《驪妃(りひ)-The Song of Glory-》あらすじと感想(ネタバレなし/あり)キャスト紹介!陰謀と恋愛の予想外の展開と結末!

宮廷古装劇,恋愛と策略系

美女とおじさま(笑)の恋愛と策略もの。最終回は予想外の展開も!

驪妃(りひ)-The Song of Glory-(全53話 2019 原題:錦繍南歌)3.5

(キャスト)リー・チン、チン・ハオ、グー・ジアチェン、チー・ジー、他

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《驪妃(りひ)》あらすじ

舞坊で彭城(ほうじょう)王が酒を飲み楽しんでいると、五兵尚書・陸遠(りくえん)がやってくる。一緒に飲み始める二人。その頃、中央の広間で仮面の踊り子に扮した驪歌(りか)は親を殺した敵である彭城王の背中を見つめる。

その後、一緒に湯船につかる驪歌と仲間の少女・阿奴(あど)。【彭城王を殺したら民は幸せになって私たちも自由に】と阿奴は言う。このとき阿奴の腕輪を見た驪歌は「腕輪はあなたの産着から見つかったそうね。きっとご両親が残したのよ。腕輪を頼りに捜してみたら?」とすべてが終わった後のことを提案する。

孫太妃の誕生祝いの宴の日が来る。陸遠は舞を献上すると話し、赤い衣の踊り子たちが現れる。舞が始まる直前、踊り子たちは赤い衣を脱ぎ捨て黒衣装になり、矢を身構えて前方に放つ。驪歌は彭城王を狙うが、六弟・竟陵(きょうりょう)王がかばい、彼の背に矢が刺さる。

彭城王は「私の暗殺を企てるとは」と陸遠を捕らえて言う。「私は何も存じません。信じてください。私が奴らを斬り捨て、身の潔白を証明します」陸遠は弁解する。刺客と兵士たちが戦う中「一度だけ機会をやる。生け捕れ」と彭城王は陸遠に命じる。その後、刺客に追われた彭城王は配下と共に書庫に逃げ込むが火を放たれ、扉を外から抑えられ、書庫から出られなくなる。

一方、驪歌は陸遠に襲われ血を吐きながら逃げる。そこに息も絶え絶えの阿奴が現れ、驪歌の仮面と自分の仮面を交換する。阿奴は腕輪を驪歌に渡し「私の両親を捜して」と言い残し、驪歌の身代わりに陸遠のほうへ駆け出していき…。

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ネタバレなし感想

オープニング曲は素敵だし、雰囲気的に私の好き系のドラマだと思って観始めました。刺客として戦う驪歌が凛々しくて美しくて、演じるリー・チンはこういう役が本当に似合うなと思いました。

驪歌と彭城王、二人の出会いからお互いの立場を知るまでの中盤くらいまでが私は面白かったです。彭城王のキャラが出来すぎなくらい大人で優しかったですね。

後半、最終回は…泣けるシーンもあったけど、ちょっと「何で?」とか「こんな展開嫌だな」と思うことが多くて私は残念でした。

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ネタバレあり感想

ネタバレしてます。ご注意ください。

まずは最終回から。陛下は何で突然そんな勅命(驪歌の死刑)出してるの?結局撤回するなら最初からそんなの出さないで!!(怒)いや、撤回してくれたのはとてもありがたいことだけど、結果は変わらないなんて!!(涙)こんなラストありなの?私はドラマチックさも感動も感じず、ただただ唖然としてしまいました。(でも遺体はどこに?沈家の皆消えてたのに最後に現れて、あのときどこに行ってたの?驪歌の兄弟子・陳少巽(ちんしょうそん)たちはどこへ?)とにかくこんなラストは嫌でした。制作者の狙いは一体??

驪歌と彭城王がお互いの身分を知らないまま交流して好きになっていくのが良かったです。(驪歌はヒゲがついてたから彭城王だとわからなかったのかな?)。最初の頃は偶然出会いすぎでしたね(笑)。驪歌は彭城王を「おじさん」と呼んでいましたが、本当におじさんだから笑えました(笑)。(演じるチン・ハオは嫌いじゃない)

いつ驪歌は彭城王と気づくのか、親の敵だと分かったらこの二人の関係はどうなってしまうのかと怖かったです。22話の婚礼の日まで気づかないのには驚きました。(長い!)。驪歌に刺されても責めずに驪歌のことを考える彭城王は本当に良い人すぎました。毒で倒れるまで驪歌を助けようと手配して陸遠のところに行ったり、驪歌と合流後も何も責めないし、どうしてそんなに優しいの?と本当に驪歌と同様思いました。人間できすぎ!

