆然とする。その後、ズーチウはバイクを走らせるがバイクは壊れてしまう。そのときすれ違った車に母が乗っていた気がし、走って追いかけるが車は行ってしまうのだった。一方、シャオは屋上でジェンジェンに電話をかけるが話し中のメッセージが流れる。次に母からの留守電を聞くと【二年分の休暇が終われば病院に戻って。上司の評価が下がれば仕事に影響する】と入っていた。ジェンジェンはタクシーの中で彼氏と電話で兄たちの話をし「兄たちは知り合った頃の孤独な感じに似てる」と言う。

翌日。麺館でシャオはハーピンに【今夜から向こうに住む】と話す。そこにチェンおばさんが来て一緒のテーブルで食事をする。チェンおばさんは「二人の息子のうち一人をジェンジェンの婿にしたら?他の家にあげるのは惜しいわ。シャオもそう思わない?」と言い出す。「努力します」シャオが答えると、ハイチャオとハーピンは「頑張ってくれ」と笑う。

(感想)ズーチウは兄として(?)シャオに負けたくない感じが見え隠れする。シャオの火傷の痕…何があったのかな。ジェンジェンの彼氏問題、今後楽しくなりそう(笑)

15話【兄たちの過干渉】ハートウォーミング度

シャオは電話でミンユエに「ジェンジェンに彼氏が?」と聞く。ミンユエもタン・ツァンも知らなかったため驚く。ジェンジェンは相手の写真も見ずに付き合うことにしたのだった。その後、SNSで彼氏(ラン)の熱い投稿を友人や兄たちはチェックする。【君だけが僕の炎を消せる】などの熱い言葉が書かれていて「彫刻家は美や生命に独特の見解を持つ。芸術家を目指してる」などランのことをジェンジェンは教える。「働いてないの?」ミンユエ達に聞かれ、ジェンジェンは頷く。ズーチウは「俺は反対だ」と言う。ずっと無言でいたシャオは自分の部屋に戻り「彫刻の掲示板で知り合って4年。同じ街に住んでるのも知ってるが写真は交換してない。展示会でおそらくジェンジェンの外見を陰から見て満足したから交際を申し込んできた」と推測してズーチウに話す。

ズーチウのカフェにランを呼んで兄たちも同席して会うことにする。約束の日、カフェに行くとジェンジェンは「オーナーですね」と店員に言われて驚く。ズーチウがジェンジェンをお店のオーナーにしていたのだった。待っているとランから電話が来て【ひらめいたから帰って創作をする】と言われ、ジェンジェン以外の皆は呆れる。その後、浮かない顔のシャオにミンユエは「何でも私を頼って」と笑うと「じゃ、ジェンジェンを監視してくれ。ランはわざと現れなかった。二人で会う気だ」とシャオは頼む。

翌朝、ジェンジェンが起きるとテーブルにズーチウが用意した豪華な朝食が並んでいた。ジェンジェンが食べ始めると「美味しいか?これから毎朝作ってやる」とズーチウは笑う。「面倒でしょ」困惑するジェンジェン。ズーチウは面倒じゃないと言い「父さんたちのために薬膳料理も研究してる。養生に関してはシャオじゃ無理だ」と言う。その後、ジェンジェンは歯医者に行きシャオに治療してもらう。椅子に座っているとシャオの同僚の女性シーシーにシャオのことなど色々聞かれる。「彼に好きな人は?」と彼女が聞いた時「いるよ、好きな人がいる」とシャオが現れ答えるのだった。

その後、ランから連絡が来てジェンジェンは二人で会うことにする。ミンユエはSNSでジェンジェンがランと会っていると気づき、皆に知らせる。タン・ツァンのところにズーチウが「音信不通だ」と焦って来る。SNSの写真を見たタン・ツァンは「解放路にあるジェラートのお店」だと教えると、ズーチウは飛んで行く。「会うくらいでそこまで焦ること?ジェンジェンの二人の兄はどっちもビョーキよ」と言う。ズーチウとシャオはジェラート店に行くがジェンジェンは1時間前に店を出たと言われる。二人はハーピンのいる警察署に行き「一時間以上連絡が取れない。防犯カメラを調べて。通報に来たんだ」と訴える。「一時的に連絡が取れないだけだろ」ハーピンが言うと「ホテルに連れ込まれたら」とシャオは返す。ハーピンはハイチャオに電話し、ジェンジェンたちは麺館にいると知る。

