《花朝秋月夜(かちょうしゅうげつのよ)》あらすじと感想(ネタバレなし/あり)キャスト紹介!琵琶の音色が美しいタイムスリップ恋愛時代劇

ラブ史劇,現代ラブコメ,青春家族系

琵琶の曲が印象的な、展開にひと捻りある恋愛時代劇です。

花朝秋月夜~時をかける愛の音色(2022年 全24話 原題:花朝秋月夜)3.5

(キャスト)バオ・シャンエン、ウー・チョンシュエン、パン・ユエトン、ジアン・イーミン、他

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《花朝秋月夜》あらすじ

李颯颯(リー・サーサー)は琵琶奏者。独奏会の演奏中、突然頭の中に声が響く。「私は都の女子で、琵琶の弾き手。皆に美貌を妬まれ、夫には捨てられたわ。人生をやり直せるなら、日々を慈しみ、あの方と添い遂げる。あなたは李颯颯であり李茹娘(リー・ルーニアン)。願いを叶えた日に家に帰れる」

颯颯は意識を失い、目を覚ましたときには、現代ではなく古代の世界にいた。古代でも琵琶を演奏している最中で、戸惑う颯颯を見た客席の人々は不審がる。颯颯は近くの川に光る渦を見つけ、そこに向かおうとするが止められ、意識を失ってしまう。

颯颯が見知らぬ部屋で目を覚ますと、自分の持っていた琵琶と同じものが部屋に置かれていて、この共有の琵琶で李茹娘が自分をこの世界に呼んだのだと思う。琵琶に触れると、李茹娘の人生が脳裏に浮かび上がる。そして彼女の日記をみつける。【以前自分を火事から救ってくれた若君を捜す。あの方は私を助けて首にやけどを負った。元宵節には赤い衣に身を包み、あの方と息を合わせて合奏したい】。

颯颯は、現代に帰るには李茹娘のこの願いを叶えるしかなさそうだと考える。

その時、二人の強盗が現れ、琵琶をよこせば命は助ける、と脅してくる。颯颯は「これがなきゃ帰れない」と言い返し、強盗の目にお湯をかけ、琵琶を抱えて急いで逃げ出す。そして、李茹娘の意中の人を捜そうと都へ向かう。

都に入り、颯颯がどこへ行こうか悩んでいると、たくさんの女子たちが「陸(ルー)様」と口々に叫びながら右教坊に駆けていく。なんとなくついて行った颯颯は右教坊の前の看板に【琵琶の弾き手募集】と書かれているのを見つける。まずは仕事探しだと思い、右教坊の中に入る。そこに登場したのは右教坊の副使、陸景年(ルー・ジンニエン)で…。

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ネタバレなし感想

このドラマはオープニングの曲がドラマの雰囲気にピッタリで、特に出だしの【琴の音色の響く】部分が毎回素敵だなぁと思って聴いていました。

ストーリー的には現代から古代にタイムスリップする始まり方が、よくあるパターンだなと思ったんですが、このドラマはその後の所々の展開に【ひと捻り】あって、そのへんが良かったです。

ヒロインの女優さんは初めて見ましたがシンプルな顔立ちで可愛くて、男主役のウー・チョンシュエンは少し濃いめのイケメンで、2人を見ているだけでも私は楽しめました(笑)。

ただ、ラストが分かりにくかったかな。ウー・チョンシュエンの【最後のほう】のルックスがなんかわたし的にイマイチで(笑)そのへんが残念でした。

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ネタバレあり感想

※ネタバレしてます。ご注意ください。

実は私は中盤くらいまで颯颯が現代から来たっていうのを忘れてました(笑)。このドラマってよくある【現代の知識を古代で活用する】とか【現代の家族や友達を想う】とか【古代の生活に戸惑う】とかいうエピソードなかったですよね?(たぶん)。

右教坊で女子に囲まれて女子慣れしてそうな陸景年が実は違ったというのは良かったです。(男主役だし遊び人系じゃないとは思ったけど)。でも両親の亡くなり方のせいで、生死を共にする愛を理想としていたのはビックリ!だから颯颯が自分がいなくなったあと陸景年が後を追うのを恐れて冷たくして離れていったという展開は説得力ありました。

首筋に火傷の痕あったし、普通に陸景年が李茹娘の想い人だと思っていたら違ったというのは驚きました。もうその人は亡くなっていたから、想いを結んで現代に帰るという道筋はなくなって…。李茹娘は颯颯を古代に呼ぶのが遅い!なんで亡くなった後に呼んだ…?(←知らなかったんだけど)。颯颯と陸景年は現代と古代の人間だから、どんな展開になっても別れが待ってるんだと思うと切なくなりました。

ラストの元宵節の宴のシーンは凄く良かったです。右教坊が来るまでの時間、場を持たせるために父から昔教わった太鼓を披露する宇師傑。舞を始める許煙織。そして、演奏する蘇宗辰!!一方的にだけど敵対してた蘇宗辰が陸景年(右教坊)のために助ける行為をするなんて!感動しました。そして宴に右教坊が到着して、颯颯が演奏中に体が消えていき…。陸景年と一緒に琵琶を弾くシーンは泣けました。

颯颯はいなくなってしまったけど、陸景年は陛下に平民が楽師になることを認めてもらい、念願がかなったのは感動的でした。ラスト、現実の世界に戻った颯颯の前に現れた青年。陸景年がやって来たってことで良いんだよね??最後、女狐って呼んでたし…。それにしても、現代版の陸景年を見た瞬間、なんか冴えなく感じました(失礼)。役作り?古代の陸景年はカッコ良かったのに!

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キャスト紹介

李颯颯:バオ・シャンエン

2002年5月23日広東省深セン市生まれ 浙江伝媒学院卒業

(出演ドラマ)金庸武侠世界、英雄志、乌云遇皎月、他

陸景年:ウー・チョンシュエン

宇師傑:ジアン・イーミン

1999年1月18日山東省生まれ 身長186cm 体重72kg 北京服装学院卒業

(出演ドラマ)别对我动心、你是我的光芒、星汉灿烂(星漢燦爛)、他

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