終盤、竟陵王は彭城王が母親を殺したと思い込んで憎悪の念を向けましたが、これにはがっかりしました。今まで兄弟仲良く信頼し合ってきたのに、何で信じられないんだろう?でも驪歌と彭城王がそれを責めず【間違いに気づいて正したならそれでいい】と許して、本当に大人でした。

陸遠の妹・陸婉も間違ったことをしたけど、竟陵王は復讐したかった気持ちは自分も分かると言って、陸婉が牢から出られる日を待つと言ってたし【間違いに気づいて正したならそれでいい】っていうテーマのドラマだったのかな?と思いました。驪歌に死刑の勅命がだされたけど結局撤回されたし…。最終的には驪歌の行動が悔やまれます…。でも驪歌が朱雀盟の一員だったせいで非難を招き彭城王を苦しめるなら、勅命の撤回関係なく、彭城王の夢の新政を叶えるために驪歌はこの行動をとったんだろうなと思いました。

沈植(しんしょく)と子衿(こきん)の最期も悲しすぎだったし、不幸に終わるカップルと幸せに終わるカップルに分かれましたね。(幸せなカップルも身内を亡くしていて全てが幸せではないけど)

最終回は後味が悪くて、気持ちが沈みました。最後、驪歌の持っていた赤い札のついた風鈴を彭城王が木にぶら下げていましたね。これは驪歌を見つけたってことだと思いますが、どこかで意識をなくしたまま生きていて療養中という可能性もあるのかな?

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キャスト紹介

驪歌:リー・チン

刺客。親の仇である彭城王の暗殺を企んでいるが…。演じるリー・チンのプロフィール他はこちら↓

彭城王:チン・ハオ

挟女と交流する【おじさま】。演じるチン・ハオのプロフィール他はこちら↓

竟陵王:グー・ジアチェン

兄(彭城王)をかばって矢に射抜かれる正義感のある青年。演じるグー・ジアチェンのプロフィール他はこちら↓

沈植:リー・ホー

1988年7月30日遼寧省鞍山市生まれ AB型 身長189cm 北京電影学院卒業

(出演ドラマ)三嫁惹君心、奋斗吧,少年!、他

2008年《音楽夢想》という歌唱オーディション番組に参加し全国7強を獲得し、正式に芸能界入り。2010年湖南衛視の歌唱オーディション番組《快楽男声》で瀋陽市地区で20強、全国300強になる。同年【Road To Asia Day Day Up】中日国際オーディション大会で日本へレッスンに行く機会を得る。2011年RTA組合に加入し、アルバム《Road To Asia》をリリース。2013年RTA組合を脱退し、ソロ活動へ。2014年映画《黑月》出演。

沈楓:レン・ユンジエ

1996年3月20日山東省淄博市生まれ 身長187cm 中央戯劇学院卒業

(出演ドラマ)腾空之约、原来时光都记得、幸福一家人、他

2017年映画《我心雀跃》で芸能界入り。2019年ドラマ《男校豆腐店》で星鋭榜・芸術伝承盛典で 【伝承のスター】賞を獲得。

コメント

  1. 無限灯火 より:

    りひが死んでいたら、ラストの赤ちゃんを囲んでの皆、笑顔での家族団欒描写はおかしい。例えば、王や母だけは悲しい顔をして、亡きりひの思い出に浸るぐらいの演出はあるはず。それが全く無かった。
    毒を飲んだりひを薬剤師と弟子がすぐに解毒剤で助け、療養中で異国などで暮らしている。このドラマ、毒から解毒剤で助かるパターンがやたら出てくるので不思議な展開ではない。

    あと3年が意味深だが、りひが毒から完全に回復する意味なのかも。これに関しては良くわからない。

    ハッピーエンドで解釈したほうが、幸せ気分になれ健全だと思う。
    ただ人間は悲劇に浸りたい時もあるので、そう解釈するのも否定はしない。

    • 柚子(ゆず) 柚子(ゆず) より:

      コメントありがとうございます。毒から解毒剤で助かるパターン、けっこう出てきましたね。そう考えると本当にりひは生きているのかも…というか
      生きているってことだったんだなと改めて思いました。3年後に回復するってことかもしれませんね。
      一回観たときはアンハッピーエンドに感じてしまいましたが、色々考察して深く読み込むと実はハッピーエンドという
      作りこんだドラマだったんだなと思いました。