その頃、ハイチャオは「携帯が壊れたなら兄さんたちに伝えろ」とジェンジェンに言う。「携帯が壊れたら無理よ」「二人がどれだけ心配したか。通報までしたんだ」「通報?ビョーキでしょ」呆れるジェンジェンに「優しさだろう」と返すハイチャオ。ジェンジェンとランで食事を始めると血相を変えた兄二人が駆けつけるのだった。

(感想)ズーチウの作った豪華な朝食に羨ましくなった。毎朝食べたい(笑)兄二人はジェンジェンの動向に大焦り。楽しすぎる(笑)

16話【二度目の反抗】ハートウォーミング度

兄二人がランを睨みつけるなか、ジェンジェンとランは彫刻について意気投合して話す。シャオはランに「ジェンジェンのどこが好き」と聞き「嫌いな所がない」と答えるラン。ジェンジェンも「ランは全部いいよ、共通の話題もある」と笑う。その後、家で夕食のとき「彼には下心があり大学卒業後も親に頼って生活してる。同居人の家賃を肩代わりして恋人にも援助を?」とシャオは言い出す。「大げさなのよ」「奴の何がいい」「もうやめて」ジェンジェンがこう言うとシャオは携帯を渡し「電話して別れるんだ」と言う。「どうかしてる」「別れろ」言い合う二人にズーチウも「賛成だ」と言う。「何様よ。なぜ私のことに指図するの」怒り出したジェンジェンにハイチャオは「二人ともお前の幸せを思って…」と取りなそうとする。「十分幸せよ。私に尽くさなくていいの。実の兄じゃないんだし、法律上助け合う義務はない」ジェンジェンが強く言うとシャオは「再会したときから我慢してたのか。やっと本音が出た」と返し、帰ると言ってシャオは出て行く。「なぜあんな話をした。一緒に育った絆は消えたのか?」ハイチャオに叱られるジェンジェン。

シャオはバスに乗りながら、小さい頃誘拐されそうになったジェンジェンを救ったときのことを思い返す。ハイチャオは泣きながらシャオにありがとうと言い、ハーピンを「義父だ」、シャオを「今後は実の兄さんだ」とジェンジェンに言い、立ち会っていたチェンおばさんが「これで両家とも一つの家族ね、将来二人を結婚させたら?」と言って皆で笑い合ったのだった。一方、ジェンジェンはマンションへの帰り道、後ろを歩きながら謝るズーチウに「二人は私に借りはない、償われても負担になる」と話す。ズーチウは「借りはある」と答える。「もう終わったことだよ」「俺を捨てるなよ」ズーチウは言い、翌朝も朝食を作りに来るのだった。その後、ミンユエは兄たちのことを「ネット恋愛なんだから心配して当然」とかばい、ジェンジェンは「とにかく私たちは愛を育んでみる」と話す。

ハーピンは勤務中チェンティンから電話があり、シャオがこちらで就職したことを彼女が全く知らないことを知る。「俺に会いに来たと思ってる。早く帰らせろと暗に言ってきた」とハイチャオに話す。一方、歯医者に治療に行くジェンジェン。今回はシャオではなくシーシーが担当だった。帰る際、違う部屋にいたシャオと目が合うが、シャオはそっぽを向く。その後、ジェンジェンはアトリエにランを呼び、先輩たちと共に芸術の話で盛り上がる。「まさかこんなに爽やかなんて」と先輩はランのことを言うのだった。

(感想)シャオは私情が入りまくってる(笑)ズーチウは兄としてかな?よくわからない。どっちにしてもジェンジェンは愛されまくってます(笑)

17話~20話

17話【雨降って地固まる】ハートウォーミング度

ジェンジェンはエレベーターでシャオと会うが彼は目を背ける。スーツケースを持っていたシャオに「どこに行くの。仕事を辞めてシンガポールに戻るの?」ジェンジェンは聞くがシャオは答えない。「反省してる、二人は私の実の兄よ。二人が戻ってきて嬉しいよ」ジェンジェンが追うとシャオはスーツケースを外のゴミ箱に捨てる。前の住人のものを捨てるだけだった。

ある日、ジェンジェンに【ズーチウが事故にあった】と電話が入る。急いで病院に駆けつけると、先にいたタン・ツァンが泣きながら「先生は手は尽くしたと…」と言う。ジェンジェンは号泣し、シャオが「ズーチウは死んでない」とジェンジェンを抱きしめる。タン・ツァンはからかったのだった。大量の安定剤を飲んで運転していたと言われるズーチウ。シャオの部屋にあったビタミン剤を飲んだつもりが、それは安定剤だったのだ。ハーピンは「眠れないのか。どうして黙ってた。何かあれば相談をしてくれ」とシャオに言う。

