《成化十四年~都に咲く秘密~》感想!(ネタバレなし/あり)あらすじ・キャスト紹介も。熱いブロマンス古装劇!脇役も魅力的

武侠,ブロマンス,

あのジャッキー・チェンがプロデュースしたドラマ。中国耽美小説が原作のブロマンスものです。

成化十四年~都に咲く秘密~(2020年 全48話)4.0

(キャスト)グアンホン(官鴻)、フー・モンボー(傅孟柏)、リウ・ヤオユエン(劉耀元)、他

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《成化十四年~都に咲く秘密~》あらすじ

成化14年。都の推官である唐泛(とうはん)は優秀な官吏だったが、食道楽のため半月で棒禄が消える毎日。ある日、唐泛は町で武安候の長男・鄭誠(ていせい)に絡まれていた花売りの女性を助け、鄭誠と言い合いになる。その夜、鄭誠は妓楼の寝床で変死する。鄭誠は腹上死に見えたが不審な点があり、同じ部屋には妓楼の者ではない童女の遺体もあった。捜査を任された唐泛は童女の遺体を解剖した医者のもとへ行くと、童女は毒を飲まされていたうえ、男児だったことを知る。

一方、錦衣衛の隋州(ずいしゅう)は皇太子の学友・韓早(かんそう)が失踪した事件を捜査していた。昨日、韓早が乗った馬車が道中で起きた喧嘩のため動けず、その間に韓早が厠に行ったことを目撃者から聞く。その喧嘩は鄭誠と唐泛によるものだと知った隋州は、料理人に化けて食事中の唐泛の前に現れるが、唐泛は彼の手や佇まいを見て、料理人ではなく武官だと見抜き…。

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ネタバレなし感想

唐泛隋州の深い友情がとても良かったです。武術は一切できないけど推理力抜群で、美味しい食事を要求する唐泛と、武術と料理の腕がピカ一で料理作りが精神を保つ要素でもある隋州。お互い足りない部分を補うような本当に良いコンビでした。

主役の二人以外では宦官である汪植(おうしょく)が異色的で印象深かったです。宦官っておじさんが演じるイメージがあったんですが、このドラマの宦官・汪植は若いイケメン!主役二人とこの汪植の三人の関係性は、耽美小説原作のドラマだけあって気になりました(笑)

ちなみに私の場合、唐泛隋州は中盤くらいまでは【普通の仲間】といった印象だったかな。でも、中盤以降は「唐泛がヒロインすぎる!」とか「この必死さ、友情以上に見える!!」とか思うことが時々ありました(笑)

話としては、推官、錦衣衛、(皇帝の側近の)宦官、という違った立場の人物たちがそれぞれ協力したり反発したりしながら事件を解決していくのが面白かったです。恋愛エピソードは少なめでしたが、唐泛のお姉さん関連は感情を動かされました。終盤の【都を揺るがす大事件】は特にスリリングで、大事な人を守って必死に戦う姿は素敵だなと感動しました。

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ネタバレあり感想

(※ネタバレしてます。ご注意ください)

皇帝を守ろうとする勢力と、皇位を奪おうとする勢力の戦いって他のドラマでもそうですが面白いなと思いました。終盤、皇帝を守るため唐泛隋州別行動になるとき、隋州が無言で差し出した右手を唐泛が両手で包み込み「気を付けて」と言って、頷いて去る隋州。いつの間にかこんなに深い間柄になっていたんだなぁとしみじみしました。亡くなったドゥルラの件で二人の心が離れたりもしたけど(ドゥルラ…毒から回復できたのに…涙)色々なことがあるなか固い絆が出来上がっていったんですね。

隋州は戦闘で生き残ったトラウマを抱えているというのが人間味を感じました。(普段の渋い表情も良かった)武術もできず、捕らわれたり、気絶したりする唐泛を何度も必死に助けに行く姿は感動的で、爆発にやられ意識のない唐泛を見て隋州が号泣しそうになった(してたかな)シーンは本当に唐泛を大事に思っているんだなと心打たれました。

汪植は序盤に出てきた自分にそっくりの人物をここぞという場面で使いましたね。きっと終盤あたりの山場にこの似てる男を作戦で使うんだろうなと思っていたので、来た~~!!ってなりました(笑)汪植の側近・賈逵(かき)が裏切らなかったので一安心してたら、まさか丁容(ていよう)が裏切るとは!裏切りそうな顔してるけど裏切らないで働いてるなぁと感心してたのに(笑)でも、魔が差しただけかな?ラストに汪植が「有能な者だから殺すには惜しい」と言って、自分の栄転地に連れていくところはちょっと感動しました。

私は最初に汪植を見たとき、顔が悪役っぽいので(失礼)悪い奴なのかと思っていたらそうでもなくて意外でした。「孤独な人生だったが二人には感謝している」と唐泛隋州に頭を下げて城から去ったときは死を予感させたけど、助かって良かった。これ以外にも二人に対して芽生えた友情を不器用に言葉にするときがありましたが、そのへんも良かったです。

爆発兵器(博浪)は他のドラマにはなく個性的だと感じました。紫禁城へ向けて放たれた博浪を、捕らえていた弓矢の名手の助けを借りて遠方で爆発させて事なきを得るという作戦は、花火と共に爆発する博浪が的にも印象的でした。王憲と固安郡主が一緒に死のうとする姿は泣けました。小さい頃に約束した【空を飛ぶ】ということが、本当にあんなふうに叶うなんて…。

その他。医者の輩淮(はいかい)と唐泛のお姉さんの結ばれるまでの経緯、すごく良かったです。皆の協力であの酷い旦那に一泡吹かせたときはスッキリ!良い気分になりました。冬児(とうじ)も凄く良い子でしたね。記憶力抜群でかいがいしくて。終盤、碁石の配置を青歌に教えてしまったときは「ダメ~!!泣」ってなりましたが、まぁ終わりよければ全てよしかな(笑)皇帝を救おうとする貴妃(女性軍)も感動しました。ラスト、「皇帝と万民どちらかを選べ」という問いに万民を選んだ唐泛に対して、誤ってはいないと言い「朕の命も民の命も等しく尊いものであろう」と答えた皇帝は素晴らしいなと思いました。

全体的に。話は中盤からグッと面白くなった気がします。メインから脇役までキャラが魅力的で、捜査エピソードや皇帝暗殺計画などもハラハラして面白かったです。ブロマンス的な関係を想像しながら観るのも楽しかったです(笑)

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キャスト紹介

唐泛:グアンホン(官鴻)

食べることが大好きな推官。推理力は抜群だが武術はできない。演じるグアンホンのプロフィール他はこちら↓

隋州:フー・モンボー(傅孟柏)

料理上手な錦衣衛。無口で愛想のないタイプだが、面倒見は良い。演じるフー・モンボーのプロフィール他はこちら↓

汪植:リウ・ヤオユエン(劉耀元)

皇帝と貴妃に信頼されている宦官。演じるリウ・ヤオユエンのプロフィール他はこちら↓

1996年1月3日浙江省杭州生まれ 身長176cm 体重60kg 中国戯曲学院卒業

(出演ドラマ)侠探简不知(侠客探偵 簡不知)、了不起的裴千户、二十四味暖浮生、他

  • 2016年男子歌唱グループ【ZERO-G】加入後、芸能デビュー。色々な活動後、脱退を選択。
  • 2017年1月ドラマ《新龙门客栈》出演。
  • 2020年4月ドラマ《成化十四年》放送。主演二人と一緒に挿入歌《夜阑珊》を歌う。
  • 同年4月、《侠探简不知》放送。王小勺を演じる。

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