《蒼蘭訣(そうらんけつ)~エターナル・ラブ~》感想(ネタバレなし/あり)胸キュンと切なさ盛り沢山な神仙ラブストーリー

神仙,ファンタジー,ロマンス系

蒼蘭訣(そうらんけつ)~エターナル・ラブ~(2022 全36話 原題:苍兰诀)4.0

(キャスト)ワン・ホーディ、ユー・シューシン、ジャン・リンホー、リー・イートン、他

※1話あらすじとキャスト紹介はこちらです。

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ネタバレなし感想

映像が派手でダイナミック!イケメン多くて展開も盛りだくさんで楽しめました。全36話って中国ドラマにしては短いですが、それにしては内容が濃くて凄いなと思いました。(よくある全58話くらいの大作と比べると、少~しだけ物足りなく感じた部分はあったけど)。

キャストも良かったです。東方青蒼のちょっと悪い感じがワン・ホーディに似合ってると思いました(笑)。男2番手・長コウは甘顔イケメンのジャン・リンホー君。私は男主役と男2番手をここまでイケメンで揃えてくれるドラマ、大好きです(笑)。(たまに男2番手が脇役レベル?のドラマもあるので…。←酷い)。

胸キュンな恋愛部分もあれば切なすぎる展開もあり、全体的にバランスよく楽しめるドラマだと思いました。長編ドラマが苦手な人にもおススメです!

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ネタバレあり感想(前半)

※ネタバレしてます。ご注意ください。

小蘭花と東方青蒼が口づけで中身が入れ替わるというベタな?設定に、私はまず興味ひかれました(笑)。中身が戻った後も痛みや涙を共有するというのは意外でした。【お前は私のもの。どこへ行くときもお前はそばにいろ】こんなセリフを言いまくる東方青蒼。色々共有してるから監視のための言動でしたが「要は私に会うための口実なのね」と小蘭花が解釈するのは笑えました。

息蘭(しょくらん)族の術(同心呪)にかかっていた東方青蒼は自分を殺したければ小蘭花を殺せば済むという状態に。東方青蒼の最大の弱点が小蘭花というのは、乙女心をくすぐる設定だと思いました。

長コウの想い人が小蘭花だったのは驚き!最初の頃そっけなく見えたのに。(過去のこの二人の出会いや交流は断片的ではなくもっと詳しく見たかった)。兄に婚約者以外の女を想うことを咎められた長コウは小蘭花を試験の主席から外し…。「お前とあの者ども(天界の人々)は違う。お前のほうがずっと貴い。私にとってお前は己の命と同じように貴い」泣く小蘭花をこう言ってなぐさめた東方青蒼に感動しました。(二人は共有関係だから小蘭花=自分と思って言ったのもあるとは思うけど)。

私は東方青蒼は七情を断たなくても月族の復興を頑張れるんじゃ…?お父さんはあそこまで厳しくする必要ある…?(乳母殺したり、自分まで殺させたり)とかちょっと思ってしまいました。東方青蒼の悲しみや孤独が伝わってきて胸が痛かったけど、父に愛されていたと分かって良かったです。七情が復活して、笑顔の練習したり弟の肩を叩く東方青蒼は可愛かったです(笑)。

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ネタバレあり感想(中盤)

人間界で簫潤(※長コウ)と惋卿(わんけい)を恋愛仲にしようとする目的のなか、それぞれ小蘭花と東方青蒼が想われてしまうのが面白かったです。東方青蒼と簫潤が義兄弟になる展開も(笑)。灯籠を上げるとき【ずっとそばにいてほしい】と願う東方青蒼と【ずっとそばにはいられないけど、あなたには幸せでいてほしい】と願う小蘭花。小蘭花はまだそこまで東方青蒼を好きじゃないのかなと思って切なくなりました。

でもその後、長コウが仙界に帰ろうと言ったとき小蘭花は断り、告白されたときは【尊敬の愛で、本当の愛とは違う】と言い…。東方青蒼への想いに気づいてラブラブになる展開は嬉しくなりました。でもすぐあとに悲しい展開になりましたね。

小蘭花のつけている骨蘭(こつらん)に惋卿の血を入れられ元神が入ってしまい、惋卿がよみがえれば小蘭花が死ぬことに。愛する者を選べば10万の兵を復活できずに月族は滅び、月族を選べば愛する者を失うことになる東方青蒼。東方青蒼は小蘭花に冷たく当たっていて小蘭花が可哀想になりましたが、これは自分への愛が薄れれば骨蘭は壊れる、私を愛させぬことが小蘭花の命を救う唯一の手、だと東方青蒼が考えてのことだったのは切なすぎました。

月族と仙界の戦いが始まり、小蘭花は月族の兵を復活させるため自らを承影剣を刺し…。「嫌われてもあなたが好き」と東方青蒼に言い残して小蘭花が消えてしまったときは泣けました。

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ネタバレあり感想(後半)

蘇った小蘭花は記憶をなくしていた…と思いきや、やっぱり記憶はあったんですね。忘れたふりをしていたのは凶神・太歳(たいさい)を倒したら自分は死んでしまうから、東方青蒼を悲しませないためだったと。このドラマ、嘘は絶対つかないと約束してたけど、相手のことを思って嘘をつくというエピソードが多かったですね。

小蘭花はつい東方青蒼の口角を指で上げて笑顔にさせる行動をしてしまい、記憶を失っていないと東方青蒼は気づき…。この笑顔にする行動、今までに数回出てきましたが伏線だったんですね。上手いなと思いました。小蘭花の命簿を見て、太歳を倒すため自分の命を懸ける気だと知った東方青蒼は運命を変えられるのは自分だと決意し太歳の元へ。やっぱりこういう展開になるんだな…と東方青蒼の最後がどうなるのか心配になりました。

太歳を仙族と月族が三界のために力を合わせて倒そうとするのは感動的でした。でも太歳と東方青蒼は融合してしまっていて…。自らを殺せと言う東方青蒼に泣きながら小蘭花が攻撃したあと東方青蒼は消えてしまい…。序盤からなんとなくこういう最後なんだろうなと思っていましたが、やっぱり悲しかったです。でも500年後、東方青蒼は無事復活!復活するんだろうなとも思っていましたが(笑)一安心でした。良かったです!

その他

長コウが大怪我をしたとき、親友・容昊(ようこう)が自分の仙気をけずって助けてくれたのは感動しました。海市(かいし)主の悪い奴というだけではなく、幼い頃の不憫な境遇や死んでしまったのを実は師匠が助けてくれていたとか、なかなかキャラ造詣が深いと思いました。

容昊が太歳の言うことを聞かず、師匠の希望通り殺してあげて、そして自分も太歳にダメージを与えたあと師匠と共に死に…。この二人の師弟愛泣けました。

黒竜・觞阙(しょうけつ)の東方青蒼への忠誠ぶりも良かったですね。演じていた俳優さん、目が可愛いと思いました(笑)。結黎(けつれい)との恋愛模様も良かったです。

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