その後、ジェンジェンが泣き喚いたと知ったズーチウは「事故にあった甲斐がある」と笑う。「なんでサプリの瓶に安定剤が?」ズーチウが聞くとシャオは「母と妹に気づかれると困る。俺は病気になれないからだ」と答える。ジェンジェンはシャオとカフェに入り「大学卒業後、連絡が減って二人の近況も良く知らなかった。暇なとき教えてよ」と話すと「何が知りたい?」と返すシャオ。「彼女は出来た?」ジェンジェンは笑って聞き「いいや」とシャオは答えるが「好きな子が」と続ける。「綺麗な子?」「すごく綺麗で可愛いよ」シャオは笑って答える。ズーチウは数日入院することになる。病院の外のベンチで三人並んで座り、ジェンジェンとシャオは焼き芋を食べる。「一口くれ」というズーチウに二人は「熱が上がる」と言ってくれない。ズーチウは二人の芋につばをかけ、気色悪いと三人で笑い合う

病室でシャオが良く読むという絵本を読むジェンジェン。孤独な二人の子が町を離れる物語だという。ジェンジェンは読みながらシャオを思い浮かべる。翌日、ランがズーチウのお見舞いに来る。自分が作ったという彫刻を手土産に、看護師さんのお尻をじっと見てスケッチを始める。それを唖然とシャオは見つめ「創作してるの」とジェンジェンはかばう。その後シャオはランを食事に連れて行き、ジェンジェンとの恋愛について「真剣に考えろ。一時の恋愛の為、魂の友を失っていいのか」と話すのだった。

(感想)三人がまた笑い合う仲に戻った。良かった。シャオは本格的にジェンジェンとランを別れさせようとしてる(笑)

18話【2学年下の後輩】ハートウォーミング度

ズーチウの退院祝いに皆で火鍋をする。ズーチウのバスケ仲間だったジュアン・ベイも来る。彼はタン・ツァンの想い人だった。しかし彼はミンユエを見てときめく。その後、兄妹三人以外は奥の部屋でカラオケをする。ジュアン・ベイはミンユエに恋人はいるか聞き、ミンユエはいないと答える。「シャオやズーチウをどう思う?」「見慣れちゃったわ」ミンユエは返す。ジュアン・ベイは三人の兄妹を見て「大人になってもべったりだ。シスコンの男はお勧めしない。どっちかは妹とくっつくぞ」と話し出す。「ジェンジェンとズーチウ?」「シャオとジェンジェンかもな」「それはないわ、シャオには好きな人が」「誰だよ」ジュアン・ベイは驚く。「はっきりしないの」ミンユエは答える。

ジェンジェンは兄たちに肩をくみ「実は昨日から考え始めたの。本当に小兄さんが死んでたらどれだけ後悔したか。本当にお帰りなさい」と笑う。その夜、シャオが自分の部屋に戻ると、安眠できるよう模様替えされていた。ジェンジェンとミンユエによるものだった。枕元には新しい絵本が置いてあり【兄さんおかえり、良い眠りを】とジェンジェンのメッセージが書かれていた。

シャオは歯科医院で同僚シーシーに「明日の夜時間はある?」と誘われる。「明日はシンガポールへ行く」「好きな子が心配とか?」こう聞かれたシャオは、好きな子は地元にいる、二学年下だと話すのだった。その後、歯医者に治療に来るジェンジェンとミンユエ。ミンユエは担当のシーシーに「シャオは地元の二学年下の後輩が好きみたい」と聞かされる。一方シャオはジェンジェンにシンガポールに行くことを話す。処理することがあり行くがすぐ戻ると。

ミンユエはジェンジェンに【シャオの好きな人】の話をし、ジェンジェンは「二学年下の後輩ならミンユエ以外にいる?」と返す。その後、浮かない顔のジェンジェンは「兄さんがシンガポールに行く」と話し、ミンユエは驚くがすぐ戻ると知ると「良かった」と言う。「小兄さんが好きだったんじゃ?」ジェンジェンが聞くと「黒歴史に触れないでよ」と返す。ミンユエは母との食事に行くと、母の知り合いの職場の優秀な男の子を紹介される。ミンユエは母に「お見合いは必要ない。好きな人がいる」と話すと「じゃあ家に連れてきなさい」と言われるのだった。

(感想)ジュアン・ベイ…鋭い!ミンユエはシャオが自分を好きだと思っちゃってるかな?

