花の都に虎(とら)われて(2020:传闻中的陈芊芊)全24話
(キャスト)チャオ・ルースー、ディン・ユーシー、ション・インハオ、チュエン・ペイルン、他
※各話あらすじ+キャスト紹介はこちらです。
ネタバレなし感想
可愛くて楽しくて出演俳優たちの魅力全開なドラマでした。女主役のチャオルースーちゃんの元気で明るくてコメディチックな演技が陳芊芊にぴったり!彼女ひとりでこのドラマのイメージをほとんど形づけてる印象を受けました。
男主役のディンユーシーはとにかくカッコイイ!私は数年前からずっと彼をカッコいいと思い続けていたので、念願の彼の日本上陸ドラマをこうやって観れるのが本当に嬉しかったです。ディンユーシーは可愛らしい顔立ちでもあるので、コメディっぽい演技も似合っていました。
他の脇役の俳優さんも(陳芊芊の母や韓爍の両親)毅然としたなかにたまに笑える表情仕草をしていて面白かったです。配下たちの表情演技も笑えました。
ストーリーについて。荒唐無稽な出だしでもすんなり話に入り込めて、最後は一体どうなるの?と気になりつつ楽しめました。ヒロインと男主役の恋愛模様、ヒロインを取り合う三角関係もニヤニヤ胸キュンで、女二番手もなかなかの存在感で恋愛面陰謀面などトータルでバランスよく楽しめたと思います。
ネタバレあり感想
※ネタバレしてます。ご注意ください。
現代から古代へタイムスリップ…というドラマはたまにありますが、このドラマは【自分が書いた脚本の中に】入ってしまうという設定が面白かったですね。でも自分が脇役の陳芊芊として毒酒で死ななかったことで脚本が微妙に変わっていくという。なので今後の予想が出来ず、私も陳芊芊は現代に帰るの?そのときは韓爍はどうなるの?とハラハラしました。いや、ドラマ出だしの現代に【俳優ハン】の存在があったのでハンが韓爍なんだろうとかは思いましたが(笑)
個人的にこのドラマは脇役の心情がきちんと描かれてるなと思いました。出番は少なくても納得できたというか。陳楚楚が若城主になりたい気持ち、母親(と思っていた城主)に認められたいとか陳芊芊ばかり可愛がられ許されて悔しい気持ちなど理解できました。(ただ終盤はちょっと暴走気味だとは思いましたが…)沅沅と蘇沐の関係も良かったです。車椅子の自分の目線に立って話してくれたのは蘇沐だけと言って好きになる気持ち、大群主の沅沅と楽師の身分の差に悩む蘇沐が去る気持ち…すごく分かって切なくなって二人を応援しました。裴恒の存在も良かったですね。単なる男二番手じゃなくて、男でも司軍になろうと決意して手を震わせながらも護城軍の兵士を殺して司軍と認めさせたり。韓爍とライバル心むき出しで陳芊芊を取り合うエピソードも楽しかったです。
最終回について。瑞祥が現れたあとの陳芊芊と韓爍のやり取りは泣けました。死別の涙は避けられるって…確かにそうだなと思いました。現代に戻って、病室でのシアオチエンと俳優ハンのやり取りは私はちょっと残念でした。もっとグワ~~っとお互いが陳芊芊と韓爍で涙の再会!!みたいになるのかと期待していたので、…あら?と肩透かしな感じでした(笑)ハンも長い夢の中で韓爍として陳芊芊と出会い恋愛して…ってなってたならもっと違う反応でもいいのに…。まぁその反応が「本当に虎ね」って言われるゆえんかな?その後はシアオチエンに抱き着かれてハンも笑っていたのでハッピーエンドで良かったです。
中国では《传闻中的陈芊芊2》の制作が発表されていますが、出演俳優は現在未定になっています。チャオルースーちゃんもディンユーシーも出ないなら残念すぎます…。二人に代わる魅力的な俳優さんをキャスティングできるか!?楽しみに待ちたいと思います。
コメント