安楽伝(2023 全39話 原題:安乐传)
(キャスト)ディリラバ、ゴン・ジュン、リウ・ユーニン、チェン・タオ、シア・ナン、他
※1話あらすじとキャスト紹介はこちら。
ネタバレなし感想
このドラマは出演俳優さんからして視聴意欲がわきました。ディリラバちゃんとゴン・ジュンの組み合わせがなんか新鮮で。リウ・ユーニンも《長歌行》で良い役だったし、今回はどんなんだろう?と興味津々でした。
1話から奔放にふるまうヒロインと純情な若君のやり取りが微笑ましくて、展開もスピーディーで面白かったです。ヒロインが帝家の無念や復讐を果たそうとするシーンも見応えありました。
メインの3人の恋愛模様も良かったです。私としてはもう少し男2番手がグイグイ行ってほしかった気もしたけど(笑)そうはできない切ない理由もあったり、なんか不思議なバランスの3人でした。
敵国との戦いのエピソードでは泣けるシーンがいくつもありました。全体的にキャストも話も魅力的で楽しめました。
ネタバレあり感想1
※ネタバレしてます。ご注意ください
印象に残っているのはやっぱりメインキャラが亡くなったエピソードです。
まずは安寧。青南城で援軍(洛銘西たち)を待ちながら戦うなか、援軍は現れず、亡くなってしまい…。洛銘西は密書にだまされて梓元が危険だと思って独断で援軍を連れて梓元のところへ向かったけど梓元は全然元気で…。このときは、洛銘西…気持ちは分かるけど、何で!!って悔しくてたまりませんでした。駆け付けて貰えなかった安寧が可哀想で可哀想で…(涙)。ちょっと洛銘西が嫌いになってしまったくらいです。でも、実は安寧から梓元を助けに行ってと言われていたんですね。このことを知って気持ちが救われました。この件で洛銘西が死罪になったとき、まさか本当に亡くなったかと不安になりましたが、やっぱり韓燁は殺してなくてホッとしました。
琳琅が洛銘西をかばって亡くなったシーン、そしてその後、洛銘西が琳琅のいなくなった翎湘楼の中で寂しそうに過ごすシーンは心打たれました。洛銘西はいなくなって初めて琳琅の存在の大きさを思い知ったようでしたね。
洛銘西は体が弱くて、死が遠からず待っているのが分かっているせいで梓元へ想いをぶつけることができず…。傍で梓元と韓燁の心が通っていく姿を見守るしかない切ないキャラでした。でも穏やかな顔をして亡くなったのは、自分がやるべきことを果たした安堵感と琳琅の元へ…という気持ちからかな?と思いました。
ネタバレあり感想2
その他。任安楽が帝梓元だったことを明かし、帝家の謀反が濡れ衣だったことを皇帝に訴えたシーンは引き込まれました。8万の英霊の名が記された書物を皇太后が踏んで歩いて行ったシーンは唖然としました。
10年間、帝梓元として寺に幽閉されていた帝承恩は可哀想でしたね。10年間自由を奪われた、私は誰?と叫ぶ彼女の姿は胸が痛みました。
温朔が帝梓元の弟だったと分かったときはビックリ!!韓燁が10年前、そんな工面をして弟を守って、自分の傍で育ててくれていたなんて。その行動に凄く感動しました。
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