19話【シンガポールの呪縛】ハートウォーミング度

ジェンジェンはズーチウのカフェに行くと、二階にいるランのところへ連れて行かれる。「お前が来る前、尻を眺め絵を描いてた。早く別れろ」ズーチウはジェンジェンの頭を小突く。「頭を触らないで。殴るよ」ジェンジェンもやり返す。その後、ジェンジェンとランは外に行く。ランがスケッチするなか「明後日、兄さんがシンガポールに行くの」とジェンジェンは話す。「デート中なのに口を開けばお兄さんの話か」とランは不満げに言い「正しいデートの形を」とジェンジェンにキスしようとする。「突然すぎる」と拒むジェンジェン。「愛やキスは自然の流れ。さあ僕にキスして」ランは言う。

その夜、ジェンジェンがシャオの部屋に行くと、シャオはシンガポールに行く用意をしていた。帰りのチケットを用意したか心配するジェンジェンに「きちんと予約している」とシャオは携帯を見せ、ジェンジェンは安心する。シャオがシンガポールに行く朝、ミンユエはシャオを自分の車で空港まで送る。空港に着くと「あなたの言葉を待ってたけど女から切り出しても構わないわよね」とミンユエはシャオのほっぺにキスする。「これが私の答えよ。分かってる。戻ってからね。行ってきて」こう言うミンユエに、シャオは戸惑いつつ車から出る。シンガポールの家に着いたシャオは母に「荷物は?」と聞かれ「荷物はない」と答える。母は顔色を変え「戻ったんでしょう?ハーピンが戻るなと言ったの?」「父さんは関係ない」「ジェンジェンのため?」シャオは黙り「実家で仕事は見つけた」と返す。「ここは実家でないと?」母が逆上したとき、ちょうどジェンジェンから電話がかかってくる。母は携帯を取り上げシャオと取り合いになり、携帯は床に落ちて壊れる。

そんななか、ズーチウの外叔母がジェンジェンの家にやってくる。旦那の病気の治療のためお金を借りたいと泣き出す。「いくら必要か言ってくれ」ハイチャオは言い、ドアの外で聞いていたズーチウは「必要ないよ」と現れる。ズーチウは自分の口座から大金を引き出して外叔母に渡す。その後、ハイチャオはハーピンにハー・メイの居所を調べてくれと言う。「ズーチウはハー・メイの化粧鏡を大切に残してる。きっと母親に会いたいと思い続けてるんだ」と。ハーピンは「すぐに探ってやる」と返す。

その夜「今日シャオに告白した。答えは戻ってから」とミンユエはジェンジェンとタン・ツァンに報告する。ジェンジェンはその話をよそに「電話が通じない」と落ち込む。

(感想)ジェンジェンはランとキスしたのか気になる。(してなさそう)ミンユエは行動派!(笑)

20話【辛苦の味】ハートウォーミング度

ズーチウのカフェにランが来る。「俺の一番嫌いな奴だ」ズーチウはカフェで仕事をしていた友人ジュアン・ベイに言う。「ジェンジェンの彼氏だろ?どんな彼氏だったら満足だ?」「彼氏は必要ないだろ、まだそんな年じゃない」「そばに誰かが必要だろ」「俺とシャオがいる」こう返すズーチウにジュアン・ベイはあきれ顔。「留学中付き合ったことは?」「そんな暇あるかよ」ズーチウが答えるとジュアン・ベイは「お前は妹が好きなんだ。常に妹のことを考えてないか?」と言い出す。「純粋にジェンジェンのことを思っている」と答えるズーチウだったが、その後ジェンジェンを意識してしまう。

シンガポールでシャオの母は「私たちを捨てるの?」と泣き顔で言い放つ。シャオは「実家に戻りたいだけだ」と答える。帰国すると約束した日にシャオは帰ってこない。落ち込むジェンジェンにズーチウは「飛行機に乗り遅れたのさ」などいろいろと慰める。その翌日はジェンジェンの母の21回忌だった。焼香にきた親戚に「恋人は?」と聞かれるズーチウ。「いないよ」と答えると「ジェンジェンはどう?」と言われるのだった。

