《紳士探偵L~魔都・上海の事件録~》の感想です。中華民国時代の上海を舞台にした中国版シャーロック・ホームズのようで、短めの話数でコンパクトに楽しめます。
紳士探偵L~魔都・上海の事件録~
警察学校を卒業したばかりの秦小曼(チン・シャオマン)は、憧れの上海へ。ところが、彼女が住処と決めたサリバン・アパートに着いた早々、銃声が轟く。同じアパートに住む不審な男は、署の特別顧問を務める名探偵だというのだ。しかも小曼は、その探偵――羅非(ルオ・フェイ)とタッグを組んで、ある行方不明事件の捜査をする羽目に…。
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紳士探偵L~魔都・上海の事件録~(2019)全24話(BS版40話)
バイ・ユー(白宇)、ヨウ・ジンルー(尤靖茹)、ジー・チェン(季晨)、ホー・ヨンション(何湧生)、ジャン・イー(張衣)、他
ネタバレなし感想
短編推理小説が集まったようなドラマだと思いました。(メインの登場人物などは全編同じ)1930年代の中華民国時代の上海を舞台に、登場人物の衣装や街並みが素敵で、オープニングの映像もオシャレでした。新米警官のヒロインとバイ・ユー演じる探偵ルオ・フェイがいくつかの殺人事件を解決していくなか、予想外の展開があったり、裏側に存在する黒幕に気づいたり…。このドラマは好きな人は好きなドラマかと思います。密室殺人の謎とかもあります。ちなみに恋愛面はないわけではないけど、そこまででもないかな。
私は最終話が一番面白い、盛り上がってる!とワクワク観ていたんですが、ラストの終わり方が消化不良な感じでした。ラストが違ったら評価ももっと上になったかなと思います。
ネタバレあり感想
ネタバレしてます。ご注意ください。
このドラマ、中国のサイトによると準備から放送まで5年ほど、脚本の研磨に3年以上かけたと書かれていましたが…それであのラスト!?と思ってしまいました。ドラマ鑑賞中、あのラストを観たときはてっきり【続編】があるとばかり思い、日本上陸してくれるかな?と心配していたら、なんと続編の存在すらないと知ったときは驚きました。バイ・ユーの出演ドラマリストにも載っていないし、色々中国語記事検索してもそれらしきものもなかったです。(今のところ制作予定もない様子。私の調べた範囲になりますが…)
本来はもっと長編の予定だったのかな?他の推理作品と類似している部分もあると言われてたようなのでその影響?分かりませんが…。あのラストのキャプテンの表情が謎だし(本当に抜け殻?)橋の上にいた皆はその後どうなったのか等々気になります。
その他。シャオルーの最期はショックでした。心療内科医フオには色々驚かされました。第一印象で「悪そう」とは思いましたが(笑)まさか第二のキャプテンを狙ってたとは。最終話の爆破の時にはシャオマン達の命にヒヤッとしました。キャラや舞台設定など魅力的だったのでもっと話数多めにキャプテンとフオ先生の謎やその後などもハッキリ描いてほしかったなと思いました。
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