ハーピンにシャオから電話があり、経由便で帰ってくると言われる。夜になりシャオが帰国しジェンジェンの母に焼香する。そんななか「ジェンジェンに今夜戻ることを伝えてなかった」とハーピンは思い出す。「ジェンジェンがどれだけ待ってたか」とハイチャオは言う。シャオは急いでジェンジェンのもとへ駆けつける。部屋で寝ているジェンジェンを見つめ、おでこにキスする。次に頬にキスする。それをドアの隙間から見てしまうミンユエ。シャオはジェンジェンの唇にキスしようとするが思いとどまり部屋から出ていく。実は起きていたジェンジェンはシャオが出て行くと目を開ける。目を丸くし「夢だよね?そういう意味じゃない」と言い聞かせ布団をかぶる。

翌朝。ミンユエは数日実家に戻ると出ていく。皆で食事をとっているとタン・ツァンは「いつからミンユエを狙ってる?」とシャオに聞く。「好きな人がいると伝える気だった」シャオは返す。「それがミンユエでしょ?」タン・ツァンが言うと黙るシャオ。「違うの?」彼女は驚き、ジェンジェンは気まずそうに様子をうかがう。

(感想)恋愛面が動いてきた!ジェンジェン起きてたのね(笑)ズーチウもジェンジェンが好きなのかな?単にジュアン・ベイに言われて意識し始めただけ?

21話以降~

※21話以降は次ページになります。

コメント

  1. ぎわっち より:

    柚子さんこんにちは
    あれこれコメントし損なっているうちにとうとう「家族の名において」始まりました。
    まだ2話ですがいいドラマ見始めちゃったなってワクワクしています。
    2話でようやくリン・シャオの家の事情が分かりましたが、娘を死なせてしまって本当はシャオのせいだけではないと分かりつつ歪んだ形で息子に向かってしまってるのかな。夫も忙しくて追い詰められた心境なのかと思うと身勝手にも見えますがシャオ母もやるせない。ご近所の親切も干渉と紙一重、かえって逆効果でイライラっぷりが手にとる様に伝わりました。
    そういえばこの時代はまだひとりっ子政策なんでしょうか、2人目出産で父は降格、母は退職させられたって。
    ジェンジェンはシャオが引っ越して来た時から兄の様に好意を抱いていたのは分かりますが、シャオ母出て行く時の喜びようは無邪気なだけに残酷でしたね。
    父を取られたくないジェンジェンが何度もズーチウの荷物を捨てに行ってはズーチウが拾いに行く場面
    ズーチウよく耐えてたなぁって。ズーチウの母にも何かあるのはこれから分かるんですよね。
    子役から成長した3人への移行も納得の配役です。
    こういう現代ドラマは韓流にはよくある様な気がしますが中国だとひと味違うと思いました。
    ジメッとした感じがないのは人格者の父ハイチャオのおかげですね。
    1・2話の子供時代がこの後の展開を理解するのに必須ですよね? 録画消せません。

    ジェンジェンといえば「マイディアフレンド」
    わりとあっさり終わったなと思いましたがカットされていたのですね。
    アドリブ疑惑?私も2カ所ほど思いました。その場面も面白くて録画消せません(笑)

    • 柚子(ゆず) 柚子(ゆず) より:

      ぎわっちさんこんにちは。
      このドラマ名作な【におい】がしますよね。2話は色々思う部分の多い回でした。
      1話でシャオがこわばった顔でクルミを叩き落としたのはこういう理由があったんだと、伏線だったんですね。
      シャオのお母さんの苦しみもわかります。麻雀は(もう)しないと言ってたシーンもありましたね。
      でもシャオの隣を何も言わず通り過ぎて去っていくシーンは心がえぐれるような気持ちになりました。
      ジェンジェンの無邪気さ、残酷でしたが、シャオを欲しいと言ってくれる存在がいて良かったなとも思ったりでした。

      一人っ子政策、2016年に終わったそうで、つい最近ですね。そういえば、私の中国人のお友達は一人っ子政策の最中に
      二人目を産んでいて、二人目の子は香港で産んだそうです。そうしたら許されるみたいな(?)
      その子だけ香港国籍だそうです。パスポートの更新で香港に行くのが大変と言ってました。(現在日本在住です)

      子役が成長後とそっくりすぎて驚きますね。よく見つけて来たなと。特に男の子2人は。
      こういう現代劇、私も韓流にありそうな話だけどちょっと違うなと思ってました。韓流だとものすごい癖のあるおばさんが
      一人(あるいは複数)出てきますが、中国ドラマだとクセがないですね。
      このドラマ、たいていの方がソンウェイロンカッコイイ!となりそうですが、実は私一番ハイチャオが好きです(笑)
      すごく素敵ですよね。人格者で料理も上手!最高の旦那さんだと思って見ています。

      1.2話の子供時代は今後のドラマを見ていったとき、感慨深いという感じになるのかな?ズーチウの母の表情とか
      態度を見て、そういうことだったのねと私は思いました。

      マイディアフレンド、やはりアドリブっぽく感じる部分ありましたよね(笑)

  2. ぎわっち より:

    柚子さんこんにちは
    ちょっとビックリしてお邪魔しました。
    マーク・チャオとダン・ルン出演の映画「陰陽師」
    中国では上映中止というのをエンタメニュースで見ていたのですが
    Netflixに登場してました。
    値上げするらしいですが、こうやってどんどん中国ドラマや映画を
    紹介してくれると嬉しいです。

    場違いの投稿すみませんm(_ _)m

    • 柚子(ゆず) 柚子(ゆず) より:

      ぎわっちさんこんにちは。私もびっくりしました!いや、実はNetflixに来るのは知っていたんですが
      (どなたかのツイッターに書かれていて)もう来たんですね。
      今Netflixは退会中なので、この映画を観る為だけに1か月くらい入ろうか…。逆にWOWOWに加入中なので
      wowowで放送してくれないかな…など考え中です(笑)この映画、この二人以外にもバンビと影のワンドゥオと
      旦那様はドナーのシューカイチェンも出てるみたいですよね。イケメンだらけです。
      なんでも投稿嬉しいです!

  3. ぎわっち より:

    さすがにご存知でしたか!
    Netflixはちょっと変わり種を持って来てくれるし、
    wowowは本国の話題作をやるみたいだし
    どちらかと言われると選ぶの難しいですね。
    いずれにしても新しいものを観れるのは嬉しいかぎりです。

    • 柚子(ゆず) 柚子(ゆず) より:

      WOWOWで今月末?あたりにシャオジャン主演の映画やりますね。なので待ってれば陰陽師も来るかも…と期待しつつ(来ないかなぁ…)
      中国ドラマも日本で観れる機会が増えてきているので、嬉しい悲鳴ですね。

  4. ぎわっち より:

    柚子さんおはようございます。
    5話は泣きました。
    ハイチャオは素敵すぎるお父さんですね。
    実の親子同様かそれ以上の愛情で育てても
    周りの見方は実の父ではないって切ない。
    子供たちに愛情はちゃんと伝わっていて
    まっすぐ育っているのが救いです。
    シャオのお母さんは1・2話では多少同情したものの
    身勝手感満載で無神経なセレブに成り下がってますね。
    あのお祖母さんがまた憎らしい。時代劇でよく見るタイプ?
    まだズーチウの叔母さんは遠慮が感じられていいけど
    卑屈すぎるのもズーチウやハイチャオを傷つけてしまうのですね。
    異母妹の子、何年も話だけ聞かされてようやく会えたお兄さんが
    あのイケメンって(子供にとっては顔じゃないか(笑))
    明月とズーチウの絡みも気になるし、大人になってからの展開が
    楽しみです。

    • 柚子(ゆず) 柚子(ゆず) より:

      ぎわっちさんおはようございます。
      5話泣けましたね。ハイチャオ素晴らしすぎますね。ハイチャオのおかげで子供達3人がこんなに良い子に
      育ってるんだと分かります。シャオのお父さんよりシャオのことわかってますし。(シャオのお父さん本当に忙しすぎだと思います…)

      ズーチウの叔母さん、控えめで謙虚で人間性は良いですよね。ハイチャオに遠慮しまくっているのが卑屈に見えて
      それがハイチャオが実の父ではないと言われていると感じてしまうって難しいところです。

      シャオのお母さん、子供をあんな形に亡くして可哀そうだと思いますが、もう新しい家族で幸せをつかんでいるのだから
      今更シャオにいちいち関わってこなくても…って感じですね。シャオと妹をそこまで仲良くさせたいものかな?と思います。
      妹はジェンジェンと張り合う意味もあってお兄ちゃんお兄ちゃん言ってるのかな。小さい時のジェンジェンを思い出します(笑)

      もう少し成長してからの展開も想像するだけで大変だろうなぁなんて思う設定ですね。ズーチウはお母さん探しそうだし
      シャオの恋愛面とかジェンジェンの進路とか楽しみですね。

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